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【経済学部/岡ゼミナール】スイーツ開発&イベントプロデュース!

10月26日(土)
近江町市場・めいてつエムザなどがある金沢市の武蔵エリアで、経済学部 岡ゼミナールの学生がプロデュースする「むさしハロウィン」が開催されました。

新商品が完成したのは、イベントの1週間前です。味と中身は自信がある。でも本当に売れるのか。準備の時間もない。学生達は不安な様子でした。地元の方からも「100個売るのは大変だ。仕入れは50個でいいのではないか。」といった声が聞こえてきました。 ここから岡ゼミの学生達は、地元の方々も驚くほどの底力を発揮します。

テレビ金沢の協力を得て広報番組に出演。さらに、お店の協力を得てオリジナルの商品ロゴをデザイン。加えて、販促のための飾りつけを企画。時間の制約の中で学生達は精力的に準備を重ねてイベント当日を迎えました。

イベント当日。開始直後のスイーツの売れ行きが鈍い一方、販売ブースの隣で子ども達に提供した「バルーンアート」のワークショップは大人気でした。シールを貼ったりマジックで絵を描いたり、世界に一つしかない自分のバルーンを作ってはしゃぐ子どもたちの笑顔が街に溢れました。

子ども達に元気づけられた学生達は、ゼミで修得したホスピタリティを発揮して頑張り続けました。そして、なんと2時間で260個を販売したのです。学生が自家用に取り置きしておいた分を販売に回すほどの売れ行きとなりました。
「洋菓子工房ドルチェ・カンパーニュ」の徳田店長は驚いていました。「我々プロでも、そんなには売れない。君たちはすごい。」 当初、新商品は1日限りの限定販売の予定でしたが、こうしてプロにもお客様にも認められたことで、季節限定商品として店頭に並ぶことになりました。
11月末まで、「洋菓子工房ドルチェ・カンパーニュ」長町本店とイオンモール新小松店で購入可能です。
今回のイベントは、金沢星稜大学と金沢中心商店街武蔵活性化協議会との間で締結された地域連携協定に基づく「星大連携事業」の一環として行われました。同事業では、協定の窓口を務める岡ゼミナールの学生が中心となり、ホスピタリティマネジメント、イベントマネジメントなど授業やゼミで学んだ知識を活かしながら、武蔵地区商店街の活性化とまちづくりの推進のため活動しています。 引き続き学生達は、武蔵エリアの地域調査を進めながら、今回見えてきた課題を来年度の企画につなげていくこととしています。
学生のコメント
経済学部経営学科 3年次 K・Mさん(石川県 金沢伏見高等学校出身)
ゼミの仲間のそれぞれの頑張りが結果に繋がったと思います。私も最初は不安でしたが、ベイマックスの衣装をまとった瞬間「ベイマックスマジック」にかかりました。視界に入る全ての人に手を振り、多くの人が笑顔になってくれて、写真を一緒に撮った時、握手した時、ハイタッチした時、全てが幸せな瞬間でした。以前なら無理と思っていたことも積極的に、自由に行動できて、自分でないような、でも本当の自分になれたのだと感じます。自分の殻を破る経験をしたことで、いつも岡先生が仰っている、人を幸せにするための「ホスピタリティ」の本質に近づけた気がします。
経済学部経済学科 3年次 T・Kさん(富山県 高岡商業高等学校出身)
新商品のロゴデザインを担当しました。岡先生から商標登録の問題などを教えてもらい、修正を重ね、企業様の承諾を得て完成したロゴを印刷し、自分達が開発にかかわった新商品に貼り、自分がデザインしたものが形になり人々の手に渡っていくのを見て感動しました。バルーンアートのワークショップでも、相手(子ども達)の気持ちに立って考えるという「ホスピタリティ」の実践を心掛けました。子ども達から「ありがとう」と言われたことが嬉しかったです。ゼミで勉強する「ホスピタリティの総合的品質管理」では、サービスだけでなくモノや空間もホスピタリティの視点からとらえ直すことが求められます。今回の活動で得た知識と経験を今後の卒業研究や就活にも活かします。