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NEWS & TOPICS [ 2018年度 ]

【スポーツ学科】文部科学省スポーツ庁のインターンシップに参加した学生のインタビュー

2018年08月12日 TOPICS

平成30年度夏期文部科学省(スポーツ庁)のインターンシップに参加した、人間科学部スポーツ学科3年次 N・Sさん(石川県 星稜高等学校出身)にインタビューしました。

きっかけはこれまでの自分を振り返ったり、 今の自分に向き合えると思ったから

「スポーツ実務演習」という授業では、インターンシップへの参加が必須となっています。インターンシップ先を探している中で、一つ上の先輩が昨年度同じスポーツ庁をインターン先の候補として受けていたこともあり、その先輩に薦められて私も受けてみようと思いました。
普段の授業の中でもスポーツ庁の取り組みなどを学ぶ機会はあるものの、授業だけではわからないことがあると思い、実際にスポーツ庁の中に入ることで内情を知りたいと思いました。また、自分自身の活動に結び付くという点も大きく影響しています。私がアルバイトをしている会社のグループ会社が手掛ける事業の一つが、スポーツ庁の施策の一つである「スポーツエコシステム構築推進事業」に認定されており、その関係で今回のスポーツ庁へのインターンシップに興味を持ちました。中でも、この構築推進事業を担当しているのが今回お世話になった「民間スポーツ担当」ということもあり、この課を第一志望に挙げました。
インターンシップの選考に必要な提出書類の中には自己PRと志望動機を各400字程度書く必要があり、それを記入するだけでも、自分のこれまでを振り返ったり、今の自分に向き合ったりと、有意義な経験になると思ったからです。
自己PRと志望動機は、自分が今行っている活動や興味関心をスポーツ庁の掲げる施策に紐づけて書きました。スポーツ庁は今、日本のスポーツ市場規模を現在の5.5兆円から、2025年までに15兆円に拡大しようと画策しています。その中の一つに、金沢における「スタジアム&アリーナ構想」というものがあり、これを担当しているのが今回お世話になった課です。この構想の実現のために自分はインターンを通して学び、吸収したものを金沢に持ち帰って実現に向けた取り組みに還元したいという趣旨の内容を書きました。

仕事量の多さ、業務の幅の広さを痛感すると同時に、 大きなやりがいを感じました

スポーツ庁と一括りに言っても、いくつもの課があり、庁として掲げる施策の中でもどの部分をこの課が担当しているか、などの説明を最初に受けました。そして、現在進行中の施策やこれから実現に向けて始動する施策について、根拠資料となる先行事例をまとめたりする業務を任されました。
資料は鈴木大地長官の講演で使用したり、施策の予算付けに関わる重要な役割を果たします。私はPowerpointを使うのが得意ということもあり、任されたこれらの業務自体は楽しく行うことができました。
作成した資料を課内の職員の皆さんにお見せした時に、高評価をいただき、「このまま使わせてもらうね!」とまで言っていただけたのは本当に嬉しかったです。基本的に、デスクワークで地味な作業の連続でしたが、扱っている仕事のテーマや規模が大きく、それに伴い動くお金も大きいので本当にやりがいのある仕事だと思います。自分でも手ごたえを感じる業務を経験できました。
現場での仕事にも同行させていただきました。3日に1度くらいの頻度で長官の講演があり、そのアテンドなども職員が行います。平昌オリンピック・パラリンピックや国際大会で活躍されたアスリートの表彰式が開催され、私も参加させていただきました。本学のトランポリン部の堺選手も表彰者の名前にリストアップされていましたが、ちょうど大会と重なり参加されていなかったのは残念でしたが。日ごろのデスクワークに加えてこういった表彰式の運営も職員が行うので、仕事量がかなり多く、毎日忙しいため、職員の皆さんは口々に「人手が足りない」と仰っておられました。
どんな業務でも、最後に「何か質問はありますか?」と聞いてくださり、職員の皆さんが私の意見にも積極的に耳を傾けてくださったのが印象的でした。資料の作成に関しても、本当に忙しい中チェックしてくださり、優しい人ばかりでした。

私も役に立てるという気づきが自信に

参加前は、職員の皆さんは国家公務員ということもあり、頭が良くクールなイメージがあり、そんな中で「自分は何にもできないんじゃないか」と無力感を感じていました。しかし、実際の業務内ではPowerpointのスキルを活かすことができたり、その上、お褒めの言葉を頂いたり。大学の授業で得ていた知識なども活かすことができ、私も少しは役に立てたかな、と思うことができました。
また、参加前に「こういう仕組みやこういうシステムがあればいいのに」と思っていたことが、既に存在していたり、実施に行われたりしていたのも新たな発見でした。文科省は2年周期で異動があるため、全くスポーツに関わりのなかった人がスポーツ庁に配属されることもあります。そういう人たちに対して、私自身のスポーツの経験や、当事者としての知識・意見などが重宝されました。小学校では体操、中学ではソフトテニス、高校ではサッカー。私のこれらのスポーツ経験は、資料作成に使う先行事例を集めた際に、一つのスポーツに偏ることなく総合的に情報を取り込むことができ、競技者目線でしかわからないことなども盛り込むことで、資料に説得性をもたせることができたと感じています。

自分の“強み”は何か模索する日々です

今回の経験を通して、これからは「スポーツ×〇〇」というテーマでどんどん新たな事業に携わっていきたいです。首都圏では既に行われていることも、金沢など地方にはまだまだ取り入れられていないことがたくさんあります。様々なイベントなどに関わって、いろんな人を巻き込みたい、そんな思いが強いですね。
将来的にはスポーツ関係の仕事に就きたいという気持ちがあります。まだ漠然としてはいるのですが、それでも自分にしかできない、自分の強みを活かせる職業がいいなと考えています。今はその“強み”を探している段階で、自分には何ができるのだろうか、と自問自答する日々です。インターンシップを通して出会った人達も含め、多くの人と話をする中で迷いが生まれたのも事実です。しかし、「迷いの分だけ可能性は大きい」、とポジティブにとらえています。今回の経験で強く感じたことは、金沢や北陸の外に出て情報やスキル、経験をインプットし、いずれは金沢に戻ってきてアウトプットしたいということです。2週間でこれだけ多くのことを学んだので、さらに長く滞在すればもっと得るものはあると思うので。

自分の進みたい道に繋がる出会いは大切に

インターンシップは自分の興味や関心のあることについて身をもって体験できる場です。有意義な経験になることは間違いないので、後輩たちには、自分がこんな職業に就きたいな、こんなことをもっと身近に感じてみたいということがあれば、迷わずやってみてほしいですね。もっとアンテナを張って好きなこと、進みたい分野に対して外(県外、首都圏)からの情報収集を惜しまないで欲しいです。その現場に行ったり、話を直接聞いてみたりしないとわからないことがあるのでもっと色々な所に足を運んで欲しいと思います。
私自身、1・2年生の時はほとんど自分から積極的に活動などに参加してきませんでした。今年に入って、スポーツに関わる自分と同じような思いを持った学生の集まりに参加するために大阪まで出かけたり、金沢や北陸では得られない情報を自分から進んで手に入れようと意識して行動しています。きっかけは、SNSなどで、自分の知らない情報がたくさんあることに気づき、機会があるなら参加してみようと思ったこと。自分から外に出て学ぶ姿勢というのは本当に大切なことだと思います。よく一期一会と言いますが、自分の進みたい分野に繋がりそうだと思った出会いは大切にしてほしいです。