タイトル:2022年度 海外研修報告書集 STUDY ABROAD REPORT -2022-
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金沢星稜大学 金沢星稜大学女子短期大学部 国際交流センター 2022年度 海外研修報告書集 STUDY ABROAD REPORT -2022-
Area Studies Advanced(台湾)人間科学部こども学科F.M研修形態:Area Studies Advanced期間:2022年12月23日(金)~12月31日(土)渡航先:台湾(台北市、嘉義市、高雄市)テーマ:日本との教育環境の違いに驚いた台湾での体験記研修に参加したきっかけ私がこの台湾研修に参加したきっかけは、私が大学3年次だった昨年度、ゼミ活動の一環として行っていた「テディベア・プロジェクト」での経験からだ。日本と台湾の小学生同士が交流する際のサポート役として参加し、台湾の子どもたちや先生方、テレビ会議で垣間見えるクラスの様子、児童たちによるその地域の紹介など、台湾の人々や文化に触れていくうちに、実際に訪問したいという気持ちが高まった。次年度からは小学校教諭として働く立場でもあるので、台湾での教育や先生方の児童との接し方などを自分の目で見て、触れて体験することで、自身の指導に活かしたいと思った。また、大学1年次でも海外研修でフィリピンに行った経験があるが、生活や教育の環境、食文化など、日本との違いに驚かされることがあったり、そこから考え方の変化や視野の広がりを感じたりと、現地に足を運んだからこそ得るものがあった。だからこそ、また海外に行きたいという気持ちがあり、参加を決めた。研修の内容今回の研修では、台北市、嘉義市、高雄市にある小学校5校を訪問した。その内4校は、今現在テディベアプロジェクトを行っている最中の小学校である。学校内見学や英語の授業を見学・参加させていただいたり、給食をいただいたり、また、私たち大学生が交流相手である日本の小学生に代わり、金沢紹介や日本の小学生から預かった質問に答えてもらうなどのワークショップを行ったりした。残る1校は、以前から交流のある小学校であった。ここでも、学校内の見学や金沢紹介、日本の遊びである福笑いを体験してもらうワークショップを行った。また、嘉義市にある嘉義市興嘉国際英語学院(SCEA)と呼ばれる、英語を学ぶための施設も訪れた。この施設は、ホテルや空港・機内、レストランなど様々ブースが本物のように再現されており、なりきりながら英語が学べるようになっている。研修の成果について様々な教育に関する施設を訪問してみて、共通して感じたことがある。それは、子どもが「学校に来たい」「学びたい」と思える工夫が、先生方からだけでなく、施設や設備環境からも多く感じられたことだ。学校では、外壁がカラフルだったり、内装も地図や星座、生き物などの掲示物が豊富にあったり、トイレのデザインが工夫されていたりと、興味関心や好奇心がくすぐられる工夫がどの施設にもあった。自発的な学習意欲を引き出すために環境から変える思い切りの良さには感心した。また、英語教育への力の入れ方にも驚いた。台湾では、バイリンガル教育と名付け、本格的な英語の習得を目指すカリキュラムを整え、今後ますますの充実・発展を目指していくと聞いた。38