タイトル:2022年度 海外研修報告書集 STUDY ABROAD REPORT -2022-
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金沢星稜大学 金沢星稜大学女子短期大学部 国際交流センター 2022年度 海外研修報告書集 STUDY ABROAD REPORT -2022-
Taiwan研修に参加したきっかけ3年次のゼミの研究内容が国際教育ということもあり、国際教育に興味を持ちiEARNという国際教育支援機構のテディーベアプロジェクトというプロジェクトの支援を行なってきた。テディベアプロジェクトとは、ベアをお互いの国に留学生として送り、それぞれの地域のことを学んだり、国際意識を育むプロジェクトである。私たちはこのプロジェクトで、日本の小学校の先生と台湾の先生の連絡を取り持ったり、日本の小学校を訪問し、台湾の小学校とのZoom会議の補助を行ったりしていた。この支援を通して、日本の小学生に、もっと世界のことを知って世界の子どもたちと交流していることをもっと肌で感じてほしいと考えたことがこの研修に参加したいと思った最初のきっかけである。また、どちらの国の小学生も、お互いの国のことを調べられる限りで調べていたが、やはり実際に見たり聞いたりして発見することもあると考えたため、私たちが子どもたちの代わりに台湾へ訪問し、台湾について・台湾の小学校について調べたり、台湾の小学生に日本人である私たちが日本について紹介することで、よりお互いの国を身近に感じることができるのではないかと考えたため、この研修へ参加した。研修の内容本研修では、テディーベアプロジェクトの交流校4校に加えて、日新小学校・English Centerを訪問した。26日は台北市にある五常国民小学校・日新小学校、27日は嘉義市にある精忠国民小学校、28日も嘉義市にある宣信国民小学校・English Center、29日は高雄市にある新甲小学校を訪問した。小学校での主な活動内容は1日本の紹介2日本の交流校の紹介3日本の小学生から預かったミッションカードの遂行4日本の小学生から預かったプレゼント渡し5英語の授業の参観である。また、日本の小学生が作った学校紹介動画や、金沢・白山・能美紹介動画なども台湾の小学生に見せた。そのほかにも、台湾の市内見学を行った。台北市にある中正記念堂や、日本でも有名な十?・九?の見学はもちろんのこと、嘉義市にある斜日塔や嘉義城隍廟、高雄市にある孔廟を台湾の先生とともに見学し、台湾の伝統的建造物や文化に触れた。研修の成果についてこの研修を通して、大きく三つのことを学ぶことができた。まず一つ目に、日本と台湾の英語教育の違いについて学んだ。日本の英語の授業では、ALTが英語で説明し、学級担任が日本語で訳して子どもたちに伝えることが多いが、台湾の英語の授業は英語での会話が基本的で、中国語はあまり用いられていなかったことが一番大きな違いであった。二つ目に、海外の文化を学ぶことができた。私自身これまで海外に行ったことがなく、海外の文化を体験する機会がなかった。そのため、台湾の食文化や伝統文化を体験して、海外で新しいことに挑戦したり、自分の知らない文化を体験することは、人生の経験を豊かにしてくれるものであると実感することができた。三つ目に、英語でのコミュニケーションの仕方を学ぶことができた。英語はこれまで中・高と学習してきたが、実際にコミュニケーションを取るときに会話しようとすると、なかなか単語が出てこなかったり、通じなかったりすることが多く、最初は苦戦していた。しかし、徐々に慣れていき、自分の知っている単語でなんとかコミュニケーションを取ったり相槌を打ったりすることができた。この経験から、英語でのコミュニケーションの難しさや、第二言語で意思疎通ができた時の喜びを体験することが43