Go Beyond

Broaden your horizon

さあ行こう、まだ見ぬ世界へ！
超えていこう、今の自分を！

SCROLL DOWN

どんな社会でも、
どんな状況でも
「世界で」「世界を」
学ぶ大切さは変わらない。

私たちを取り巻く世界や社会は、目まぐるしく、加速度的に変化しています。
人文学部国際文化学科では、留学をはじめとした様々な経験を通じて、どんな環
境でも自分らしく生きていくために必要なチカラを培います。
知らない土地、見たことのない景色、出会ったことのない人たち…
そうした出逢いがあなたの世界をきっと大きく広げてくれるはず。
さあ、今こそ、様々なボーダーを超えて、新しい自分の扉を開けてみませんか？

MESSAGE 卒業生インタビュー

就職

Change my world.
目の前に広がる
世界を変えてくれた
4年間。

高畠菜那さん / 2022年卒業生

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教員

Fake it till you make it.
現実と理想の距離を
ギュッと近づける
座右の銘です。

丸谷倫也さん / 2022年卒業生

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進学

Out of your coｍfort zone.
あたりまえを疑うこと、
そこからが
スタートです。

東藤知夏さん / 2022年卒業生

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主な進路

就職

  • ANA
  • JR西日本
  • Kスカイ
  • JTBグローバル
    マーケティング＆トラベル
  • 彩の庭ホテル
  • 日本通運
  • 上組
  • ケイラインロジスティクス
  • 花王ロジスティクス
  • 日本銀行
  • 三井住友信託銀行
  • 東京海上日動火災保険
  • 小矢部市役所
  • コマツNTC
  • コマツ産機
  • 澁谷工業
  • 大同工業
  • 富士通ゼネラル
  • リコージャパン
  • 三谷産業
  • コストコホール
    セールジャパン
  • ナイキジャパン
  • NTT西日本
  • 共同テレビジョン
  • 日本年金機構
  • 朝日町役場
  • ANA
  • JR西日本
  • 澁谷工業
  • 東京海上日動火災保険
  • 三谷産業
  • など

教員

  • 石川県教育委員会
  • 富山県教育委員会
  • 川崎市教育委員会
  • 金城学園遊学館高等学校

進学

  • 大阪大学大学院
  • 筑波大学大学院
  • 金沢工業大学大学院
  • University of Leeds MA Human
    Resource Management

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FEATURE 人文学部国際文化学科の特徴

01

学部生全員の
海外留学

人文学部国際文化学科の最大の特徴が、全員の早期留学です。1年次後期から2年次前期にかけて、4～8カ月間海外の協定校に留学します。留学先は、欧州、アジア、北米などさまざま。早期に長期留学を経験し、大きな成長を遂げて帰国します。

02

留学前の
徹底した準備

留学する国や学校を決めるために留学前にIELTSを受験します。そのために入学後はIELTSの試験対策（英語の4技能）をメインとした授業を受講します。語学力だけでなく、日本の文化や歴史など留学先で活かせる様々なテーマについても学びます。

02

選べる
2コース制

帰国後の2年次後期からは、「グローバルイングリッシュコース」「比較文化コース」に分かれて専門科目を受講します。留学でさらに英語を深く学びたいと思った人や、海外で目の当たりにした宗教・民族・文化などに興味を持った人など、関心に合わせて学びます。

LEARNING 4年間の学び

入学直後〜1年次前期

EAP
（English for
Academic Purposes）
／比較文化系基礎科目

入学直後から留学に向けた準備を徹底的に行います。EAP（English for Academic Purposes）では、英語の4技能（speaking/listening/writing/reading）をクラス別に基礎から段階的に学び、留学先で活きる英語力を身につけます。4技能以外にも、ディスカッションやプレゼンテーションスキル構築を目指す科目も開講しています。語学だけでなく、留学先で必要なのは比較文化などの様々な教養です。「比較文化」「ワールドトピックス」「日本社会と文化」など、日本と海外の違いを知るうえで欠かせない基礎的な知識を学びます。

1年次後期〜2年次前期

早期海外留学

北陸で唯一、学部生全員が早期に留学をする人文学部国際文化学科。1年次に受検したIELTSのスコアによって、「学部留学」「アカデミック英語」「語学研修」（※）の3つの留学形態別に、希望する国や地域、学校を選択します。※3つの形態を横断的に学ぶことも可能です。これまでに、アメリカ合衆国、カナダ、オーストラリア、フィリピン、ハンガリー、韓国など世界各地に約4～8カ月間、先輩学生が留学しています。
現地留学を経験した先輩学生の声などの詳細は「READ MORE」からご覧ください。

