地域連携

【ちいプロ/こどもとSDGs】子どもたちと一緒に「土」とふれあう — 植木鉢アートと種まきを通して学ぶ自然の大切さ —

2025.11.11

10/28(火)

星稜ジャンプ地域活動プロジェクト活動団体「こどもとSDGs」は、地域の子どもたちと保育者と共に、SDGsとはなにか、考えていくことを目的とする活動団体です。

本学の学生たちは、梅光児童園を訪問し、子どもたちに自然や環境を大切にする心を育んでもらうことを目的とした活動を行いました。
絵本の読み聞かせや寸劇を通して「土の大切さ」を伝えたあと、植木鉢に自由に絵を描く「植木鉢アート」や、ほうれん草の種まき・チューリップの球根植えを実施しました。この取り組みは、SDGsの目標15「陸の豊かさも守ろう」にも関連しており、子どもたちが土や植物に親しみ、育てる楽しさや成長を見守る喜びを感じることで、自然への関心を高めることをねらいとしています。
当日はまず、学生が大学で育てている野菜や植物の写真を見せながら、土の役割や大切さについてわかりやすく紹介しました。続いて、絵本『つちどすん』の読み聞かせを行うと、子どもたちは「つち」「どすん」「ざっくざっく」と声を合わせながら楽しそうに参加していました。その後、チューリップの球根とほうれん草の種の「お家を作る」寸劇を披露し、子どもたちの興味をさらに引き出しました。
活動の後半では、ポスカを使って植木鉢に絵や名前、好きなキャラクターなどを描く「植木鉢アート」を実施。思い思いのデザインが完成した後、落ち葉や小枝を敷いた植木鉢に土を入れ、チューリップの球根とほうれん草の種を植えました。
子どもたちは、自分の植木鉢に強い愛着を持ち、主体的に活動に取り組んでいました。中には「球根が寂しくないように葉っぱを入れるんだよ」と話す子もおり、植物を思いやる気持ちの芽生えが感じられました。
活動後には、「お花が咲いたら観察して絵を描く!」「もう一回やりたい!」といった声も聞かれ、自然や植物への興味が一層高まった様子でした。
子どもたちが大事そうに植木鉢を抱え、職員や学生に笑顔で見せてくれる姿からは、「育てる喜び」と「自然を大切にする心」がしっかりと育っていることが伝わってきました。

学生のコメント

人間科学部こども学科 3年次 Y・Rさん(富山県 福岡高等学校出身)
今回の活動を通して、子どもたちが自然や植物に興味をもち、自分なりの形で“土やいのちを大切にする気持ち”を表してくれたことがとても嬉しかったです。絵本や寸劇で伝えたことを子どもたちがしっかり受け止め、「球根が寂しくないように葉っぱを入れるんだよ」と話す姿に優しさや思いやりを感じました。
また、「もう一回やりたい!」「お花が咲いたら絵を描く!」という声も聞かれ、活動を心から楽しんでいる様子が伝わってきました。自然と触れ合う中で学びが広がっていく子どもたちの姿を見て、改めてこうした体験の大切さを実感しました。
今後も地域や園と連携しながら、子どもの学びを支える活動を続けていきたいです。