三つの方針

Department of Regional Studies

地域システム学科/三つの方針

卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

地域システム学科では、以下の資質を身につけた学生に学士(経済)の学位を授与します。
[知識・理解]

  1. 地域社会が直面する複雑かつ多様な諸課題を深く考えるうえでの基盤となる幅広い教養を身につけるとともに、地域課題の解決に応用するための経済学・経営学の基礎的・基本的知識を理解している。
  2. 地域の諸課題や潜在的価値を多角的視点から考えるための基礎的・基本的知識を修得するとともに、地域の動向や事象等を的確にとらえるための基本的な調査手法を身につけている。

[汎用的技能]

  1. 関連する学問領域の調査研究手法と情報通信技術(ICT)を組み合わせて、多様な情報を論理的に収集・分析し、地域の動向・潜在的価値・課題などを的確に発見し、適正に判断して情報を効果的に活用できる。
  2. 他者の意見を取り入れ、自らの考えを的確に表現・伝達できる能力を身につけている。

[態度・志向性]

  1. 地域社会の一員としての責任感と倫理観を持ち、持続可能な社会の発展に積極的に関与していく姿勢・態度を身につけている。
  2. 目標の実現のため、自己管理力と他者に対する共感力に基づく適切なリーダーシップを発揮し、他者と協調・協働して行動できる。

[統合的な学習経験と創造的思考力]

  1. 学修を通じて身につけた知識、汎用的技能及び態度・志向性を総合的に活用し、地域の諸課題の解決や価値創造につながるアイディアを生み出すことができる。

教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)

地域システム学科では、教育研究上の目的を達成し、卒業の認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)に挙げた資質を学生に身につけさせるため、以下の方針により教育課程を編成し、実施します。
  1. 教育課程の編成の方針
    経済学部の教育課程の編成の方針に準じます。
  2. 教育内容・学修方法に関する方針
    経済学部の教育内容・学修方法に関する方針に準じます。地域システム学科の学科必修科目、学科選択必修科目及び学科選択科目は、以下のような科目により編成します。
    <学科必修科目>
    ・学修の目的、学修分野、学修方法等に対する理解を深めるための基盤・基軸となる基礎的・基本的な知識を修得させるための科目
    ・地域社会が直面する複雑かつ多様な諸課題を考えるうえでの基盤となる経済学・経営学の基礎的・基本的知識を修得させるための科目
    ・地域の動向や事象等を的確にとらえるための基本的な調査手法の基礎を修得し、地域の多面的な現状と諸課題に対する認識を深めるための科目
    <学科選択必修科目>
    学部必修科目・学科必修科目で学んだ経済理論、地域調査手法及び地域に関連する基礎的・基本的な知識を基礎として、地域の諸課題や潜在的価値を多角的視点から考えるために必要な地域の経済、歴史、文化、福祉、環境等に関する理論・政策・歴史等の基礎的・基本的知識を論理的に修得させるための科目。
    ・地域経済・地域デ—タ分析系:経済理論に基づく思考と地域経済の調査分析手法に関する知識・技能を修得させ、地域の動向・潜在的価値・課題などを的確に発見し分析するための科目
    ・公共政策系:地域の諸課題について多角的視点から学修し、 それを地域問題の解決に応用する政策的手法に関する基本的な知識を修得させるための科目
    ・観光・地域経営系:地域の持続可能な発展の基軸となる地域の歴史や文化などの地域資源とその保全及び活用に関する基本的知識を修得させるための科目
    <学科選択科目>
    他者と協働して地域調査の諸活動を主体的かつ計画的に実践し、地域の多様な実情を理解して地域課題の解決を図る学修を通して専門的な知識と技能の総合的深化を図り創造的な能力と態度を育てる科目
  3. 学修成果の評価の方針
    経済学部の学修成果の評価の方針に準じます。卒業研究については、4年間の総括的な学修成果として全学生に課される卒業研究報告書の作成とその発表について、教員による口述試験を行った上で評価を実施し、ディプロマ・ポ リシー(DP)に示された資質・能力等の達成状況を総合的に評価します。学科のカリキュラム改善に向けた PDCAサイクルの一環として、卒業時に質問紙法や面接調査法を用いた総括的な調査を行います。

入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)

地域システム学科では、以下の学力、意欲、興味を持つ人を求めます。
  1. 知識・技能
    社会の中で働くための専門知識を修得し、ビジネスや行政、地域創生において活躍するための実践的な能力を培うポテンシャルを持つ人。
  2. 思考力・判断力・表現力
    データ分析に基づいて地域課題を発見・分析し、デジタル技術を用いて地域創生や地域価値の共創に資する解決策を検討し提案する能力を培うポテンシャルを持つ人。
  3. 主体性・多様性・協働性
    社会から即戦力として期待され、評価される人材たらんとする気概を持った人、地域デジタル人材を目指す人、地域創生・持続可能な地域づくりに関心を持つ人。