今年度の平泉ゼミナールでは、「人とのつながり」に関する理論に着目して研究を進めています。これまで、さまざまな「つながり」に関する理論を学んできました。

今回のゼミ研修は山中温泉。地方の伝統的な温泉街のもつ価値について、「つながり」を軸に考察します。
豊かな自然に囲まれた、情緒ある市街を楽しみつつのグループワークです。ゼミ生たちは、事前にグループごとに「テーマ」を決めて行動します。これまで、さまざまな場所でフィールドワークを経験しているゼミ生たちですが、今回の活動はいつもにも増して活発で積極的なものになりました。

これまでのゼミ活動で学んだ「理論」を意識して散策することによって、単なる観光旅行とは違った発見があったようです。鎌倉時代の「武士」とのつながりや江戸時代の「俳人」とのつながりなど、プライベートな旅行では見落としがちな「つながり」をたくさん見つけてくれましたね。立ち寄ったカフェの経営者に簡単なインタビューをしてくれたグループもありました。ゼミ生たちの成長を感じる、有意義な研修でした！

高校生の時は感染症の影響で修学旅行に行けなかったので、ゼミ研修を通してリベンジすることができて嬉しかったです。
グループのみんなと温泉街を散策して、普段とはまた違った新たな一面が見られたり、非日常感を体験できたことで仲がより一層深まったように感じました。19年間知らなかった、自分の住む県の観光名所をみんなで回ったことで新しい発見があったり、短大生活の中で忘れられない良い思い出ができました。

とある雑貨屋さんに立ち寄ったのですが、そこの店主の方に地元ならではのおすすめスイーツを教えていただきました。店主同士とても仲が良く、お互いに「山中温泉にある素敵なお店を広げよう」という、その土地ならではのつながりを感じました。お互いの良さを知り、共存していくことで街の一体感が生まれるのだと思いました。また、そのスイーツのお店でもまた違うお店をおすすめしていただき、つながりは連鎖していくものだとも感じました。

今回のゼミ研修では、みんなの仲が一層深まった気がするのでとても良かったです。食べ歩きの際には、お店の方にまた違うおいしいお店を紹介していただき、人のつながりを感じることもありました。浴衣を着たり、おいしいご飯を食べたり、ゆっくり温泉に入って、夜はずっと騒いだりして、朝は寝不足になったりと、とても楽しいゼミ活動でした。