金沢星陵大学女子短期大学部

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【ゼミナール】鎌倉文学散歩(山田ゼミナール)

2019.12.02

11月26日(火)
山田ゼミナールの学生は、早稲田大学での交流の翌日、鎌倉を訪れました。1年次のプレゼミナールで輪読した小説、小川糸『ツバキ文具店』(幻冬舎、2016)の舞台となった場所です。プレゼミナールでは「どのようなことが書かれているか」を読み取るだけでなく「どのように書かれているか」ということに注目して本書を読み味わいました。作者の表現の工夫に着目する読み方は、現在行っているゼミナールでの研究の基礎になっています。

藤沢駅から江ノ電に乗り、江の島や七里ヶ浜を眺め、鎌倉文学館に移動しました。鎌倉文学館は旧前田侯爵家の別邸ということで、金沢との縁を感じつつ、ゼミ生全員で文学の教養を高めました。その後、グループごとに『ツバキ文具店』ゆかりの場所をめぐりました。『ツバキ文具店』はフィクションでありながら、鎌倉に実在する場所が多く登場する作品です。ゼミ生は、思い思いの場所を訪れ、主人公鳩子の心情をたどっていました。

『ツバキ文具店』の小説世界を体感したことによって、この作品がゼミ生にとって特別な一冊になり、今日という日が短大時代のかけがえのない1ページになったとしたら、本当にうれしいことだと思います。
担当教員より

参加学生のコメント

経営実務科 2年次 S・Kさん(石川県 金沢伏見高等学校出身)
『ツバキ文具店』に出てきた神奈川県立近代美術館に立ち寄りました。主人公の鳩子が訪れた際、霧雨が降っていましたが、私たちが行ったときも雨が降りそうで曇っていました。少し似た風景が見ることができたのかなと思いました。建物内には入らなかったものの、鳩子が行った喫茶店(カフェ)を見かけました。外から見てもわかるおしゃれさでした。鳩子がカフェで、手紙に書きたいことがあふれ出したのもわかる気がしました。本を読んで本の中に出てくる人たちが訪れた場所に実際に行くのは初めてでしたが、登場人物たちの心情と実際に自分で訪れて思うものと比べられて、面白いと思いました。思い出に残る旅行になりました。

経営実務科 2年次 N・Kさん(石川県 金沢学院高等学校出身)
鎌倉文学館にはオリンピックと文学者の繋がりについて調べてあるスペースや有名な文学者たちの作品がありました。私が特にすごいと感じたのは鎌倉周辺の立体模型です。とても細かく作られていました。 文学館を出てから、私たちは『ツバキ文具店』に登場した鶴岡八幡宮に向かいました。たくさんの観光客や外国の方がいて、とてもにぎわっていました。境内には主人公鳩子の名前の由来となったハトが沢山いました。 今回のフィールドワークを通して初めて鎌倉に行き、鎌倉のことを沢山知ることができ、とてもいい経験ができました。
経営実務科 2年次 Y・Nさん(石川県 星稜高等学校出身)
グループで鎌倉を散策しました。気温が低く、肌寒い時もありましたが、そのおかげでゼミナールのメンバーと仲を深めることもできました。『ツバキ文具店』のゆかりの場所やお寺など行きたい場所にたくさん行けたので良かったです。山田先生の提案で江ノ電に乗れたのが嬉しく、印象に残っています。江ノ島に行けなかったので、またいつか鎌倉に来た時には行きたいと思います。とても楽しかったです。

経営実務科 2年次 R・Sさん(富山県 志貴野高等学校出身)
小説『ツバキ文具店』に登場した場所に行き、作者がどんなことを思って書いていたのか考えながら見てまわることができました。その後、 鶴岡八幡宮に行きました。建物に近づいていくと大きさに圧倒されました。また鎌倉駅の近くの小町通りで買い物をしたり食べ歩きをしたりしました。いろいろな体験をして、おいしい食べ物もたくさん食べられて嬉しかったです。最初は知らない場所に行くのが不安だったけれど、新しいことやものを発見していくたびに楽しくなっていきました。最後は、不安なんかなかったかのように、ゼミ旅行を思いっきり楽しむことができました。ゼミのみんなとも協力し合い楽しいゼミ旅行になりました。

経営実務科 2年次 Y・Oさん(石川県 金沢商業高等学校出身)
鎌倉文学館では、鎌倉にゆかりのある文学者の川端康成や夏目漱石などの直筆の原稿や愛用品を見ることができ、とても貴重な経験をすることができて良かったと思います。『ツバキ文具店』に登場した鶴岡八幡宮を訪れた際には広い敷地と立派な建物を見てとても感動しました。本で読んだ情景を実際に見て、そのときの登場人物の気持ちや見た景色をより鮮明に思い描くことができ、楽しかったです。また、鎌倉で有名な生しらす丼がとても美味しかったのでまた行きたいと思いました。
経営実務科 2年次 R・Kさん(富山県 高岡第一高等学校出身)
鎌倉駅の近くにある小町通りという場所に行き、食べ歩きをしました。お昼はしらすを使った料理を食べました。とれたてのしらすは新鮮で美味しかったです。班のみんなそれぞれの役割を果たしていたと思います。一泊二日のゼミ旅行でとても濃い時間を過ごせたと思います。この思い出を忘れず、卒業して会えなくなってもゼミ旅行や学校生活で過ごしてできた思い出をずっと大切にしていきたいと思います。ゼミ旅行とても楽しかったです。残りの学校生活存分に楽しみたいと思います。