国際交流

【国際交流】かけがえのない体験~国際ボランティアinドイツ~

 
9月1日(日)~9月14日(土)
夏季休暇中に本学の学生2名がCIEE国際ボランティアプロジェクトに参加しました。CIEE国際ボランティアプロジェクトは世界各国から集まる仲間と国際交流をしながら、ボランティア活動を通じて社会や人々に貢献できるワークキャンプです。世界中の様々な場所で建物の修復、社会福祉、環境保護など、活動の分野も多岐にわたる国際プロジェクトが開催されます。2人はドイツの古城Lohra Castle周辺の整備をするボランティア活動を仲間と共同生活をしながら約2週間経験しました。

参加のきっかけ

R・Yさん(経済学部経済学科 3年次 富山県 高岡商業高等学校出身):様々な国の人と親交を深めたいという気持ちが根本にありました。去年、「ほし☆たび」でロシアのウラジオストクへ研修に行った際に、たった数日でしたが新しい発見や自分の成長を感じることができたと同時に、数日では海外の人と十分な交流ができなかったとも感じました。そこで今回は様々な国の人と一緒に生活し、長い期間、近い距離で交流できる海外ボランティアに興味を持ち、参加を決めました。
 

共同生活をしながらのボランティア活動


T・Yさん(経済学部経営学科 2年次 富山県 南砺福光高等学校出身):私も海外の人と交流したいと思っていたこと、そして海外のボランティア活動自体に興味がありました。私は大学の部活で地域のお祭りやイベントなどのボランティア活動や、野外活動での子どもたちの見守りなどを行っています。自分たちがボランティアの指示や提案をすることもあり、海外のボランティアではどのように計画し、行動をしていくのかをぜひ学んでみたいと思っていました。しかし、海外に対する不安もあり参加へ踏み切れなかったところ、先輩からの誘いがあり、いろいろな情報を知ることができたため、ようやく踏み出すことができました。

共同生活をしながらのボランティア生活


T・Yさん:活動内容はローラ城という古城周辺の整備です。城内の掃除や草刈り、石拾い、周辺の森の間伐、それからボランティア活動を一緒に行う仲間の食事作り買い出し、共有スペースの清掃などをチームに分かれて行いました。全員一度はキッチンチームに割り当てられるので、夕食は各自が出身国の郷土料理を振舞いました。ロシアのボルシチやメキシコのタコスなど、色々な国の料理を楽しむことができました。自分たちは日本のカレーライスを作りました。

ボランティア活動で学んだこと

R・Yさん:古い一軒家がボランティア活動を行う拠点でした。夕食後は自由時間となるのですが、町からは距離もあったので、皆で星を見たり、ダンスやキャンプファイヤー、カードゲームをするなどしました。ほとんど毎日ダンスをしていたと思います(笑) メキシコやロシア、イタリアなどそれぞれの出身国の音楽に合わせて踊りましたが、リズムをとるのが難しかったです。日本の音楽で何を流せばいいのかなかなか思いつかず、結局盆踊りを流して皆で踊りました(笑)

ボランティア活動で学んだこと

R・Yさん:問題解決力が向上したと思います。これまでの自分の生活は必ず指導者的役割の人がいて、定められたやり方があったのですが、今回は全てを自分の判断で行う必要がありました。ドイツの首都から100キロ以上離れた集合場所まで自力で向かい、異国の地での活動のほとんどを自分の判断で実行しました。自分にとって本当に未知の体験で戸惑うことも多くありましたが、そのたびに見識を深めることができ、自分がどんどん成長していく実感を得られました。今回の研修を通して、どんなことでも乗り越えてやるという大きな自信を持つことができるようになったと思います。

T・Yさん:自分自身が成長した部分と足りない部分に気づくことができました。この活動を通して様々な国の人に自分から積極的に話かけたり、仕事を進んで引き受けることができるようになったと思います。自分に足りないと感じたことは英語力だと感じました。活動中は英語でコミュニケーションをとるというルールで交流していましたが、他の人が言っていることがわかっても、返答できなかったり、ジョークが分からなかったりしたことがありました。会話を聞き取り、理解するだけでなく、返答することができる語学力が必要だと強く感じました。これからはTOEICに挑戦したり、洋画を見たりと日常的に英語に触れていこうと思います。