今だから、自分らしく生きる

STUDENT INTERVIEW

留学したことで再発見できた
日本の魅力や素晴らしさを、
多くの人に伝えていきたい。

K・Yさん3年次(2021年度時点)
金沢桜丘高等学校出身

留学先のオーストラリアでは英語をどのように身に付けましたか?

英語を使わなければいけない状況に身を置くと人は慣れていくものだと、実際の留学先で実感しました。初日から日本に帰りたいと思ったほど、聞くことも話すことも全然上手くいかなくて。そんな私の背中を押してくれたのは「最初から上手く話せる人なんていないし、センテンスになっていなくても話そうとする姿勢が大切だよ」と笑顔で声をかけてくれたインド人の寮生の言葉です。大事なのは文法や語順ではなく、伝えようとする気持ち。単語を繋ぎジェスチャーを使ってコミュニケーションを取るうちに、スラスラと英文で話せるようになり、「前より上達しているよ!」と言われた時は素直に嬉しかったですね。

留学中に新型コロナが流行。現地の様子とその時の気持ちを教えてください。

留学して2ヵ月が経った頃、世界中で新型コロナが流行し始め、次第にオーストラリアにもその波が押し寄せてきました。現地では自分は外国人。とりわけアジア出身者への風当たりが強い中で、「もし感染してしまったら」という恐怖と、「まだオーストラリアに残っていたい」という気持ちが半々でした。予定していた6ヵ月間を過ごすことはできませんでしたが、世界がコロナ禍に巻き込まれていく過程を異国の地で目の当たりにしたことはすごい経験だったと思います。オーストラリアでもトイレットペーパーやアルコールがお店から無くなった光景を見て、通常の留学では気づけないその国の多面的な部分にも触れることができました。

オーストラリアから帰国後、オンライン留学で中国語を学習。そのきっかけを教えてください。

現地の友人の笑顔や、オーストラリアの海の美しさなどの情景が頭に浮かんできて、帰りの飛行機の中でボロボロ泣いちゃって。ただ、帰国後は気持ちを切り替えて中国語のオンライン留学に応募。というのも、オーストラリアで中国人留学生に中国語を教えてもらったり、帰国後にゼミの先生とビデオ通話を使って中国語を話す練習をしていたためです。会話スキルの習得が目的だったため、中国語特有の声調(四声)や発音の基礎から学び、アプリを使って現地の先生に録音したデータを送って指導を受ける流れで学習しました。5ヵ月間丁寧に学んだ結果、自己紹介やちょっとしたコミュニケーションが取れるようになりました。

将来の夢や目標、今後取り組みたいことを教えてください。

コロナ禍に突入した年は、私にとって20代最初の記念すべき年。そんな特別な一年をほとんど有意義に過ごせなかったことを悔やんでいます。その反省もふまえて、今やってみたいと思うことは先延ばしにしないと決めました。例えば、高校生の頃から続けている弓道で昇段することや、最近のマイブームの野鳥観察など。留学に行き日本を初めて外から見ることで、日本の良さや魅力を再発見できたので、これからは日本各地を周ってみたいとも思っています。将来的には地元に貢献できるような仕事に就きたいと考えているので、今はこの夢をより具体的な形にすべく身近な地域についても調べ、知見を深めていきたいですね。