タイトル:2022年度 海外研修報告書集 STUDY ABROAD REPORT -2022-

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概要

金沢星稜大学 金沢星稜大学女子短期大学部 国際交流センター 2022年度 海外研修報告書集 STUDY ABROAD REPORT -2022-

春季語学研修(フィリピン)Philippines人間科学部こども学科K.S研修形態:春季語学研修期間:2023年2月25日(土)~3月25日(土)渡航先:フィリピン・マニラテーマ:フィリピン探求!研修に参加したきっかけ私はこの語学研修の以前に「国際教育演習」という授業科目でフィリピンに行ったことがあった。そこで現地の子どもたちの姿を見て、フィリピンの教育に興味を持ち、もっと英語を学びたいと強く感じた。さらに、フィリピンの方たちはとても親切で優しく、人懐っこく、ホスピタリティ精神が高く、エネルギッシュである。たとえ、貧困の地域に住む人たちでも幸せそうであったことから、そういった私との幸せの価値観の違いが、とても魅力的であった。他にも、フィリピンは他の留学先に比べ授業時間が長く、短期間で集中して英語を伸ばすことができ、個別授業であったことから私の苦手部分を集中的に学習し、克服することができると思ったからである。フィリピンは、歴史的に見て、スペインに統治された時代やアメリカに支配された時代から公用語が大きく変わったため、言語を習得するノウハウを熟知しているようにも感じた。そして、新しいものを受け入れる柔軟性も感じたからである。研修の内容平日は朝9:00から夕方の16:00までと英語づけの日々であった。午前中は文法や語彙の増加、リーディング、ライティングといった基礎的な英語能力を中心に学んだ。この授業の最大のメリットは個別授業であったことだ。そのため、各々に合う学習方法で進められ、質問がしやすい環境におかれ、先生方も分かるまで何回でも教えてくれた。他にも、わからない単語があるときには辞書で和訳するのではなく、先生がわかる単語で説明し、その後、私がその単語を説明するといったアウトプットも実践していた。午後はグループディスカッションをしたり、エンデランカレッジの生徒にインタビューをした。題材はフィリピンと日本の文化の違いや、各々のバケットリストなど身近なものが多く、親しみやすいものであった。そして自分の知っている語彙を最大限使い、みんなでシェアしあう授業形態である。このディスカッションの授業では、日本語から英語に変換する時間を短くし、できるだけ会話を止めないようにするトレーニングをし、実生活でネイティブスピーカーと離しても差し支えないような能力を培うことを目標にしていた。研修の成果について今回の研修を通して、英語能力の分野において、リスニング力とライティング力が向上した。そして英語を聞き続けるための集中力もついたように感じる。私は祝日が来るたびに、現地の人たちとの会話がスムーズになり成長を感じることができ、とてもうれしく感じていた。そして、この研修で一番変化したことは、母国語が違う方たちに英語で話しかける、話す抵抗がなくなったことだ。57