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帰国後（2年次以降〜）

選べる2コース制

留学先で芽生えた興味関心に沿って、2コースに分かれて専門科目を受講します。
選択したコースだけでなく、横断的にも学ぶことができるため、「広く＋深く」学ぶことができるのが特徴です。

グローバルイングリッシュコース

世界における英語の言語的位置づけや、
その歴史的変遷などを学び、英語を学問として探究します。

比較文化コース

民族や文化・観光といったテーマを
取り上げ、様々な文化的観点から世界を考察します。

Your Next Ahead!

航空会社／CA等

ロジスティクス

キャスター/アナウンサー

マスコミ

中高英語科教員

INTERVIEW 在学生インタビュー

1st year

授業を受けるたびに
「知りたい！」が増える毎日。
目的を持って語学や文化
を学んでいます。

S.Mさん
１年次
石川県 北陸学院高等学校出身

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2nd year

「楽しかった」だけで
終わらせない。
小さな壁を乗り越え続けた
アイルランド留学。

N.Mさん
2年次
富山県 石動高等学校出身

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3rd year

「失敗を恐れることが
一番の失敗」。
留学して直面した課題が
今の成長に繋がっています。

W.Gさん
3年次
石川県 大聖寺高等学校出身

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4th year

コロナ禍で培った“マイナス
をプラスに変える力”。
生徒に寄り添い伴走できる
教員を目指しています。

M.Kさん
4年次
石川県 羽咋高等学校出身

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CROSS TALK 学部長・学科長インタビュー

副学長兼人文学部長

田中 富士美教授

一人じゃない、ともに進もう

一歩を踏み出す力を。ともに歩む、
パートナーである教員のインタビュー。

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国際⽂化学科⻑

前田 昌寛准教授

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TEACHER&CURRICULUM TEACHER&CURRICULUM 教員・科目紹介

  • Literature &
    Arts Translation

    ブローダウェイ リック 教授

  • ワールド
    トピックス

    菊池 嘉晃 教授

  • English
    Linguistics

    松本 大貴 助教

  • ディベート

    田中 富士美 教授

  • スピーキング
    スキル

    リンチ ギャビン 准教授

  • アジア文化と社会

    バイヤー アヒム 教授

  • 英語科教育法

    前田 昌寛 准教授

  • 日本文化論

    門前 斐紀 講師

  • 英語学演習

    岡本 芳和 教授

  • キリスト教と文化

    桑野 萌 准教授

  • マイノリティと
    文化

    ⾼原 幸⼦ 准教授

  • 地域研究

    坂井 紀公子 准教授

  • イスラム教と文化

    朝⽥ 郁 准教授

  • 観光まちづくり論

    齋藤 千恵 教授

MOVIE 動画でみる国際交流

2:16

Game Day

Clynes Peter

2:22

10-minute Talk

Broadway Rick

4:10

留学体験談

I.Kさん / T.Yさん / T.Aさん

2:00

FTGs/Fair Trade as
Global Commons

A.Hさん / M.Sさん

2:00

留学が実現するまで

～入学から留学までのストーリー～

Q&A よくあるご質問

A

留学前は、英語力をしっかり鍛えるための英語学習プログラムEAPや、その他科目を開講し、留学先で役立つスキルや知識をしっかり学びます。留学前には担当教員や国際交流センターの職員と面談し、自分に合った留学先を決定。その他さまざまな不安や疑問にも丁寧にお答えします。また、留学中は不測の事態に対応できるように24時間体制のサポート制度を設けています。

A

これまでに、英語力を生かす航空会社や英語科教員などの職業のみならず、国際感覚を必要とする商社やマスコミ、グローバル企業、その他金融機関など、幅広いジャンルに就職しています。加えて、留学経験や専門科目の学びからさらに深く学ぶために、大学院へ進学する先輩もいます。詳しくは、本WEBページ上部の「主な就職先」等をご覧ください。

A

入学後の徹底した英語教育（EAP）を実施しているため、段階的に英語活用能力を身につけることができます。また英語そのものを学ぶだけでなく、国際問題や海外をテーマにした様々なことを学べるため、まずは「学びたい！」「知りたい！」という気持ちがあれば、本学科での学びは有意義なものになると考えます。

