
国際交流
【留学】「いしかわ国連スタディビジット・プログラム」に本学学生3名が選出されました!
石川県が2009年度より実施している、国際社会で活躍する若者の輩出と、県内高等教育機関の魅力向上を目的とした「いしかわ国連スタディビジット・プログラム」。今年は3名の学生が本学から選出されました。
【左】R・Mさん(人文学部国際文化学科 2年次 石川県 小松明峰高等学校出身) 2019年1月~2019年5月 アメリカ ニューヨーク州立大学オールバニ校へ留学
【中】C・Iさん(人文学部国際文化学科 2年次 富山県 福岡高等学校出身)2019年1月~2019年6月 フィリピン エンデランカレッジへ留学
【右】C・Tさん(人文学部国際文化学科 2年次 石川県 小松明峰高等学校出身) 2019年1月~2019年5月 アメリカ インディアナ大学-パデュー大学インディアナポリス校へ留学

「いしかわ国連スタディビジット・プログラム」をいつ知りましたか?
C・Tさん・C・Iさん:私たちは入学式のときに2つ上の先輩がこのプログラムに参加し、表彰されているのを見て知りました。そのときはまだこのプログラムをよく知らなかったのですが、留学から帰ってきた後に何かしたいと思い詳しく調べました。
R・Mさん:僕はアメリカに留学後に先生から偶然、国連に行けるこのプログラムの話を聞き、帰国後に意識し始めました。
なぜプログラムに申し込もうと思ったのですか?
C・Tさん:私は幼いころから英語教室に通っていて、今はそこで中学生・高校生に対してコーチという立場で全体を見ています。そのときに気づいたのは全体を見つつも、一つ一つの事柄も見なければいけないということでした。国連の活動も世界全体を見つつも、個々の国々の問題について考え、活動をしていると思うのですが、様々なバックグラウンドをもち、言語や考え方、文化的背景が違う人々がどのように協力し、平和を定義して世界を変えようとしているのかを知りたく思い、応募しました。

C・Iさん:1年次の後半から2年次の6月までフィリピンに留学していて、そのときに貧富の差というものを目の当りにしました。たとえ貧しくても笑顔で楽しく暮らしている人もいれば、まったく反対の人もいて、その現実を見たときに自分が何かアクションを起こしたいと感じました。その第一歩としてこのプログラムに申し込みました。
R・Mさん:世界的に自分たちのような若い世代の人が環境問題など様々な活動に取り組んでいて、自分にもできることがあるのではないかと思いました。そしてこのプログラムで学んだこと、経験したことを周りに発信することで少しでも自分と自分の周りから何か変えたいと思って応募しました。
採用は毎年高倍率だと聞いていますが、採用されるためにどのような準備をしましたか?
R・Mさん:書類審査では4つの質問について、それぞれ800字の日本語と英訳を付けて提出するのですが、書いていくうちに自分がいかに知識がないのかということが身に染みて分かり、「自分がやりたいこと」と、「やらなければいけないこと」を分けて考えるようにしました。そして書類を書き始める前に、多くのことを調べ、学び、また大学の先生方に様々な質問や相談をしました。
C・Tさん:私の場合はこのプログラムへの応募を決めたのがギリギリでしたので、だからこそ自分が知りたいこと、学びたいことだけに焦点を当てて準備しました。

C・Iさん:私は書類の質問を見たときに、自分が国連に行ってやりたいと思っていることと、質問に対して書くべき内容が違うと感じ、とても悩みました。直前までずっと悩んだのですが、最終的に一番大事だと思ったのは、自分がどうしてこのプログラムに参加したいのか、そして国連を訪問し自分が何を学びたいという気持ちを持ち続けることが重要だと感じました。あとは先輩に色々相談し、アドバイスをたくさんもらいました。
今回のプログラム参加にあたり、個人的な目標や目的はありますか?
C・Tさん:先日、事前研修に参加したのですが、そこで「答えというものはなくて、自分で考えたことが自分自身の考えになる。」という言葉をもらいました。世界には様々な人がいて、異なるバックグラウンドをもっているからこそ違う考え方をもち、何が正しいのかはそれぞれ違うと思います。その中でしっかりと自分の意見を持ち、一つ一つの問題に対して考えることができる人になりたいですね。
R・Mさん:このプログラムで学んだことを自分の周り、そして石川県から発信していくことが今の自分ができることだと思っています。僕は教員を目指しており、将来的に県内にいる自分たちよりさらに次の世代にこのプログラムや海外での経験をシェアすることで、子どもたちの視野を拡げ、石川県と世界が今よりもっと近くなるようにしたいです。
C・Iさん:国連は文化的、経済的側面からくる様々な問題を各国の人たちが歩み寄って、どうにかして世の中をよくしていこうと活動している機関だと思います。自分も「ただ平和な世の中にしたい。」というような抽象的な考えではなく、知識を積み上げ、様々な問題に対し、自分の意見を持って行動できるようになりたいです。