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【就職】内定者インタビュー#3(北陸労働金庫)

2016年12月15日 就職・資格

地域に根差す、信頼される福祉金融機関"ろうきん"でお馴染み、『北陸労働金庫』に内定した人間科学部スポーツ学科4年次 K.Mさん(石川県 金沢西高等学校 出身)にインタビューしました。

手話との出会いが、自分を大きく変えてくれました。

中学までは野球をしていましたが、高校では違うことをしようと思ってバドミントン部に入りました。 もともと体を動かすことが好きだったので、バドミントン部で練習をしながら友達をつくって高校生活を楽しみました。初心者でしたが練習をしっかりして、大会では個人戦で三回戦まで進むことができました。そこで、県外で”スポーツ学が学べる大学”を目指していたのですが、第一志望には受からずに、それでもどうしてもスポーツを学びたいという希望があったので、3月に本学のB日程で試験を受けて金沢星稜大学に入学を決めました。

入学すると、同じ学科に聴覚障がいをもつ学生O君がいました。大学としても初めて受け入れるケースということだったので、最初は大丈夫かな?何か助けられることはあるかなという気持ちがきっかけでO君と友達になりたいなと思いました。
O君と話すときは口話ではどうしても伝わりにくいので、少しずつ手話を勉強して手話の検定を受けました。O君に紹介してもらって金沢市の手話サークルにも入ったりと、彼と知り合って学ぶことも多かったですし、彼が場を提供してくれたので自分の世界が広がりました。
手話サークルにはろう者の方もいらっしゃいますし、僕のように手話を勉強しに来ている人もいます。年代も幅広いですが、一緒に手話を勉強したり、時に交流会をしたりして積極的に手話を使いながら交流を図っています。そうして行動している内に、少しずつ手話がわかるようになって会話が通じるようにようになってきました。 

そもそも僕がスポーツ学科を目指した理由は、プロスポーツクラブの経営など支えるスポーツを学びたかったからでした。O君との出会いや井上先生との出会いによって、学科のカリキュラムでは経営学などと並行してアダプテッドスポーツについても学びました。

井上先生の授業では車いすテニスやボッチャなど様々なアダプテッドスポーツ競技のボランティアも経験しました。参加しているそれぞれの方の障がいに合わせた接し方などを学びました。
アダプテッドスポーツは障がい者だけではなく高齢者や運動が苦手な人もできるスポーツです。一度バスケットボールのサポートをした知的障害のある方が、次に行った時に僕のことを覚えていてくださって、「早くバスケしよう!」と言ってくれたのが嬉しかったですね。 機会があればまた経験したいです。

普段でも手話がだんだん癖になってきています。 たまに健常者と話しているときも手話を使っているときがありますし、手話も英語も言語ですよね。コミュニケーション手法にこれほど能動的になれることは入学前には想像していませんでした。
それらを勉強してきて思ったことは”伝わらないことも結構ある”ということです。もっと自分で工夫して話したり、相手にわかりやすく伝えることをこれからも勉強していきたいと思っています。

様々な国の人たちと話していて、もっといろんな国に行って、そこにいる人たちと話してみたいなと思いました。

スポーツ学科のカリキュラム上、調整が難しかったので、「ひと月だけでも」と考え、1か月間の語学研修に2度参加しました。
2年次の夏休みにオーストラリアへ1か月、3年次の冬にアイルランドへ3週間と、イギリスに1週間行きました。
オーストラリアの1か月では海外に長く滞在するという経験は初めてだったのでとても緊張しました。現地の人たちとちゃんと話せるかなと不安になりながら行きましたが、そこで初めて出会った様々な国の人たちと英語で話していて「面白いな」「もっといろんな国に行って、そこにいる人たちと話してみたいな」と思いました。
アジア圏の方たちもいましたが、日本での普段の生活ではあまり周りにいないタイプの方たちで文化の違いなどいろんなことが勉強になりましたし、そのことが面白いなと思いました。そうしているうちに日常会話くらいは英語でできるようになりました。 もともと海外には興味を持っていたので、この体験でもっといろいろな国へ行ってみたいと思うようになりました。

