11/15（土）～16（日）

泉鏡花が若き日を過ごした鎌倉・逗子の風景は、彼の感性を育てた大切な原点であると考えられます。今回のゼミ研修では、約1年半にわたって、鏡花の生涯と作品を読み解いてきたゼミナールでの学びをさらに深めるため、鏡花ゆかりの地を実際に歩きました。

鏡花と深い親交を結び、作品の挿絵も手がけた画家・鏑木清方の世界を紹介する鏑木清方記念館、鏡花の短編『星あかり』の舞台となった妙長寺、建長寺をはじめとする鎌倉の歴史的景観と精神性を象徴する古刹を巡り、鏡花も見たかもしれない静かな町並みや、海と山が迫る鎌倉独特の自然を五感で体感しました。
学生一人ひとりに、文学への確かなまなざしを育むとともに、短大時代のかけがえのない思い出を刻む貴重な機会となりました。

今回の研修では、泉鏡花が歩いたかもしれない道をみんなでたどることができ、とても感慨深い時間を過ごすことができたと感じました。彼が療養のために逗子を訪れていた時期に鎌倉にも足を運んだと考えられ、その場所を実際に歩くことで、歴史の気配を近くに感じられました。泉鏡花がなぜ逗子を療養の地にしたのか少し理解できた気がしました。
神社を訪れた際にも、「もしかしたら鏡花もここに来ていたのかな」と想像しながら巡ることができ、ただの観光とは一味違う楽しさを味わうことができました。

ゼミ研修を通して鏡花が歩いたかもしれない場所に行くことができて、とてもわくわくしました。小町通りなどで食べ歩きをしましたが、たくさんの観光客の人がいて、さすが有名な観光地だなと思いました。どのお店もとても美味しそうなものばかりで、見ているだけでとても楽しかったです。
決められた時間で楽しむために計画を立てたりして、時間の使い方も考えながら楽しめました。ゼミのメンバーや山田先生ともたくさん話をすることができ、とても思い出に残る楽しいゼミ研修になりました。

経営実務科 2年次 S･Mさん（石川県 寺井高等学校出身）
今回の鎌倉ゼミ研修では、泉鏡花のゆかりの地を巡るという貴重な体験ができ、ゼミで研究している文学の世界を身近に感じることができたことでとても興味深い経験が多くできました！また、計画を立てて鎌倉を巡ったり、ディナーでオシャレなコース料理を食べて楽しく会話したり、歴史博物館に行き文学以外にも日本の歴史について学ぶなど、メンバーとの交流も深まり、ゼミ全体の結束力が高まる充実した機会となりました！