商業高校出身ではなかったものの、星短に入学してから簿記や税金などについて学ぶ機会が多く、「簿記演習Ⅰ・Ⅱ」「税務会計演習」「会計演習Ⅰ」などの授業を通じてその面白さに気づきました。税務職員を目指したのは、税という一つの専門分野を追求できることや、納税者との関わりを通じて様々な経験ができ、視野が広がるとともに自分自身の成長に繋がると考えたからです。

この2年間で一番力を入れて取り組んだのは日商簿記の勉強です。解説動画を見て過去問をひたすら解くことで、結果的に一発合格することができました。高校まではなるべく楽な道を選んで、頑張ることを避けて過ごしてきましたが、星短に入学してからは、簿記などの資格の勉強を通じて、目標を立てて自分で頑張っていく姿勢が身につきました。
公務員採用試験に向けても、一日の目標を立てて、効率性を重視して勉強に取り組みました。サスペンスの映画やドラマを見るのが好きな私は、当初は何度もその誘惑に負けてしまいそうな時がありました。そこで、「ここまで頑張った後はこの映画を1本見る」という感じで自分にご褒美を設けて、そこまでは集中して勉強するぞ！とモチベーションを上げながら机に向かっていました。また、科目を“苦手”や“嫌い”と決めつけないことも大切です。とりあえず勉強してみて、わからないことを一つ一つ丁寧にこなしていけば、後々“楽しい”と感じるようになるかもしれません。苦手だから勉強するのが嫌だなと思い込まずに、まずは手を付けてみてください。

試験勉強を進めていくうえで、最も大切なのは前向きな気持ちを保つことだと思います。難しい問題に直面したり、模試などで思うように点数が伸びなかったときは、誰だって落ち込みます。いつまでも落ち込んでいるのか、切り替えて前を向いて頑張るのか、その意識の差が合格不合格を左右すると思います。