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【留学】「トビタテ!留学JAPAN」に参加した学生の成果報告会が行われました

2018年07月10日 国際交流

トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」は、文部科学省が2014年にスタートした、官民協働で取り組む海外留学支援制度で、2020年までの7年間で、約1万人の派遣留学生を送り出すプログラムです。
このプログラムのひとつである「地域人材コース」に応募し採用された、人間科学部スポーツ学科4年次 T・Kさん(石川県 星稜高等学校出身)が、帰国後学内で報告会を行いました。現地での活動を振り返るとともに、今後の展望についても語るT・Kさんのレポートを紹介します。

Athlete Village Ishikawa 石川県から海外アスリートに向けたスポーツ留学プログラム実現に向けて

現在、世界に羽ばたく日本人アスリートは増え続けています。世界中のアスリートが今、スポーツ留学に関心を抱いている一方で、日本を拠点に活動する海外アスリートは少ない現状です。
私は、石川県から世界を対象に、スポーツ留学プログラムを打ち出したいと思っており、この「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」に応募しました。海外選手のためのスポーツ留学実現化を目指し、オーストラリアでオリンピックに並ぶ世界的メガスポーツイベントを2つ視察し、クロスゴルフアカデミーでのインターンシップを経験しました。

クロスゴルフアカデミーでのインターンシップから感じたスポーツ留学の現状

クロスゴルフアカデミーでのインターンシップを通して、スポーツ留学の現状を把握し、各国の選手のスポーツ留学へのニーズと、事業拡大に向けてのポイントを吸収することに専念しました。
今回、主に広報関係を担当し、WebページやSNSの更新、Webページへのライブチャットシステムの導入などを行いました。
過去のスポーツ留学生の流入元を辿ると、Webページ等インターネットから7割を超えることから、スポーツ留学にとって、インターネットによる集客が非常に効果のあるものだと改めて認識しました。
インターンシップを通して、海外アスリートのスポーツ留学受け入れ実現がゴールではないということ、スポーツ教育として選手を育てていく一方で、選手たちの環境整備だけでなく、スポーツ留学事業を維持、拡大していくことが最も難しく、最も重要であるということを学びました。スポーツアカデミーの経営を実体験する中で、世界各国の選手、コーチのニーズに対応するためのグローバルな側面と、選手を取り巻く環境、教育機関や滞在先というローカルな側面の両方を兼ね備えることが大切だということ、また、海外のアスリートと日本人アスリートが日常から切磋琢磨できる環境を残していくことこそが、石川県スポーツ界の未来にとって価値のあるものとして残せるのではないかと思いました。

筋書きのないドラマが言葉や国境を越えて感動をもたらす、国際メガスポーツイベントを「スポーツをする人、見る人、支える人」から経験

国際的メガスポーツイベントとして、Commonwealth GamesIronman Triathlonの視察を行いました。
Commonwealth Gamesは日本ではあまり馴染みの無い大会ですが、イギリス諸国にとってはオリンピックの次に位置付けされる4年に1度のスポーツの祭典となっています。この大会を視察する中で、パラアスリートたちの競技が健常者たちの競技と同時に行われていた点が最も印象的でした。
オリンピックとパラリンピックのように2つに分類するのではなく、同時に競技会が進行していたことから、多くの人にパラアスリートたちと触れ合う機会が自然と増え、従来とは少し異なる大会運営形式でした。

Ironman Triathlonに関しては私の専門種目ですが、日本ではまだまだマイナーな競技です。今回、このオーストラリアの大会では、選手として出場するだけでなく、ボランティアとして大会運営にも関わりました。
Swim3.8km, Bike 180km, Run42.195㎞を行うこの競技は、他のスポーツイベントと比べ独特な雰囲気があります。選手としてだけでなくボランティアとして大会運営を行った中で、「この果てしない挑戦(ドラマ)から得られる感動を皆で作り上げている」のだと実感しました。

スポーツを通じて生み出される価値は人それぞれ違います。メガスポーツイベントでは選手だけでなく、多くの方々の支え、そして会場を盛り上げる観客といったスポーツのステークホルダー間の関係性を重要視しています。
今回の視察で学んだことを活かして、石川県でも国際的スポーツメガイベントを開催したいと考えています。

グローカルな思考を身につけ、次なるステップへ

今回の活動を通して、私の最終目標でもあるAthlete Village Ishikawa 実現に向けて、当初は漠然としていた企画も、実現化に向けて明確な筋道を立てることができています。一方、個人としては、グローバルな環境で働く中で、ローカルな思考をうまく組み合わせながら、海外での学びに繋げることを意識して活動をしました。
大会運営の際に様々な国のスタッフと意見交換出来た事は、語学の向上だけでなく、大きな経験と自信となりました。
オーストラリアでの現地実習は通過点であると思っています。石川県の未来に貢献できるよう、全力を尽くして頑張りたいと思います。