グローバルイングリッシュコース

グローバルイングリッシュコースでは、グローバル化し、多様化する社会に、 英語を通して活躍できる人材を育成します。留学による異文化体験を通して、自他の文化や生活について理解を深め、国際共通語としての英語の意義を理解し、卒業までに高い英語運用能力を身につけます。

※上記は2023年度開講科目となり、2024年度開講科目は変更となる場合があります。

卒業研究のテーマ例

■ Subject Ellipsis in English and Japanese
■ The Necessity of Cultural Understanding in Language Learning
■ Comparison of Historical Background and Current English Language Policies in Japan and Korea
■ English in the Philippines
■ The Use of English, Japanese and Heritage Languages by Migrants in Japan - A Survey-based
■ Analysis on Foreigners in Japan in Terms of SDGs

比較文化コース

比較文化コースでは、留学による異文化体験とともに、宗教、世界と地域研究、文化の諸相、観光など様々な学問分野を横断する幅広い知識と視点に基づいて人間とは何かを問い、世界や社会の平和、環境保護のために活躍できる人材を育成します。

※上記は2023年度開講科目となり、2024年度開講科目は変更となる場合があります。

卒業研究のテーマ例

■ Why Do People Use a Tool When They Eat?: Learn from the History of Knives and Forks in Europe
■ Temba: Traditional Preserved Food in Ishikawa
■ Distribution of Sustainable Fashion: From Producers to Consumers
■ Impact of the Introduction of Mobile Money on African Countries
■ Why Are People So Enthusiastic about Sports?

英文学を分析し、
その芸術表現を日本語に翻訳する。

Literature & Arts Translation

ブローダウェイ リック 教授

科目紹介

There have been many things written in English: novels, essays, pamphlets, song lyrics, signs, product labels, graffiti, and so on. A small fraction of these are considered special because they have “literary” value. But, what is this special category of high-value language that we call “literature?” What makes a phrase, a sentence, a passage, or even a whole book “literary?” In this course, students read, analyze, and translate famous literary passages in English. We do a lexical and syntactic study of each passage as well as an analysis of the literary devices used by the author. Finally, we do a comparative analysis of human and machine translations before attempting our own literary translation from English into Japanese.

授業の魅力やポイント

You will be introduced to some famous works in English literature. You can read short passages from these works and learn why they are considered “literature”. Lectures are in English, so attend the lessons and enjoy the challenge!

歴史的・文化的視座から
国際関係を読み解く

ワールドトピックス

菊池 嘉晃 教授

科目紹介

国内外で日々バラバラに起きているように見える様々な事件や出来事。実は互いにつながり、絡まり合っていることが多いのです。現代世界（国際社会）の複雑な事象について、絡み合う糸を解きほぐし、その背景や原因、今後の展望について考えていく授業です。
グローバル化された現代の様々な事象は互いにつながっているだけではなく、その原因が100年前、200年前という「遠くて近い」過去に端を発していることが珍しくありません。いまそこで起きている表面的な現象として見るだけでは理解できないのです。日々伝えられる様々な出来事を空間的、時間的な広がりの中に位置づけ、背景にある民族や宗教・文化などの側面にも目配りして把握していけば、国際社会の“構造”と成り立ちが見えてきます。授業では、世界の情報に対する感度とリテラシーを高めつつ、歴史的・文化的な視座を踏まえて国際関係を読み解き、21世紀の国際社会の展望についても考えていきます。

授業の魅力やポイント

最新のニュース・記事、映像資料を豊富に用いて授業を進めます。メディアを通じた情報の収集や読み解き方も学びながら、国際社会の理解に必要なキーワードや概念を把握します。断片的な情報の渦の中でぼんやりとしていた現代世界の輪郭が、授業を通して少しずつ見えてくるはずです。

英語という言語の背後にある
システム・原理を知ろう

English Linguistics

松本 大貴 助教

科目紹介

English Linguisticsでは、単に文法や単語・発音などを暗記するようなことはしません。これまで学校で暗記した（させられた？）英語のさまざまな側面について、背後のシステムや原理を明らかにすることが目標です。「この発音はなんでこんな音になるのだろう」「smart students and teachersは、[賢い学生]&[先生]とも、賢い[学生&先生]とも理解できるのはなぜだろう」「乗るのは自転車そのものではなく、サドルなのに、なぜ“I ride a bicycle”というのだろう」…このような英語（あるいは、言語）についての「なぜ」について、様々な視点から考えてみて、その根本原理を解明しようとするのが英語学です。

