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NEWS & TOPICS [ 2018年度 ]

【トランポリン部】世界年齢別大会で優勝した学生のインタビュー

2018年12月18日 TOPICS

第26回世界年齢別トランポリン競技選手権大会の「17-21才 男子 シンクロナイズド競技」で見事優勝を果たした、人間科学部スポーツ学科2年次 宮野冬馬さん(石川県 星稜高等学校出身)にインタビューしました。

お互い納得のいく演技で優勝できたのは本当によかったです

この大会は、年齢別に4つの区分に分かれていて、それぞれに個人競技とシンクロ競技の2つの部門があります。大会前から、シンクロ競技に関しては自分たちの実力を発揮できれば優勝も夢ではないと思っていました。
難易度の高い技を他のペアよりも多く取り入れることで、2位のペアとの点差が大きく開いたのが一番の要因だと思います。得点を取るべきところで取れ、お互いに納得のいく演技ができたこと、そして最高の結果がついてきたことは本当によかったなと。
今回組んだパートナーとは、この大会で初めて試合に臨みました。それまでに全日本大会に出場する機会があったのですが、その大会の個人競技中に怪我をしてしまって、シンクロ競技の直前で棄権することになってしまったんです。パートナーには本当に申し訳なかったですし、今回はその借りを返せたという意味もあり喜びはひとしおですね。

高校も大学も星稜を選んだのはトランポリンで高みを目指すため

トランポリンを始めたのは小学1年生の冬から。父が体操をしていこともあり、子供には体操かトランポリンをやらせたいという思いがあったようです。家の近所にトランポリン教室があったので、そこに1週間通ったのですが、それが本当に楽しくて。本格的にトランポリンを始めようと思いクラブに入り、そのクラブには中学3年生まで所属していました。
高校に入学する前、星稜高校の先生から一度指導を受ける機会があり、それがきっかけで星稜高校でトランポリンをすることを決意。金沢星稜大学に進学したのも、第一にトランポリンに集中できる環境が整っていると感じたからです。大学でも、指導力に定評のあるコーチから日々指導を受けています。高校も大学も星稜を選んだのは、トランポリンで高みを目指すためでした。

今もそうですが、僕が小さなころから石川県はトランポリンが盛んな地域です。その理由は、指導者が豊富にいらっしゃることだと思っています。県内各地に様々なクラブがあって、それぞれに指導者と沢山の選手が所属しています。レベルの高い選手も多く、近くにライバルがいることで、お互いに切磋琢磨して高めあい、全員のレベルアップに繋がっていて、恵まれた環境だと思います。

目指すのは“いつ見ても上手い宮野冬馬”であること

トランポリンは技の難易度を測る「難度点」、美しさを測る「演技点」、跳ぶ高さを測る「跳躍時間点」、中央で跳び続ける「移動点」があります。
もちろん全て重要ですが、僕の場合は、「跳躍時間点」と「演技点」が強みかなと。それを“センス”と言われてしまうことがあって、“センス”だけでなく、努力が土台にあることを証明したいなと思って日々練習しています。だけど常に上手くはいかないし、調子に波があるのが現状です。その波がなくなれば無駄な練習時間も省けます。 演技中に意識しているのは自分らしさです。スーパーボールみたいだとよく言われるのですが、体重が軽く、沈んでいる時間が短く跳躍の高さが出るので、それを常に一定レベルで発揮できればいいなと考えています。目標は、“いつ見ても上手い宮野冬馬”でありたいと思っています。

高校から所属している星稜クラブでは、基礎からしっかり学びます。反復練習が多いので練習に面白みがなく、成長が実感しにくいと思われがちですが、だからこそ土台からしっかり築くことができ、納得のいく結果が出たりしたときは、これまでコツコツ積み上げてきた成果だと感じて嬉しいですね。
今は、基本的には週5日練習をしており、木曜はトレーニングの日となっています。試合前はトレーニングが終わってから練習もしています。 トレーニングで一番こだわっているのは、体幹を鍛えることです。トランポリンでは跳躍時の姿勢も大切なので、高校生の時から体幹トレーニングは意識的に行っていますね。
授業の空き時間を使って大学のトレーニングセンターに行くこともあります。 コーチからは、メンタル部分の指導を受けることが多いです。「今この瞬間も、他大学の選手たちはぐんぐん力を伸ばしているんだぞ」などと言われると、自分の心も燃えるし、気持ちが奮い立つので、こういったアドバイスはありがたいです。
メンタル面で言えば、1学年先輩の堺亮介選手の存在が大きいですね。どんな大きな大会でもバシッと決めて結果を出し、「上手い」だけでなく「強い」という印象です。近くにそういう存在がいるのは刺激になるし、見習っていきたいなと思っています。

勝ち負けのある競技なので、高めあえるライバルの存在は大きいですね

これまでトランポリンを続けてこれたのは、やはりトランポリンそのものに魅力を感じているからだと思います。まずは何といっても楽しいこと。跳ねる感覚が面白くて、背中で跳ねたり、おなかで跳ねたり、陸上ではできないことができるというのは面白いですね。
遊びではなく、競技なので勝ち負けは付き物ですが、そこはライバルがいるからこそ頑張れているなと。ライバルの存在を思い出すと、自分も「頑張らなきゃ!努力しなきゃ!」って思うので、高めあえる存在がいるのは大切だと思います。 シンクロの魅力は、いかに「魅せる」かということですね。もともと合わせるのが得意ではないのですが、演技を見てくださる方に、パートナーと動きをばっちり合わせて「魅せる」ことができた時は、演技をしている自分たちも気持ちいいものなので。

オリンピック出場のために、一日一日を無駄にせず精一杯努力したいと思います

大学生活と競技の両立は、大変な時もあります。試合で授業を欠席しなきゃいけないことが何度かあるので、出席しているときは、意欲的に授業を受けるように心がけています。先生方のご理解やご協力があってこそ、競技にも真剣に取り組むことができているので。大学では、メンタルトレーニングとか、筋肉の仕組みなど、日々の練習やトレーニングに役立つ授業の他に、栄養学なども学んでいて、ためになるだけでなく面白い授業が盛り沢山ですね。
今後の一番の目標は、やはり東京オリンピックです。正直、現状は厳しいのですが、今後の試合がその出場切符を獲得するためにかなり重要になってくるので、本来の自分の力が発揮できれば結果はついてくると思っています。
そのためには一日一日の練習を無駄にしないように、フィジカルでもメンタルでも、自分を鍛え上げていく必要があります。大きな目標ではありますが、このチャンスを逃さないよう、精一杯努力したいと思います。