金沢星陵大学女子短期大学部

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【信川ゼミ】『信川ゼミの企業探訪 #7』

2019.03.08

信川ゼミでは、企業や個人の考え方、それを取り巻く環境などから、「自分らしい働き方」とは何かを深く考えていきます。そこで、ゼミ生のみで企業を訪ねてヒアリング調査を行い、人的資源管理に関する施策やキャリア開発等についての理解を深めます。またこの活動は、ゼミ生が自ら責任をもって行うことにより、社会人としての責任・社会常識・ホスピタリティ精神・ビジネス対話力などを実践し成長させることも目指しています。

<企業探訪の流れ>
  1. グループに分かれ、訪問調査する企業を選定
  2. 自分たちの調査項目(経営方針や人事管理など)を決定し、他社比較など事前研究
  3. 企業にアポイントメントを取り事前資料を送付後、実際に訪問しヒアリング調査を実施
  4. 調査結果をまとめ、企業へ御礼状を送付
  5. ゼミ報告会を実施し、人的資源管理の施策や個人キャリアについて討議

金沢ターミナル開発株式会社

私たちがいつも利用する金沢駅は、北陸新幹線開業の影響もあり日本人観光客、外国人観光客ともに増加しています。

駅中にあるショッピング街「Rinto」や「あんと」を運営している企業は、新幹線開業後、どのような対策をされているのだろうかという疑問を持ち、金沢ターミナル開発株式会社を調べることにしました。

企業調査報告書

<企業について>
金沢では北陸新幹線開業後、特に欧州・北米・オセアニア6地域の英語圏からの外国人観光客も増加しています。これまでの大半を占めていた中国・台湾などのアジア圏の観光客と合わせ、インバウンドの幅が広がっています。金沢ターミナル開発株式会社では、すでに、国外口座が扱えるATMの設置や、四ヶ国語表記したパンフレットの用意やホームページの開設などを行っていました。また、一部の店舗では外国人従業員の導入も始まっていて、幅広い外国人層に対応していると感じました。このように、北陸新幹線開業効果を高めるために、日本人観光客だけでなく、外国人客にも対応するための興味深い様々な施策を進めていらっしゃいます。
 
<私たちの注目点>
金沢では北陸新幹線開業後、観光客の急増に伴い、ホテルの客室数が足りない事態も発生し、金沢駅周辺のホテル建設ラッシュが話題となっています。私たちは、今後更に、未開通である新大阪駅まで北陸新幹線が開通したとすると、商業施設や宿泊施設、観光地、交通機関が連携をより強固にして、観光客対策を立てる必要があるのではないかと考えました。金沢ターミナル開発株式会社では、すでに、周辺施設と共に「金沢を盛り上げよう」という考えのもと、一斉バーゲンや金沢ハロウィンなどでも協力しています。駅中から金沢市内への観光や買い物の回遊性をよりスムーズにするために、周辺企業との連携が実行されていました。私たちは「ホテル・交通・ショッピング」で使えるような共通クーポンなども実現できれば各所の更なる増収が見込めるのではないかと考察しました。
 
<まとめ>
今回の訪問調査を終えて、私たちは、金沢ターミナル開発株式会社が「B to C」と「B to B」の企業であると感じました。自社とテナントや他企業がつながっていない“点”同士ではなく、それぞれを繋いで“面”として捉え、その“面”を有効活用するための連携施策を実行されていました。外国人を含めた観光客に対する充実したサービスの実行はもちろんですが、他企業とともに協力体制を図り、信頼関係を築き連携することで企業成長を目指されている企業であると思いました。今回の結果を踏まえて、このような企業では、どんな資質の人材が必要とされるのか、また社員教育の特徴なども捉えて、今後のゼミの研究に生かしていきたいと思います。

探訪を終えて

経営実務科1年次 R.Iさん(石川県 星稜高等学校出身)
今回、ゼミ活動の中で企業の訪問調査を行い、自分の将来に活かすことができる学びがあったと感じました。訪問調査での心残りは、企業の方々に質問をしていく中で、事前に用意した質問の内容だけではなく、質問の答えからさらに話を広げることができたのではないかということです。しかし、ゼミの中で実際に企業について深く調べ、自分の足で企業へと行くという経験は、自らの考え方や今後の就職活動に影響を与える貴重なものとなりました。この経験を自分の中に吸収して、2年次のゼミ活動にも繋げていきたいと思います。
 
経営実務科1年次 M.Kさん(石川県 星稜高等学校出身)
金沢ターミナル開発株式会社の方々にお話を伺った際、石川県出身ではないにも関わらず、石川の魅力について誇らしく語られる場面が多々ありました。私はそこがとても素敵だと感じました。なぜなら、自ら感じた石川の魅力を、仕事を通してその魅力について知らない人々へ発信されていたからです。私は、どのような業界でも自社が顧客に提供するモノあるいはコトにおいて、誇りと自信を持っていることは、働く上でとても大切なことではないかと考えています。その誇りと自信は品質やサービスの向上にもなりますし、何より顧客にも伝わるはずです。このように顧客との信頼関係を築き上げることが、企業の成長に繋がるのだと思います。今回の訪問調査により、そのことを実感することができました。