これまでなんとなく「そういうもの」と割り切って暗記するしかなかった英語のたくさんの現象・側面について、「そういうことだったのか！」と様々なひらめきを与えてくれるのが、英語学の大きな魅力です。一緒に英語の「深淵」に潜り込んでみましょう。

授業の魅力やポイント

実際に英語を用いて言語学の様々な分野に入門します。どうやって単語が作られるのか。文を作る規則とは何か。意味とは何か。言語を使って、我々人間は何をしているのだろう。英語、ひいては言語を取り巻く様々な「なぜ？」について、みんなで議論しながら考えるのが、この授業の魅力です。

あるテーマに対し、
多面的に考え
論理的に議論を行う
スキルを磨く

ディベート

田中 富士美 教授

科目紹介

ディベートは、あるテーマについて相対する観点から議論を行うことを意味します。授業では、このコミュニケーション方法を理解し、それに伴うボキャブラリーと、レトリカルな構造をもって、与えられたテーマの議論を展開することが求められます。具体的には、ディベートの手法を学修し、演習を行い、英語による高度なコミュニケーション能力を養うこと。与えられたテーマに関連する情報を収集し、分析を行い、論理的に自分の意見を論じ、相手を説得させるコミュニケーション能力を養うことが目標です。クラスワークの他に、グループごとの最終プレゼンテーションのためのクラス外ワークにおいては、本授業では、英語によるディベートの特質と構造の多様性を学び、あるテーマに対して多面的に考察し論理の組み立てができるスキルを養います。

授業の魅力やポイント

英語のディベートには英語力に加え、ロジカル、クイック、クリティカルの三つの思考力が必要です。論証のためリサーチ、的確な主張を短時間で明示するための意図を構成、説得力のある原稿の準備、チームでの協力作業。トピック内容の深い学習から、様々なツールを用いて展開を図っています。

あるテーマに対し、
多面的に考え
論理的に議論を行う
スキルを磨く

ディベート

田中　富士美　教授

科目紹介

ディベートは、あるテーマについて相対する観点から議論を行うことを意味します。授業では、このコミュニケーション方法を理解し、それに伴うボキャブラリーと、レトリカルな構造をもって、与えられたテーマの議論を展開することが求められます。具体的には、ディベートの手法を学修し、演習を行い、英語による高度なコミュニケーション能力を養うこと。与えられたテーマに関連する情報を収集し、分析を行い、論理的に自分の意見を論じ、相手を説得させるコミュニケーション能力を養うことが目標です。クラスワークの他に、グループごとの最終プレゼンテーションのためのクラス外ワークにおいては、本授業では、英語によるディベートの特質と構造の多様性を学び、あるテーマに対して多面的に考察し論理の組み立てができるスキルを養います。

授業の魅力やポイント

英語のディベートには英語力に加え、ロジカル、クイック、クリティカルの三つの思考力が必要です。論証のためリサーチ、的確な主張を短時間で明示するための意図を構成、説得力のある原稿の準備、チームでの協力作業。トピック内容の深い学習から、様々なツールを用いて展開を図っています。

必要な英語⼒と
コミニュケーションスキルを養う

スピーキングスキル

リンチ ギャビン 准教授

科目紹介

This class is one of four skills that students must learn as part of their overall English education before studying abroad. They get used to orally using the language they learned before entering university while adding to their active bank of vocabulary and phrases. Students become familiar with scenarios in which they will need to speak when they are in foreign countries. They also increase their confidence in organising their thoughts and conveying them orally. The IELTS examination is used to gauge their progress.

授業の魅力やポイント

Speaking skills are often the first skills we need to use spontaneously when we meet people (either physically or using online meeting system software). This class prepares students for their future lives in English.

