そんな雰囲気をつくられているホテルスタッフには、若い女性も多く、親しみを感じる笑顔で応対してくださる姿が印象的でした。 菊田営業マネージャーの話からも、スタッフ同士のコミュニケーションの良さが伝わってきます。「お客さまのことを知る」「スタッフのことを知る」というシンプルで奥の深い取り組みを通して日々の仕事に励む姿勢が、質の高いおもてなしにつながっていると言っても過言ではありません。

菊田営業マネージャーは、年齢差がある若いスタッフにも積極的に声をかけているとのことでした。若い人たちの話にも参加できるよう、「鬼滅の刃」を読むなどもされたそうです。

ゼミのテーマは「リーダーシップとフォロワーシップの事例研究」です。「Afterコロナ」に備えて組織力を維持、向上させるためには、強い信念を持つリーダーのもと、共鳴するスタッフ（フォロワー）が支える環境づくりの大切さを学べた一日でした。

現場の空気感やスタッフの情熱は、その場所に行くことで伝わってきます。常に折り目正しい接客が必ずしもお客さまから評価されるわけではありません。かえってお客さまを緊張させてしまう側面もあります。
スタッフ同士のコミュニケーションの良さは、チームワークづくりの基本となるものです。「下から上」ではなく、「上から下」、つまり役職上位者から歩み寄るコミュニケーションが大切なのですね。

金沢彩の庭ホテルのスタッフの皆さま、今回もまた勉強になりました。本当にありがとうございました。