「Sei-Tanへようこそ」(4月3日入学式にて)
4月5日
金沢の桜も咲き始め、金沢星稜大学女子短期大学部に入学された皆さんを祝うかのようです。
本日ここに、保護者の皆様、教職員とともに、皆さんの入学式を執り行うことができますことを、心より喜びたいと思います。これまでの皆さんのご努力に敬意を表しますとともに、皆さんを支えてこられましたご家族や関係者のみなさまにお祝いを申し上げます。
本日ここに、保護者の皆様、教職員とともに、皆さんの入学式を執り行うことができますことを、心より喜びたいと思います。これまでの皆さんのご努力に敬意を表しますとともに、皆さんを支えてこられましたご家族や関係者のみなさまにお祝いを申し上げます。
さて、皆様ご承知の通り、2019年から始まった新型コロナの世界的感染拡大と、2022年2月24日に突如始まったロシア政府によるウクライナ軍事侵攻によって、世界は大きな危機と動揺の時期を迎えております。世界は戦争や貧困の中で、生命の危険にさらされ、高等教育を受けるどころではない国や地域がたくさんあるのが現実なのです。ですから、「これからの生活が貴重な学びの機会であることを自覚し、学べる喜びを大切にしていただきたい」と思います。
本学の建学の精神は「誠実にして社会に役立つ人間の育成です。これについては、入学後折に触れて話していきたいと思います。本日、皆さんに覚えていただきたいことは星短生のスローガンです。「夢を力に、2年で4年を超える。明日輝く女性になる!」
みなさん夢を持ちましょう。本学は経営実務科の女子短大です。将来、あなたは北陸地域の産業やビジネスの世界で、どんな仕事について働いてみたいと思いますか。企業の事務職として働きたいと考えている方。もちろん大丈夫です。そのためには、簿記や税務会計能力はもちろん、その土台には例えば美しい日本語を話す、きちんとした文書を作成するなど、基本的な教養と皆から慕われる人柄・人格が必要です。本学には、公認会計士の資格を持つ簿記会計、税務会計の専門家のほか、元アナウンサーの経歴を持つ先生がおられて、やさしくも厳しく指導します。
また英語で、海外からのお客様に日本の文化を紹介する、見積・請求・納品書なども英語で対応できる、国際的なビジネスをやってみたいと考える方もいると思います。これも大丈夫です。本学にはネイティブの先生も、国際会議の通訳、あるいは元ホテルの支配人など、実務にたけた先生もおられて、国際的にも通用する女性ビジネス・パーソンを育てます。
また、現代のビジネスにはIT技能の習得が不可欠。パソコンやタブレットを活用して、文書作成や予算・決算書作成もできるようになりましょう。皆さんには全員にお一人ずつタブレット端末を無償で配布し、使いこなせるようになっていただきます。本学には、日本はもとより海外でも教育に携わってこられた専門家の先生がおられて指導してくださいます。たくさんの資格にも挑戦してみてください。
自分でお店をやってみたい、新しい商品を開発して、販売してみたい。そういう人もいらっしゃると思います。星短には自らも商品開発や起業経験のある経営学の先生もおられます。
公務員志望の方には、充実したキャリア・ディベロップメント・プログラム(CDP)がありますし、皆さんの進路全体はキャリア教育の先生と進路支援課が強力にバックアップします。
このようにして、昨年度の名目就職率なんと95・5%、おそらく北陸随一だと思います。四年制大学でも難関とされる難関企業にも星短生はぐいぐい食い込んでいます。
同じように、昨年度、裁判所職員といった国家公務員や石川県職員など地方公務員にも延べ24名が合格いたしました。また2年間一生懸命勉強しているうち、もう少し勉強してみたい、家族も応援してくださるということで、4年制大学に昨年は8名が進みました。
このように見てみますと、星短教育への社会的期待には大きなものがあることがわかります。私たちは誠実にその使命を果たしたいと思います。星短は4年制大学に比べて、レベルが低いわけではないのです。2年間で大学教育を完結させる高等教育機関なので、選択と集中、あれもこれもではなく、しっかりとターゲットを絞って集中的に勉強するところに特色があるのです。「2年で4年を超える」星短のカレッジライフは当然密度が濃くなります。日々のことがらを一つ一つ、きちんと手を抜かずにこなし続けるには、楽しいことも、辛いこともあるかもしれません。でも一人ではありません。生涯にわたって付き合える友もできることでしょう。
また星短が金沢星稜大学や大学院と同じキャンパスにあるという強みもぜひ生かしてください。図書館や様々な施設、クラブ・サークル活動、大学行事なども共有することができます。先生方も学生も、経済、人間、人文といった様々な専門分野を持ち、さらに、留学生、そして皆さん、とバラエティーに富んでいます。若い時に多様な考え方や人間に触れることは一生の宝物になります。
