常に相手本位で行動する。サッカーで身につけたその姿勢を社会でも貫きたい。

北信越で強豪校として有名だった金沢星稜大学のサッカー部で、より高いレベルの環境に身を置いて、技術だけでなく人として成長したいと考えて進学しました。

4年間の大学サッカーで学んだことは数えきれません。サッカーに取り組むにあたって、これまで自分の軸にあったのは“競争”でした。ただそれにこだわりすぎると、勝利が善、敗北が悪という考え方に陥りがちです。他人との競争ではなく、「昨日より一本多く走れたか」「昨日の自分より成長できているか」と自分を客観的に見つめることで、今何が必要かを判断できるようになりました。さらに自分の意識を変えてくれたのは、監督から教わった「サッカーは思いやりのスポーツ」という言葉。実力のある選手は常に相手の立場に立ったプレーをしています。大事なのは、仲間のために、チームのために全力を出すこと。相手本位で行動できる力は、社会人になった後も必ず活きてくるものだと思います。相手の幸せを願い、その喜びを我が喜びとするという企業理念を持つ内定先で、お客様に最大限喜んでいただけるように努力したいと思います。
「刻石流水」。就職活動に限らず、この4年間いつも心にあった言葉です。試合に出れなかった時、上手くプレーできなかった時、進路に悩んだ時など、苦しく感じたことは何度もありました。それでも、「受けた恩は心に刻み、自分がした情けは忘れよう」という意味のとおり、今まで受けてきた恩に感謝しながら今の自分にできる最善を尽くすように行動することを心がけてきました。

後輩の皆さんへ。部活動でも就職活動でも、悔いの残らないように今この時しかできないことに全力で、そして楽しんで取り組んでください。