タイトル:2022年度 海外研修報告書集 STUDY ABROAD REPORT -2022-

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概要

金沢星稜大学 金沢星稜大学女子短期大学部 国際交流センター 2022年度 海外研修報告書集 STUDY ABROAD REPORT -2022-

Philippinesに感じられた。しかし、どんなひとも笑顔で楽しそうに生活をしていることに気がついた。彼らは彼らの生活が当たり前でありそれが最高の生活だと思っているからであると思う。彼らよりもお金のかかった生活をしている私たちからしたら「辛そう」とか「可哀想」などと思ってしまうかもしれないが、他の生活を知らない彼らからしたらそれが当たり前であるのだ。だからこそ、日本で生活をしている私は、今の生活を当たり前だと思わず感謝をしていかなくてはならないと強く思った。人間科学部こども学科W.A研修形態:国際教育演習(フィリピン)期間:2022年8月27日(土)~9月6日(火)渡航先:フィリピン・ダバオ、マティテーマ:私を変えたかけがえのない経験研修に参加したきっかけ私がこの研修に参加したきっかけは、入学当初の履修登録時である。大学入学以前から、大学生活では何らかの形で海外に行きたいと思っていた私は、演習として海外に行くことができると知るなり、絶好のチャンスだと思い参加を決めた。それに先立ち、前期に受講した国際教育の授業ではフィリピンの議題が取り上げられ、発展途上国の問題点を学び、実際に現地へ行ってこの目で見て考えたいという思いが強まった。また、現地の大学で教えられている日本人の先生からZOOMでお話を伺い、大学の授業が未だリモート中心であること、それでも生徒たちの学習に対するポテンシャルが高いことを知って刺激を受け、現地の学生と関わってみたいと思った。そして、日本での当たり前が通じない世界を知って、生活するという経験がしたかったからでもある。そうすることで今後困難にぶつかったとしても、自力で考え乗り越える力をつけたいと思った。加えて、自分の今の英語力を試してみたいと思った。研修の内容研修では、まずミンダナオ国際大学(MKD)の学生とアイランドホッピングを行った。学生らは日本クラスに所属しており、日本語と英語を織り交ぜながら会話をした。共通言語を持つことの必要性を感じるとともに、言葉が完全には通じなくてもコミュニケーションを取ろうとする姿勢を学ぶことができた。翌日にはMKDに行き、その学生が受ける日本語の授業に参加した。日本語を話せても日本語を教えることは容易ではないと実感した。次に、ハウスオブジョイという児童養護施設を訪問した。施設のこどもたちは、それぞれ事情があるとは思えない程元気で明るく、そのように暮らせる環境を整えられた方たちの話を聞くことはとても貴重な経験となった。最後には、MKDの付属小学校を訪問した。日本との違いを沢山見ることができ、日本の教育環境がいかに整っているかを知った。他にも、ダバオの観光地、マティのビーチを訪れ、日本では出来ないことを沢山経験することが出来た。19