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NEWS & TOPICS [ 2014年度 ]

「JTUトライアスロン研究会」で研究発表。

2015年01月27日 TOPICS

1月11日(日)、東京スポーツレクリエーション専門学校で「第4回JTUトライアスロン研究会」が開催され、
人間科学部スポーツ学科4年 S.Tさんが、卒業論文として研究した成果『インクルーシブ競技大会開催への試み -パラトライアスロン大会をモデルとして-』を発表しました。

発表を終えたS.Tさんに、後日インタビューしました。

- どんな研究内容を発表しましたか?

私の研究は、3つ上の先輩方からの研究を引き継いでいます。

今年11月に開催される「金沢マラソン」で障がい者の部門をつくりたいという希望があり、先輩方が「身体障がい」「知的障がい」「聴覚障がい」「視覚障がい」をそれぞれ調べて、どのようなサポートをすれば「安全に、皆が楽しめるマラソン大会になるか」という事を思案・研究してきました。

今回私は、肢体障がい部門の中の下肢障がいについて、どのようなサポートが必要かを卒論のテーマとして研究し、この研究の集大成として、先輩方の研究結果と併せて報告しました。

- この研究会に参加していかがでしたか?

私の研究対象は「トライアスロン」の肢体障がい部門の選手ではあったのですが、 今年の金沢マラソンで「障がい部門を開設したい」と提案するために研究していたので、トライアスロンの研究会で発表することに不安がありました。
マラソンとトライアスロンは少し違うのではないかなと心配だったのですが、陸上競技だけでなくバイク、水泳などスポーツを通して、競技の横のつながりを広げたいということで、私の卒論を是非発表してほしいと言っていただいて、参加しました。

質疑応答の時には、「今、健常者と障がい者が共に参加する大会が増えてきていいますが、大会スタッフが障がい者の選手について知っていても、健常者の選手が障がい者の選手の特性について理解していないと、事故に繋がったりすることがある。実際、トライアスロンの大会でもあった。その点をインクルーシブマラソンでも、『どうしたらいいのか』もっと詳しく考えていかなければならないと思う。11月までまだ時間はあるので、しっかり調査し、頑張って欲しい」というコメントもいただきました。

40~50名くらいの参加者の中で学生は私を含めて2名で、ほとんどの方が大学の教授でした。
とても緊張しましたが、大きな舞台で発表することができて、とてもいい経験になりました。

- 高校生へメッセージ

私は、「スポーツインストラクターになりたい」という気持ちを持って、この大学に入りました。
大学では、「トレーニング論」「スポーツをする上でのメンタルについて」など、学ぶことができました。
また私は陸上競技部に所属しているので、「パフォーマンスをどのように上げていくか」について講義を通して学んだことを競技に活かすことができました。その結果、1年次の時は北信越大会800m走で優勝、2年次のときにも表彰台に上ることができました。
スポーツ学科にはそういった『学ぶ場』があります。スポーツ学科に入学してよかったなと思っています。


井上先生より

リオデジャネイロパラリンピックより、「パラトライアスロン」が公式競技となりました。
それを受けて、JTUでもパラトライアスロンの強化指定選手を3名選考し強化しています。S.Tさんの研究はそのうち2名の肢体障がいを持つ選手を対象としたものです。

今回の研究会では、当事者の選手の方や、その他の障がいを持つパラトライアスリートの方も出席されていたことから、選手はもちろん運営に携わる役員の方からも評価いただき、

「S.Tさんの研究内容は非常に大事なこと。
東京オリンピック・パラリンピックを主管する我々には、ぜひ兼ね備えるべき理念であり、その実現のために具体策を示した論文内容は有用である。」

と、予定時間を大幅に超える質疑応答やコメントをいただきました。