MESSAGE 03

Out of your comfort zone.
あたりまえを疑うこと、
そこからがスタートです。

進学

東藤 知夏さん 2022年卒業生/
University of Leeds MA
Human Resource Management(進学)

現在の研究・専攻について

人材マネジメントの方法、AI導入に
よる人事の役割などを研究しています。

人文学部を卒業後、英国大学院のビジネススクールで「Human Resource Management(HRM)」について学んでいます。具体的には、組織の従業員のモチベーションと生産性の関係性やダイバーシティな環境の中での人材マネジメントの方法、AI導入による人事の役割の変化などについて研究しています。就職活動やこれまでの経験から「組織の中の人」に関心を持つようになり、その人たちの心の変化とそれに対するアプローチを学びたいと思ったのがきっかけです。

もう一度留学に挑戦したいと考えていたため、一年で修士の取れるイギリスで人材管理について学びながら組織心理学のモジュールもあるLEEDS大学を選びました。現在は修士論文の執筆中で、日本の雇用システム・人事慣行とメンタルヘルスの関係性についてまとめる予定です。
海外進学の一番の魅力は他国から来た学生と意見を交換しながら学べることです。国が違えば社会の状況が違うので日本でのあたりまえは通用しません。この1年間、多様な考えを持つ学生と議論した経験は、柔軟に考えるスキルを与えてくれ、これから働くうえで必ず活きると考えています。

在学中のこと

自分が思う“常識”が必ずしも通用
しないことを知りました。

人文学部で学んだことで「共生」「ダイバーシティ」についてより関心を持つようになり、現在の専攻に繋がったと感じています。特に印象に残っている授業は、「Studies on Multicultural Symbiosis(多文化共生論)」。自分が思う“常識”が必ずしも通用しないことや、言語や文化的側面だけでなく、社会背景から考える共生社会の実現の難しさを知るきっかけになりました。また、2歳から参加している国際交流をテーマとしたクラブ活動では、幼稚園児から大学生が参加する英語合宿において、リーダーとして活躍する中高生のコーチングとプログラムの調整を行ったことが印象に残っています。

中高生の抱える「人前に立つ不安」や「メンバーを楽しませたい」といった悩みや思いを聞き、一緒に改善策を考える中で、他者の抱える課題を解決に導く難しさを痛感しました。言葉に現れない部分を汲み取る難しさを感じたと同時に、現状を分析し、目標達成までの道筋を考えてアドバイスをすることの面白さも感じることができました。段々高校生たちが自分たちで動けるようになりその成長が目に見えてきたのが頼もしかったですね。
また、ゼミ活動では様々なテーマについて担当の先生とゼミの仲間と一緒に意見交換し、テーマから派生して考えを出し合った時間はとても楽しかったです。関心のあることに対して「もっと知りたい!学びたい!」という気持ちになったことを覚えています。私は「フランス在住女性移民の社会進出—雇用環境と政教分離の原則から—」として卒業研究をしましたが「無宗教」「幸福度」など、各々のテーマで研究をしているゼミ生の話を聞くのも毎回興味深かったです。

メッセージ

何か興味のあることが見つかれば、
たくさんチャレンジしてほしいです。

私にとって、人文学部での4年間は知的好奇心を養うことができた時間でした。授業でも、それ以外の時間でも、何か興味のあることが見つかれば、たくさんチャレンジしてほしいです。チャレンジできる機会があることは素晴らしいことです。存分に活用してくださいね。

当時の担当教員からのメッセージ

岡本 芳和 先生

積極的に英語の勉強に取り組み、留学に挑戦し、
大きく成長してくれました。

東藤さんは入学時から元気で明るく前向きな学生でした。積極的に英語の勉強に取り組み、留学に挑戦し、大きく成長してくれました。留学後には言語、文化、宗教などを中心とし、専門的なことを幅広く学んでいました。興味を持ったことについて探究するその姿勢はとても素晴らしかったです。そして、現在は海外の大学院に留学中ということで、将来的には日本だけでなく、世界で活躍できる人になることを願っています。

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