金沢星陵大学女子短期大学部

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【ゼミナール】地元に寄り添うカフェ経営の現場を見学しました(手塚ゼミ)

2021.05.31

4月26日(月)

手塚ゼミナールの学生が、金沢百番街にある「ツナグカフェ」に取材に行きました。

「ツナグカフェ」は、株式会社メープルハウスが運営しており、今回の訪問に際し、販売部部長の川面遊介様が星短学生のために業務の合間を縫って、「カフェ経営」「飲食店経営」のお話をしていただくために駆けつけてくださいました。

メープルハウスでは、いくつもの飲食店を展開しているにも関わらず、一つ一つのお店に地域ならではのオリジナリティがあることや、季節や行事といった日本ならではの文化を大切にする経営を行っているなどのお話を聞くことができました。金沢駅は、観光客も大勢利用することから、加賀野菜をさりげなく演出した外壁になっており、カフェ経営にはそうした細かい工夫が必要であることも学ぶことができました。
今回は、新型コロナ感染リスクが拡大する中、お店の方で衛生対策を万全に整えたうえで、学外授業を受け入れてくださいました。

参加学生のコメント

経営実務科 2年次 K・Mさん(富山県 南砺福野高等学校出身)
今回のお話を聞いて、経営の立場からお店を見るという事について深く知ることができました。特に印象に残っているのは、人の上に立つような店長の立場になると、お店の売り上げや数字を結果を出すことも大事だけれど、アルバイトなどの従業員をどのようにやる気にさせて動かすかも大事になるという点です。私も学校行事で責任ある役職を任せられた経験がありますが、みんなと一緒にどう動くかしか考えたことがなかったので、実際に働くとなると違って見えるものだと思いました。また、SNSの話も非常に印象に残っています。SNSは良い使い道にもなりますが、これからずっと形に残ってしまうので簡単には使いこなせないというお話を聞いて、SNSの使い方の大切さを感じました。

経営実務科 2年次 K・Sさん(石川県 輪島高等学校出身)
「ツナグカフェ」は、金沢市内の老舗フルーツパーラーで修業を積んだ社長の経験や技術が活かされて展開に繋がったのだと知りました。県内では現在11店舗のお店を営業しており、それぞれの立地条件や地域のお客様の特徴に合わせた店舗独自のレイアウト・空間づくりを意識されていることが分かりました。さらには、「サクサクシュー」という商品を使ったFC展開、店の厨房の導線の整理を行うなど、作業の効率化においても工夫がなされているのが印象的でした。今回の調査で、カフェ経営にはお店の外観やメニューの季節感など、見た目を重視した商品・店舗づくりが必要不可欠だということを認識し、貴重なお話を伺うことができたので良かったです。
経営実務科 2年次 O・Yさん(富山県 富山いずみ高等学校出身)
そのカフェを作った方の想いやこだわり、工夫していることなど、たくさんの努力があって1つの店になっていることが分かり、とても勉強になりました。カフェに行くときは空間や使用している食材など細かい部分にも着目してそのお店を楽しみたいと思いました。

経営実務科 2年次 T・Mさん(石川県 羽咋高等学校出身)
ツナグカフェは、その場に合った店舗作りやメニュー作りをしていることが分かりました。一つのお店で全てのアニバーサリーができるという点が素敵だと思いました。私は毎年誕生日にメープルハウス様のケーキを食べるので、経営に関するお話を聞くことができてよかったです。
経営実務科 2年次 G・Nさん(富山県 呉羽高等学校出身)
SNS映えを意識した新メニューを考案することも大切ですが、それが逆に悪い方向に影響してしまうかもしれないという異なった目線からも考えてメニューや方針を決める必要があるのだとあらためて知ることができました。また、季節感やアニバーサリーを大切にし、石川の魅力である加賀野菜も時期に応じた物を仕入れてメニューに取り入れていると聞き、県の特色に寄り添う企業だと感じました。しかし、あくまで個人経営でなく企業という立場であるからこそ、一存で企画を遂行することはできないことは、さらなる工夫を施したいとなった場合に難点となる場合もあるのではないかと感じました。