歴史や文化を切り口に
アジアと世界の繋がりを知る

アジア文化と社会

バイヤー アヒム 教授

科目紹介

この授業では、アジアにおける社会的・文化的な多様性について探究します。強大な文明や宗教の発祥の地として、アジアは長い歴史を持ち変遷を遂げてきました。この授業では、地域学、民俗学、言語学的要素を踏まえながらアジアの多様性について取り上げます。また、いかにしてアジア社会が西洋文明や西洋文化と交わってきたかについても考察を進めます。 授業を通じて以下の点について修得することを目指しています。
「アジア」あるいは「東洋」などとそれらに関連した言葉の定義と、「西洋」との違い。アジアの歴史の基礎となる知識。シルクロードや仏教の観点から見る、東洋、西洋とアジア地域の文化的繋がり。トルコの歴史と現在について、またイスラム社会とイスラム文化の事例として見るトルコ文化。中華人民共和国やその他地域における漢民族と民族的マイノリティの歴史と文化。

授業の魅力やポイント

この授業では、アジアの社会と文化について、その背景となる歴史や宗教を含めて学んでいきます。アジアは広大で多様性のある地域です。3人の教員によるオムニバス形式で授業を行うことで、各教員の研究分野に基づいて多面的にアジアを理解することができます。

英語の指導（教育）者
になるための
基礎から実践までを学ぶ

英語科教育法

前田 昌寛 准教授

科目紹介

「英語を教える」ということは、「効果的な学び⽅」を知っていなければできません。「英語科教育法」では、⾃⾝の英語学習を、「他⼈に教える」という視点から⾒つめ直し、科学的な観点から「良い英語学習法」とは何かを追求していきます。同じ学習法でも、どの場⾯でどのように⾏うかによって、効果は変わってきます。例えるならば、⾵邪薬は⾵邪をひいてから飲めば良薬ですが、ひく前から飲めば悪害となりえますよね。⼀⽅で、ワクチンは病気にかかる前に打つから効果的であって、かかってから打っても遅いですよね。数ある学習法の持つ特徴と意義を知り、模擬授業を通して実践します。英語学習を科学する、それが英語科教育法なのです。

授業の魅力やポイント

⾔語を習得する理論に基づき、科学的に「英語の良い学習法」を指導する、あるいは⾃⾝が実践するための⼒がつきます。

社会を見渡し、将来に向けて
「多文化的な問い」を深める

日本文化論

門前 斐紀 講師

科目紹介

「Japanese」という言葉にどのような印象がありますか?本授業は、日本の思考様式、人間関係、自然観などの 特色について、いくつかの文献をもとに考察します。講読テキストは、近世の伝来以降広く親しまれている禅仏教 の絵解き本『十牛図』と、禅を基軸として近代日本思想の一大ネットワークを築いた「京都学派」の論考です。前半は、『十牛図』附録の漢詩の英訳と邦訳、挿絵を鑑賞し、グループで英語のアレンジ版を制作します。その後、 石川県⻄田幾多郎記念哲学館を訪問し、京都学派を代表する哲学者・⻄田幾多郎(1870〜1945年)の思想と生 涯に触れ、後半の授業では主著『善の研究』(1911年)を、英訳を参照しながら読み解きます。

授業の魅力やポイント

この授業では、日本文化形成のベースとなってきた近世・ 近代日本の思想や哲学を紹介します。これまでの思考の枠 組みを知ることは、これからの課題や可能性の洞察につながります。

言葉の意味や言葉の使用に
関する鋭い洞察力を養う

英語学演習

岡本 芳和 教授

科目紹介

この授業では、英語学概論で学んだ英語学の知識をさらに発展させ、主に意味論・語用論の観点から言語の持つ本質を探究することです。また英語教育にも役立つ知識も多く学習することができ、英語教職課程を履修している人にとっても有益な授業になります。

授業の魅力やポイント

この授業を通して、英語や日本語゙か持つ様々な言語現象を 観察するため、言語の意味や言語の使用に関する鋭い洞察力を養うことを目指します。毎回の授業で意外と知られていないことをいくつも知ることができ、知識を増やすことができます。

多様な文化の内側から
比較する力を
身につける

キリスト教と文化

桑野 萌 准教授

科目紹介

この授業では、キリスト教とはどのような宗教なのか、またその伝統文化(祝祭、礼拝など)がどのように私たちの生活に融合していったのかについて学んでいきます。とりわけ、私たち日本人にとっても身近で親しみやすいクリスマスやイースターの起源について学び、様々な国・地域でどのように祝われているのかについて比較考察します。また、北陸地方の文化にキリスト教がどのように融合していったのかについて、フィールド調査やグループワークを通して明らかにしていきます。

授業の魅力やポイント

自分の身近な生活や習慣の内にあるキリスト教文化を発見することにより、多様な文化を内側から比較する視座を身に付けることができます。また、グループワークでは自分たちの関心に基づいて主体的に問い、発見していく力を身につけます。

