オオムネ   ヨウ
部門ブモン 経済ケイザイ経営ケイエイ部門ブモン
研究ケンキュウ代表者ダイヒョウシャ 経済ケイザイ学部ガクブジュン教授キョウジュ 木村キムラ 正信マサノブ
研究ケンキュウ期間キカン 2009-2010年度ネンド(2ヵネン
テーマ 日本の地方自治体における外資誘致に関する研究
目的モクテキ  本研究の目的は,外資企業による対内直接投資の誘致をめぐる各地方自治体(石川県を含む)の取組みについて調査し,外資の誘致が地域の利益,国益にかなっているのか,あるいはむしろ外資の規制が地域の利益,国益にかなっているのか,その是非について研究することである.外資誘致と外資規制の問題は複合的であり,ここでは我が国経済と地域経済への技術移転,産業政策の3つの角度から,経済理論・実証研究に基づいて検討する.
設定セッテイ理由リユウ  我が国では,外資誘致獲得競争に大きく出遅れている.外資の優れた経営資源や高い生産性が地域経済を活性化させるという期待から,多くの自治体では,付加価値の高い企業を世界から呼び込むための努力を行っている.一方で,マイナス面も数多く指摘されている.外資は,その収益や我が国の持つ高い技術力の多くを本国へ流出させてしまうのではないかという懸念もある.したがって,そのプラス面とマイナス面を評価することは非常に意義がある.
協力者キョウリョクシャ機関キカン分担ブンタン計画ケイカク  金沢星稜大学経済学部の木村正信(准教授),金沢星稜大学経済学部の隅田和人(准教授),拓殖大学政経学部の茂木創(准教授)の3名の研究者による共同研究を行う.木村と茂木が日本の地方自治体の外資企業誘致の現状について調査し,そして外資企業の誘致政策が技術移転などを通じ地域活性化にいかなる影響を与えるのかについて理論モデル分析を行う.
 そして,木村と隅田が我が国における外資企業の直接投資による技術のスピルオーバーが,プラスに働いているのか,あるいはマイナスに働いているのかについて,データを用いた実証研究を行う.
 
  地方自治体の外資誘致の現状に関する調査 木村 茂木
  外資誘致に関する理論研究 木村 茂木
  外資誘致に関する実証研究 木村 隅田
期待キタイ効果コウカ  外資企業の誘致には,優れた技術を世界から呼び込むことができる反面,外資企業が獲得した所得や,我が国の技術力,研究開発力を海外へ流出させるという懸念も指摘されている.外資を積極的に誘致すべきか,規制すべきかについては,非常に意見が分かれている.近年の我が国においては,積極的誘致から規制の強化に政策が転換されつつあるようである.本研究では,外資に対する規制と誘致をめぐる自治体の現状と取組みについて調査し,外資誘致が日本への技術移転を促進させたのか,あるいはむしろ海外に流出させてしまったのか,理論・実証分析に基づいて結論を導く.本研究の結果が,地方自治体による産業政策の決定を行う際の判断材料の一つとなることが期待される.
研究ケンキュウ成果セイカ
公開コウカイ計画ケイカク
日本経済学会,日本マクロエンジニアリング学会経済工学会,日本国際経済学会などで中間報告を行い,広く学会員からの意見を参考にする.また,最終的研究成果は,日本マクロエンジニアリング学会のマクロシンポジウムなどで報告を行う.また,査読雑誌(予定『マクロレヴュー』(日本マクロエンジニアリングの機関誌),『THE INTERNATIONAL ECONOMY』(日本国際経済学会の機関誌)など)に投稿し,学術的評価を受ける.また,本学の総合研究所,拓殖大学政経学部などにおける研究会でも,中間報告,最終報告を行う.