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「楽しかったよ」「ありがとう」そんな何気ない言葉の数々がいつも私の背中を押してくれました。

信金中央金庫


人間科学部こども学科

T・Sさん

石川県 金沢高等学校出身

こども学科は少人数制のため先生や仲間との距離が近く、より深く専門領域を学ぶことができる点に惹かれて入学しました。

3年次に参加した教育実習は、この4年間の一番の思い出です。2週間という短い時間でしたが、苦労と楽しさの両方を味わいました。最も苦労したのは生徒達が45分間楽しめる授業を作ること。構成も使用する教材も自分で考えたオリジナル。そのため連日遅くまで準備を続けました。こうした辛い時期を乗り越えることができたのは、相談に乗ってくれる友人やアドバイスをくださったゼミの先生のお陰だと思っています。そして、自分なりに作り上げた授業の後に、生徒達から「先生の授業楽しかったよ!」と言ってもらえた時は心の底から嬉しく、これまでの苦労が一気に報われました。
進路選択のターニングポイントとなったのがゼミ活動で参加した金沢マラソンのボランティアです。大雨の中、ランナーの方々に水分や塩分を配布していると、どのランナーも「ありがとう」と欠かさず感謝の声をくださいました。そのやり取りが自分にとっては新鮮で、より幅広い世代の方々の生活や活動を支えたいと思うようになり、教員採用試験の受験と同時に民間企業の就職活動も並行して行いました。両立は大変でしたが、今は納得のいく進路選択ができ、達成感に溢れています。

振り返ると挑戦の連続だった4年間。こどもの立場に立って考える力を付けるために塾講師のアルバイトをしたり、知らない世界に飛び込むために海外旅行に行ったり。どんな挑戦にも失敗はつきものですが、それを恐れていては成長できません。迷っている時間がもったいないので、とにかく前を向いて有効に時間を使うことを意識していました。そのおかげで「やらなくて後悔した」ということは一つもありません。
皆さんもあっという間の4年間で、自分でもあっと驚く成長ができるよう、全力で一日一日を過ごしてくださいね。

 my MUST ○○

グアムで目の当たりにしたカルチャーギャップ

2年次の時にこども学科の友人と4人で訪れたグアム。現地で観光をしていた時に、海外と日本の文化の違いに触れて、とても感動したのを憶えています。例えば、レストランの店員さんがイヤホンをして音楽を聴きながら料理を運んできたり、とにかく自由な働き方に衝撃を受けました。また、現地の人たちは、日本人の私たちにとても優しくしてくださり、海外の人の温かさを感じることができました。

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