MESSAGE 02

Fake it till you make it.
現実と理想の距離を
ギュッと近づける
座右の銘です。

教員

丸谷倫也さん 2022年卒業生/中学校英語科教員

現在のお仕事について

英語の授業はもちろん、
吹奏楽部の副顧問もしています。

石川県の公立中学校で英語教員として働き2年目。英語の授業はもちろん、楽団にも所属している経験から吹奏楽部の副顧問もしています。日々教員として胸を打たれる場面はいくつもありますが、生徒たちが大人たちの想像を超えてきたとき、「生徒たちは自らの力で世界を変えていけるのだな」と実感しています。授業でも部活動でも何かトラブルが発生すると生徒自らがその問題点を見つけようとし、解決のために動く姿。

新しい知識や視点を投げかけると見えてくる、生徒の言動や行動の変化。そうした光景を目の当たりにすることがこの仕事の一番のやりがいだと感じます。
教員として目指しているのは、SDGsの理念でもある「No one will be left behind」を実践する授業作りです。興味関心・理解力など様々な差がある生徒たちを前に授業を行う上で、教材ではイラストや図表を活用したり、指示の仕方を工夫したり。スモールステップで、小さな目標をこまめに設定して一人ひとりが取り残されない“ユニバーサルデザイン”を反映した学びを意識しています

在学中のこと

自分のやりたいことを実現するために
“ここは負けない”という専門性を磨く

アメリカのニューヨーク州立大学オールバニ校に約4カ月間留学しました。ホームステイ先から初めて大学に向かうバスの中で、私は黒人の席の隣に座ることができなくて。無意識的に黒人を敬遠していた自分に衝撃を受けて、「差別はダメだ」と考えていたのは上辺だけだったことを思い知りました。そこから人種差別問題に対する関心が高まり、自らを見つめ直すきっかけになりました。他にも衝撃を受けたのはスーパーマーケットで買い物をしている時のこと。友人とレジに並んでいたら、前にいた現地のマダム風の方から「あなたたち留学生?」と聞かれ、「そうです」と答えると「私が支払ってあげるわ」と言ってお会計をしてくれて。「えっ!」ととても驚いたのですが、話を聞くと「これから大人になってもしあなたたちのような留学生に会ったら、同じことをしてあげてね」と言われ、

あまりに粋でカッコいい行動に心が揺さぶられました。留学以外でも学生生活を語るうえで欠かせないのが、帰国後に参加した「いしかわ国連スタディビジットプログラム」です。ニューヨークの国連本部で各機関の方からお話を伺いディスカッションをするというプログラムでした。中でも印象に残っているのは、「イノベーション・セル」を立ち上げた高橋タイマノフ尚子さんのお話です。紛争の解決にITを活用するというテーマだけでも斬新なうえに、「自分のやりたいことを実現するために“ここは負けない”という専門性を磨いて、それをどれだけ熱意をもって相手に伝えるか」という言葉に胸を打たれました。
ニューヨークという場所そのものが持つエネルギーにも圧倒されました。様々な国から、それぞれの経緯で集まった人たちが一つの場所で暮らしている。その事実に“多様性”という言葉の本質が見えたと同時に、研修中うまくいかずに悩んでいた時も「ここにいていいんだよ」と街自体から言われているような感覚がしたのを今でも覚えています。

メッセージ

是非新しい自分に出逢い、
世界を広げてください。

やりたいことを見つける。実はこれが一番難しいことだと思います。人文学部国際文化学科には、沢山の扉が用意されていて、どの扉を開けるかはその人次第。学生の可能性を引き出し、寄り添い、全力でサポートしてくれる学部です。是非新しい自分に出逢い、世界を広げてください。

当時の担当教員からのメッセージ

前田 昌寛 先生

教員採用試験の直前まで、
模擬授業を工夫して繰り返し実施しました

「英語科教育法」では、教室での実践を意識しながら、繰り返し模擬授業を行いました。丸谷さんの模擬授業はまるで目の前に本物の中高生がいるかのように、工夫されていました。教員採用試験の直前、私の研究室に来て、「最後の仕上げ」に、丸谷さんと私の1対1で模擬授業をしたのも良い思い出です。「英語好き」を増やす、生徒思いの先生として、今後も活躍してくれるのを楽しみにしています。

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