2021 新年のあいさつ「コロナ後の社会再建」
皆様 新年あけましておめでとうございます。
昨年は新型コロナの世界的な感染爆発(パンデミック)で、後世の歴史に残る年になりました。これまでゆるぎないものと考えられてきた世界システムとしての政治・経済・軍事・医療・教育体制が、一挙に根底から揺さぶられ、その脆弱性がさらけ出されました。コロナ差別・自粛警察といった現象にみられる私たち自身の心のもろさまでもが。
2021年はコロナ後の社会再建に立ち上がる時です。ワクチンもようやく目途がついたらしいとの報道も。私たちは世界を襲ったコロナ禍の一部始終を冷静に見つめなければなりません。そしてこのような時代に立ち会わせた者の経験を奇貨として、これをたくましく乗り越え、平和で安全な新しい社会と人のつながりのシステムを作っていかなければなりません。
その主たる担い手は若き皆さんです。短大・大学といった高等教育機関に学ぶ人たちの究極の意味と役割はそこにあります。皆さん、「誠実にして社会に役立つ人間」たるべく、力強く、たくましく、地道に、そして笑顔で今年1年に立ち向かおうではありませんか。