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NEWS & TOPICS [ 2018年度 ]

ドッジボール第4回アジアカップ日本代表に本学学生が選出されました

2018年10月09日 TOPICS

皆さんは競技として行うドッジボールをご存知ですか。
経済学部経営学科1年次 S・Tさん(富山県 南砺福光高等学校出身)が、今月韓国にて行われるドッジボール第4回アジアカップの日本代表選手として選出されました。
アジアカップでは、日本は第1回大会から3連覇を成し遂げており、世界でも強豪国の一つとして注目されています。
最年少で、かつ北信越で初めて日本代表選手として選出されたS・Tさんにインタビューをしました。

憧れの日本代表に選ばれて

今回、アジアカップの日本代表選手に選ばれたことは、率直に嬉しいですね。小学校2年生からドッジボールを始めて、これまで約10年間競技を行ってきました。日本代表として活動できることに憧れを持っていましたし、その願いが叶ったことは素直に嬉しく思います。
今年の4月に東京と愛知で選考会が行われ、全国から集まった選手の中から30人に絞られました。その後、6月に山梨で行われた選考合宿で、最終的に20人が選出され、日本代表としてアジアカップに参加することになりました。

”ドッジボールは子どもっぽい”そんなイメージを変えたい

日本のドッジボール人口は年々減少しています。具体的な数字はわかりませんが、競技ドッジボールの小学生チームの数は、全盛期の半数以下にまで落ち込んでいるそうです。全盛期にドッジボールに熱中していた人たちが、大人になってドッジボールができる環境が整っていないことが原因の一つだと思います。
小学生まではチームに所属して活動していても、中学校に進学した際にドッジボール部がなかったりするので、ドッジを諦めて、ほかのスポーツを選択しなきゃいけない、これまではそういう状況が多かったんです。「それではいけない、もったいない」ということで中学生から入れるシニアチームを作って全国的に広めようとしたのが、現日本代表の監督です。 これまでドッジボールというのは、学校で小学生が遊んで楽しむもの、といったイメージが強く、監督がシニアチームを作ろうとしたときは、「ドッジは遊びでするものでしょ?」とか、「大人がドッジをするなんて」といった冷ややかな反応もあったそうです。それでも監督の熱意と尽力によって徐々に全国的にシニアチームができて、現在では全日本選手権が開催されるまでになり、2018年10月の今回の大会で6回目を数えます。僕自身も小学生チームを卒業した後、すぐにシニアチームに入ることができました。

日々の練習に、指導に、忙しくて大変な時期もありました

現在は、週に3日、シニアチームの練習があり、大学の授業が終わった後などに参加しています。今は全日本選手権前ということもあり、主に戦術面を確認したり、実際にボールを使ったパス回しをメインに、オフェンス、ディフェンスの双方の練習をしています。中学生から30代の社会人の方まで幅広い年代の人が所属しているので、皆で和気あいあいと練習するのが楽しいですね。
個人的に行なっている筋トレでは“瞬発力”をアップさせるよう工夫しています。具体的には、重りをなるべく軽くして細かく素早い動きを意識することで、オフェンスでボールを投げる時の力、ディフェンスでターンする時の力、の両方を鍛えています。

シニアチームの練習だけでなく、地元の小学生チームにもコーチとして小学生たちに教えています。2チームの小学生チームを掛け持ちしており、シニアチームの練習がない日にこれら2つのチームの指導を行なっています。
日本代表に選ばれるまでは所属チームでの練習や2つの小学生チームの指導に加え、週末は遠征や選考会などが毎週のようにあったので、本当に大変でした。大学受験を終えてからは、人生で一番忙しい数か月を過ごしたんじゃないかなと(笑)

競技ドッジの魅力は、瞬発的な「パス」と「連携プレー」

一般的にドッジボールといえばコート内で「逃げ回る遊び」のように思われがちですが、競技となるとまた違った特徴や魅力があります。ディフェンスでは一列になってターンをしながら、「避(よ)ける」というよりは自分で「受ける」とか、自分で「守りきる」というスタンスです。野球やサッカーなどに比べ、すぐ横に仲間がいるという心強さがあり、お互いに直接的に助け合いながら連携できるスポーツですね。
他にも、競技ドッジでは「パス」が大きなカギとなります。内野と外野でパスを回しながら、相手には「いつ当てにくるかわからない」という状況を作り出し、ここぞのタイミングで当てにいく。大型のアタッカーだけを頼りにしていると、相手にボールをキャッチされやすいですから。「パス」と「連携」という観点から試合を見てもらえると、その魅力がわかってもらえるのではないでしょうか。

僕の強みを挙げるとすれば、サウスポーであることですね。今回の日本代表選手の中でも、20人中3人しかおらず、相手に取られにくいボールを投げることができます。また、今回はディフェンスメインで代表選手に選ばれたのですが、所属チームでは外野を担当しています。なので、ディフェンスをしていて、仮にボールを当てられても、外野として力を発揮することもできるので、そこも武器の一つですね。

北陸にも競技ドッジをもっともっと広めていければ

今回、日本代表として選ばれたことは素直に嬉しいのですが、そこがゴールだとは思っていません。僕が代表として活躍することで、地元北陸でも、もっと多くの人に競技ドッジの魅力を知ってもらい、参加してほしいと考えています。
競技ドッジの普及度は地域によってかなり大きな差があるのが現状です。例えば愛知県では小学生チームだけでも50以上あると言われていますが、東北地方などでは、一県に一つもチームがなかったり。北陸も決して盛んな地域とは言えません。
誰もが一度は経験するドッジボールは、こんなにも魅力溢れる楽しいスポーツなのに、大人になればなるほどドッジをする機会が減るなんて、本当にもったいないというか、悔しいというか。できるだけ多くの人に「大人になっても楽しめるスポーツ」としてドッジボールを北陸の人にも広く知ってもらいたい。それを実現することが、僕が代表に選ばれたもう一つの使命だと思っています。

今回の大会での一番の目標は、なんといっても大会4連覇を勝ち取るということです。そのために自分は周りの選手をいかに活かせるかがカギになってくると考えています。
いいパスをすればいいプレーに結び付き、いいディフェンスはいいオフェンスにもつながる。ドッジボールは一人で行う競技ではないので、そういった連携を大切にしながら、少しでも勝利に貢献したいと思います。
パスの戦術面で頭を使うだけでなく、球速が100kmを超えるボールを受け止める競技ドッジは、心身ともにタフさが求められます。代表に選ばれてからは、母親が食事面で毎日サポートをしてくれており、そういった家族の想いも胸に、日本代表として戦ってきますので、応援よろしくお願いします!

■第4回アジアカップin韓国 2018.10.19~2018.10.21開催