⺠族的に少数者
になる人々の状況を
歴史的背景から捉える

マイノリティと文化

⾼原 幸⼦ 准教授

科目紹介

国⺠国家のなかで、⺠族的に少数者になる人々の状況・環境を、主に文学や歴史的背景から捉えます。ポストコロニアル(後続する植⺠地主義)の視点として、移⺠となる人々の状況を考察します。在日コリアン、沖縄、アイヌ の人々、タイとバングラデシュの山岳少数⺠族の文化を知り、日常的差別や⺠族紛争の歴史を知ります。

授業の魅力やポイント

尹東柱『空と風と星と詩』という詩集を英訳し、留学生だったが、朝鮮思想犯として獄死した詩人の、優しく哀しい 叙情を移りゆく季節や自然に託していく若者の視点から、 戦前・戦後の東アジアの歴史状況を読み解きます。

「地域」の特徴が
自然環境と社会環境の相互作用から
生成されることを学ぶ

地域研究

坂井 紀公子 准教授

科目紹介

この科目ではアフリカ地域について学びます。鉱物資源の開発が進み、人口増加も著しい 「アフリカ」は、日本にとって無視できない地域となってくるでしょう。私たちはこの地域について、紛争地域や 貧困地域というイメージのほかに、どんなことを知っているでしょう。「アフリカ」といっても、アフリカ大陸は 広大で、カラハリ砂漠などの乾燥地域からコンゴ盆地の熱帯降雨林といった湿潤地域まで、じつに多様な生態環境をふくんでおり、それぞれの環境のもとで暮らす人びとの社会も文化も多彩です。この科目では、多様な生態環境を生きる人びとの社会とそこではぐくまれている豊かな文化を学ぶと同時に、それぞれの社会が直面している現代的な諸問題も知り、私たちとのつながりを考えていきます。

授業の魅力やポイント

自文化との違いが自然環境、それに適応した生業、歴史などの諸要素に由来すると理解できるようになります。このような対象への視点は、あなたの「地元」のユニークネスを複合的に分析するスキルとなりえます。また、グローバルな視点から「アフリカ」と日本のつながりを考える想像力も身につきます。

イムラームとその社会で
共有された文化や
価値観について学ぶ

イスラム教と文化

朝⽥ 郁 准教授

科目紹介

みなさんのイスラームに対するイメージはどのようなものでしょうか。断食や豚を食べることの禁止といった厳しい戒律、あるいは中東の気候風土を想起するかもしれません。しかしながら、イスラームとは戒律だけの宗教ではなく、同時に社会システムでもあります。また、それを信仰する人々も中東だけに留まらず、世界人口の4分の1を占めるに至っています。みなさんの隣人として、すでに同じ社会に暮らしているのです。そこでこの科目では、イスラームとその社会で共有された文化や価値観について学びます。さらにイスラームの宗教学的な側面に加えて、現代イスラーム世界を形作る多様性や共通課題にも注目することで、この世界宗教のダイナミズムを読み解いていきます。

授業の魅力やポイント

近年、世界各地でイスラームに基づく政治的・文化的な人々の行動が目立つようになっています。宗教的な価値観が力を増すと聞くと、時代を逆行しているように思われるかもしれませんが、実はこれも近代化の大きな流れの1つです。その秘密を解き明かしながら、これからの多文化共生社会に必要な知識とスキルを身につけます。

コミニュティが抱える
問題について解決策を模索する

観光まちづくり論

齋藤 千恵 教授

科目紹介

この講義では、21世紀の変化する地域社会に注目し、交流や観光、移動、ネットワークといった人や集団のインタラクションが、まちづくりにどのように貢献できるのかを考察していきます。急速に変化していく私たちの社会で、地域は、さまざまな問題に直面しています。それは、例えば少子高齢化や財政難、大規模自然災害による被害、成員のアイデンティティの危機といったものです。コミュニティによっては、いくつかの問題が互いに絡まって難しい状況を作り出している場合もあります。そうしたコミュニティの中には、観光に問題の解決策を求め、地域外の人々と地域内の人々の間の交流を作り出すのに成功しているものもあります。この授業では、理論とともに、さまざまな事例を学ぶことで、地域社会の置かれた状況を的確に捉え、どういった地域づくりができるのか議論していきます。

授業の魅力やポイント

この授業では、現代社会に特徴的な移動やコミュニケーション、ネットワーク形成について、文化人類学をベースにして学びます。こうした学びを地域社会が抱える問題の解決に結び付けていきます。