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SUBJECT

社会を見渡し、
将来に向けて
「多文化的な問い」
を深める

科目

Japanese Studies/
日本文化論

門前 斐紀 講師

Japanese Studies/日本文化論

「Japanese」という言葉にどのような印象がありますか?本授業は、日本の思考様式、人間関係、自然観などの 特色について、いくつかの文献をもとに考察します。講読テキストは、近世の伝来以降広く親しまれている禅仏教 の絵解き本『十牛図』と、禅を基軸として近代日本思想の一大ネットワークを築いた「京都学派」の論考です。前半は、『十牛図』附録の漢詩の英訳と邦訳、挿絵を鑑賞し、グループで英語のアレンジ版を制作します。その後、 石川県⻄田幾多郎記念哲学館を訪問し、京都学派を代表する哲学者・⻄田幾多郎(1870〜1945年)の思想と生 涯に触れ、後半の授業では主著『善の研究』(1911年)を、英訳を参照しながら読み解きます。

授業の魅力やポイント

この授業では、日本文化形成のベースとなってきた近世・ 近代日本の思想や哲学を紹介します。これまでの思考の枠 組みを知ることは、これからの課題や可能性の洞察につながります。