金沢星陵大学女子短期大学部

学長室の窓から

(4月2日入学式式辞から)

4月15日

令和6年能登半島地震により被災された方々へお悔やみとお見舞い申し上げます。
新入生の皆さん ご入学おめでとうございます。 金沢星稜大学女子短期大学部、星短へようこそ。星短は皆さんを心から歓迎します。これからみなさんと一緒に星短で過ごす始まりのこの日を、私はワクワクして心待ちにしていました。 ご家族の皆様もさぞお喜びのことと拝察しお祝い申し上げます。またご多忙の中ご臨席賜りました ご来賓の方々には厚く御礼申し上げます。

さて現在の我々を取り巻く状況に目を向けてみますと、コロナウィルスなど様々な感染症の蔓延、震災などの自然災害、世界の各地での紛争、SNSの発展・普及、AIの進化などそれまでの我々の想定をはるかに超えた大きな変化が現実として起こっています。 これらの想定外の出来事や変化はこれからも続いていくように思います。しかし、どのような環境下であっても時間は刻刻と過ぎてゆきます。そのような様々な変化に対応し、みなさんは即戦力として2年後地域社会で活躍をしてもらえるように成長という変化をして もらわねばなりません。

そこでみなさんに私から3つのことをお願いしておきます。

一つ目は、今までの「あたりまえ」を疑ってください。この意味は今までの常識とされてきたことをまず自分の中で理解、消化し、その後にそれが本当に現状に即したものなのかを考えてくださいということです。星短の講義でおそわったことについても理解・消化した後、本当にそうなのかということを自分の頭で考えてください。
二つ目は何事かに「チャレンジ」をしてください。この在学中にどんな小さなことでもよいのでチャレンジをしてください。自分で限界をつくらず一歩先へ進もうとしてください。チャレンジが小さなことであっても、積み重ね・継続により、やがて習慣となり大きな変化を、みなさんが起こすかもしれません。その変化を恐れないでください。
三つ目は、プラスの言葉を使いプラスに考える習慣をつけてください。どんな言葉を使うか、ある事象をどのように捉えて考えるかで、行動が変わっていき、あるいは少し大げさですが人生がかわるかもしれません。みなさんにはぜひプラスの言葉を使い、プラスで考える習慣を身に着けてほしいと思います。

みなさんは決して一人ではありません。ともに学ぶ仲間があり、みなさんが振り返れば、 誠実にして社会に役立つ人間の育成という建学の精神に基づき本学に集まり日々行動する、教員・職員が身近にいます。教員・職員は皆さんの成長を全力を尽くしてサポートしてゆきます。みなさんが本学で過ごす時間は2年間です。2年間という時間はみなさんが思っているよりもはるかに短く、人生の「一瞬」です。この一瞬が、輝きのあるものになるかどうかは自分次第。みなさんが輝きを放ち、その輝きが将来の無限の可能性へと繋がっていきますように、一緒にがんばっていきましょう!改めて星短へようこそ!


金沢星稜大学女子短期大学部 学長 岸本 秀一