3年次の時に行ったアイルランドはホームステイだったのですが、イギリスでの1週間はユースホステルに泊まりました。
日本から11人が一緒に留学していましたが、小さいグループに分かれて別行動をして、様々な国から来ている人たちと交流したり旅行したりしました。
また、メンバーの中で留学を経験したことがあるのは僕ともう一人だけでした。そして僕は最上級生だったので、率先して行動して皆を引っ張っていこうと思いました。2年次の時はまだ、自信もなくて自分から率先して動くことはあまりなかったのですが、3年次の時はロンドンでの旅行中電車が止まるなど交通のトラブルにも自分から対応出来るようになりました。

オーストラリアの時は韓国や台湾など主にアジア圏の人たちと仲良くなり、アイルランドでは同じクラスに中東圏の人が多く、陽気で気さくな彼らといつも笑ったり話したり、楽しく過ごしました。
イギリスのユースホステルでの1週間ですが、日本人はシャイな人が多くてホステルの中でもかたまったりしがちなのですが、ほかの国から来た人たちは国に関係なくどんどんコミュニケーションをとっていました。
外国人の方たちのコミュニケーション能力に気圧されたりして、僕ももっと話せるようになりたいと思いました。

生活に欠かせないお金のことを勉強していけば自然と社会のことも見えてくると思い、最終的に金融業界を選びました。

当初はプロスポーツクラブの経営に携わりたくてこの大学に入学したので、3年次の夏休みに東京のサッカークラブで1週間のインターンシップに参加しました。
「自分のやりたかった仕事ができる!」と意気揚々と出かけたのですが、体験してみると自分の中で「ちょっと違うな」と感じました。スタッフとしてプロスポーツの裏側を支えたいなと思っていたのですが、実際に裏方の仕事を体験してみると思っていたものとは違うことに気づきました。
サッカーなど海外のプロスポーツを見ていて、華やかな部分を見ながら仕事ができると思っていたのですが、道具の搬入やファンクラブの勧誘など裏方の業務をやってみて、楽しいし、興味もあるけれど、自分はサッカーの試合を見に行くほうが楽しいと気がつきました。
そこで、プロスポーツクラブ経営への憧れに区切りをつけて、就職活動は民間企業に目を向け始めました。
進路支援課主催の就活イベントには合宿や説明会を含めすべて参加しました。最初は「ここまでする必要ある?」と思ってしまった時もありました。でもそれをしっかりやったことで自分の身になることがわかりましたし、自分なりの自己PRも作れました。今は参加して本当によかったなと思っています。
全4回の合宿だったのですが、最初に自分で書いたPR文を就活を終えた先輩たちや進路支援課のスタッフのアドバイスを受けながら、深く掘り下げて、完成度を高めていきました。その他、ディスカッションの練習や、SPI対策講座、面接時のマナーなどを学び、大変でしたが合宿での体験は就活本番に活かせたように思います。

北陸地方で働きたいという希望はあったのですが、東京・大阪など他の地域にも目を向けて、最初は業界を絞らず就活をしていました。 その後、手話を学んだことと、スポーツマネジメントを学んだこともあって、医療系と金融系の業界に絞りました。
授業で勉強した簿記や、実家が自営業ということでお金をきちんと管理することにも興味があったので、生活に欠かせないお金のことを勉強していけば自然と社会のことも見えてくると思い、最終的に金融業界を選びました。

内定先では役員面接が特に緊張しましたが、大学時代にやってきたことは自分の自信になっていたので、しっかりお話しし、伝えることができたと思います。

信用してくれているのを感じてすごく嬉しかったので、社会に出てからも”大人として人から信用されるような社会人”になりたいです。

僕は受験に失敗したという意識が最初にあったので、入学してすぐは後悔の気持ちもありました。 県外の大学に行ったほうがいろんな世界を見ることができたのかも知れないと思ったんです。でも、金沢星稜大学に入学してみたら留学にも力を入れていますし、偶然ですがO君にも出会えて手話を勉強したことによってたくさんの人たちに出会うことが出来ました。
今はたくさんの出会いと経験ができた本学に入学してよかったなと思っています。
現時点ではまだ金融の知識が足りないので、しっかり勉強して就業前知識をつけていくことが目標です。今はそのひとつとしてエクステンション講座で「金融窓口サービス技能士」を受講して学んでいます。
大学でO君と出会って、彼から何かを聞かれたり手話での通訳をするときも僕のことを信用してくれているのを感じてすごく嬉しかったので、社会に出てからも”大人として人から信用されるような社会人”になりたいです。
長期休暇がとれたなら、また海外に行きたいと思っています。