結びに、皆さんが、金沢御所町の自然豊かなキャンパス環境で、多様な文化や考え方をもつ仲間と交流し、充実した教育プログラムと先生方の指導のもと、夢をかなえる様々な力を身につけ、2年後に輝く女性になることを祈念して、式辞といたします。ご入学誠におめでとうございます。
(2022年度からSei-Tan「学長室の窓から」は、毎月2回(15日、25日)掲載予定です。なお金沢星稜大学「学長コラム」を毎月初め(5日)に予定しておりますので、あわせてご覧いただき、ご叱正、ご批判をいただければ幸いです)
本学の建学の精神は「誠実にして社会に役立つ人間の育成です。これについては、入学後折に触れて話していきたいと思います。本日、皆さんに覚えていただきたいことは星短生のスローガンです。「夢を力に、2年で4年を超える。明日輝く女性になる!」
みなさん夢を持ちましょう。本学は経営実務科の女子短大です。将来、あなたは北陸地域の産業やビジネスの世界で、どんな仕事について働いてみたいと思いますか。企業の事務職として働きたいと考えている方。もちろん大丈夫です。そのためには、簿記や税務会計能力はもちろん、その土台には例えば美しい日本語を話す、きちんとした文書を作成するなど、基本的な教養と皆から慕われる人柄・人格が必要です。本学には、公認会計士の資格を持つ簿記会計、税務会計の専門家のほか、元アナウンサーの経歴を持つ先生がおられて、やさしくも厳しく指導します。
また英語で、海外からのお客様に日本の文化を紹介する、見積・請求・納品書なども英語で対応できる、国際的なビジネスをやってみたいと考える方もいると思います。これも大丈夫です。本学にはネイティブの先生も、国際会議の通訳、あるいは元ホテルの支配人など、実務にたけた先生もおられて、国際的にも通用する女性ビジネス・パーソンを育てます。
また、現代のビジネスにはIT技能の習得が不可欠。パソコンやタブレットを活用して、文書作成や予算・決算書作成もできるようになりましょう。皆さんには全員にお一人ずつタブレット端末を無償で配布し、使いこなせるようになっていただきます。本学には、日本はもとより海外でも教育に携わってこられた専門家の先生がおられて指導してくださいます。たくさんの資格にも挑戦してみてください。
自分でお店をやってみたい、新しい商品を開発して、販売してみたい。そういう人もいらっしゃると思います。星短には自らも商品開発や起業経験のある経営学の先生もおられます。
公務員志望の方には、充実したキャリア・ディベロップメント・プログラム(CDP)がありますし、皆さんの進路全体はキャリア教育の先生と進路支援課が強力にバックアップします。
このようにして、昨年度の名目就職率なんと95・5%、おそらく北陸随一だと思います。四年制大学でも難関とされる難関企業にも星短生はぐいぐい食い込んでいます。
同じように、昨年度、裁判所職員といった国家公務員や石川県職員など地方公務員にも延べ24名が合格いたしました。また2年間一生懸命勉強しているうち、もう少し勉強してみたい、家族も応援してくださるということで、4年制大学に昨年は8名が進みました。
このように見てみますと、星短教育への社会的期待には大きなものがあることがわかります。私たちは誠実にその使命を果たしたいと思います。星短は4年制大学に比べて、レベルが低いわけではないのです。2年間で大学教育を完結させる高等教育機関なので、選択と集中、あれもこれもではなく、しっかりとターゲットを絞って集中的に勉強するところに特色があるのです。「2年で4年を超える」星短のカレッジライフは当然密度が濃くなります。日々のことがらを一つ一つ、きちんと手を抜かずにこなし続けるには、楽しいことも、辛いこともあるかもしれません。でも一人ではありません。生涯にわたって付き合える友もできることでしょう。
また星短が金沢星稜大学や大学院と同じキャンパスにあるという強みもぜひ生かしてください。図書館や様々な施設、クラブ・サークル活動、大学行事なども共有することができます。先生方も学生も、経済、人間、人文といった様々な専門分野を持ち、さらに、留学生、そして皆さん、とバラエティーに富んでいます。若い時に多様な考え方や人間に触れることは一生の宝物になります。
結びに、皆さんが、金沢御所町の自然豊かなキャンパス環境で、多様な文化や考え方をもつ仲間と交流し、充実した教育プログラムと先生方の指導のもと、夢をかなえる様々な力を身につけ、2年後に輝く女性になることを祈念して、式辞といたします。ご入学誠におめでとうございます。
(2022年度からSei-Tan「学長室の窓から」は、毎月2回(15日、25日)掲載予定です。なお金沢星稜大学「学長コラム」を毎月初め(5日)に予定しておりますので、あわせてご覧いただき、ご叱正、ご批判をいただければ幸いです)