大切なのは留学前に目標を立て、
それを見失わないこと

人文学部国際文化学科2年次I.Wさん
留学先ビサヤ大学付属語学学校(フィリピン)

なぜその国、その大学を選びましたか?

私がビサヤ大学付属語学学校を選んだ理由は3つあります。1つ目はマンツーマンクラスです。英語を上達させるにはとにかく話すことが大切だと考えていたので、先生と一対一で会話する機会が多いビサヤ大学を選びました。次に、セブ島は日本と比べると物、食べ物、サービスの値段が安いので、勉強のみならずプライベートな活動も充実させられるという点です。そして、最後の理由は発展途上国の文化と暮らしを自分の目で確かめたかったからです。

現地での生活はどうでしたか?(留学中のエピソードを教えてください)

3月の終わりから8月4日までセブ島に留学していたのですが、暑いとはいえ晴れの日が多く過ごしやすかったように思います。私の一日のスケジュールは7時40分から夕方5時までは授業で、放課後は自習をし、勉強に疲れたら寮のジムに行って筋トレや趣味のダンスの練習をするという流れでした。土日祝日は友達と外へ遊びに行くことが多かったですが、治安も想像していたよりずっと良く、安心して遠出することができました。また、他国の学生と苦楽を共にすることで、彼らの国民性を垣間見ることができ、自分の中にある物事に対する考え方も変わったと思います。月に一度、催される小学校へのボランティア活動では、現地の子供たちと触れ合い、交流を深めることができました。この時は英語よりも、ダンスが役に立ったことを鮮明に覚えています。他国の人たちと仲良くなるには、自分の特技を出し惜しみすることなく披露するのがいいと思います。

留学先の大学での授業はどんな雰囲気でしたか?

授業は一コマ50分で、5~7人程度のグループクラスとマンツーマンクラスを軸に構成されます。マンツーマンクラスでは会話を中心に教科書に沿って文法や単語を勉強していきます。私は先生に頼んで教科書ではなく、他の難しいテキストを使った授業にしてもらうことが多かったですが、臨機応変に対応してくれる先生が多いのでとても助かりました。グループクラスでは、自分の伸ばしたい能力に合わせて授業を選択することができるので、常に新しい刺激を得ることができると感じました。
私は一時期、英語圏の学校の授業にあこがれを抱く時期がありました。なぜならこの学校に通う多くの学生が英語を流暢に話すことができなかったからです。ときにコミュニケーションを取ることが難しく、グループクラスで彼らの英語を聞くのが辛いと感じることがありました。しかし、私は自分が愚かであることに気づきました。社会に出たときには、英語を使って話す相手が常にネイティブだとは限りません。第二言語に英語を選んだ人同士で話す機会も多くあると思います。グループクラスはノンネイティブ同士が英語でコミュニケーションする良いチャンスだと思うようになりました。それからは、積極的に授業で発言するようにして、リスニングも相手の意図をくみ取りながら、「自分ならどう表現するだろうか。」と考えながら過ごすようになりました。

留学を経験して得られたものは何ですか?

それは「自信」です。私はセブに行く前に3つの目標を立てていました。英語、ダンス、決断力の3つのスキルを磨くことです。英語に関しては、私が受講していたビサヤ大学のコースでは、月に一度TOEICテストを受けなければいけません。テスト後には4技能のスコアが記載された紙がもらえます。最後のテストでは来た時より200点近くスコアが伸びたことで自信がつきました。ダンスは時間のあるときはいつも寮のジムにある大きな鏡の前で踊って練習していました。発表の機会を先生がくれたので友達に披露することもできました。人に見せることができたことは貴重な経験であり、成長につながったと思います。実を言うと決断力にかけることが私の大きな悩みの一つでした。留学中は本当に色々な経験をして、自分の人生を振り返ることが多かったです。そのことが自分を客観的に見つめなおすことに繋がり、最終的に自信をもって決断を下せるようになりました。留学したおかげで、自分に正直に生きることが、これまでよりも簡単にできるようになりました。そして目標を達成した自信から今はあらゆる物事に対して余裕をもって取り組めるようになったと思います。

留学を考えている方、迷われている方にメッセージをお願いします。

多くの人にとって「留学」は魅力的なものであると思います。異国の地で、他国の人々と交流し、問題があれば自力で解決していく。そうして得た経験、知恵、友達は「一生のもの」になると思います。だからこそ私は皆さんに、下調べをしっかりと行うこと、目標を立てること、目標を見失わないことを強く望みます。一番してほしくない思い違いは「留学すれば英語ができるようになる。」ということです。留学へ行っても努力しなければ話せるようにならないし、聞き取ることもできず、テストのスコアも上がりません。自分の目標を達成するためにベストな国をしっかり調べて選んでください。分からないことは、ネットの情報や本だけに頼らず、先生、スタッフ、先輩、たくさんの人に聞いてください。私はあせらずにしっかりと調べたうえで、自分が本当に魅かれる国に行きたいタイミングで行くのがいい留学への第一歩だと信じています。

さあ、世界に学ぼう