ゼミナール

Department of Child Study

こども学科/ゼミナール

学外のさまざまな企業・団体と連携しながら研究活動を展開。
教育の「現場」で活かされる力を養います。

Department of Child Study Field Seminar

教授:井上 好人/清水 和久/直江 学美/永坂 正夫/馬場 治/開 仁志/三好 伸子
准教授:芥川 元喜/丸井 一誠/森永 秀典/山川 賀世子
講師:連 桃季恵/佐藤 静恵
助教:天野 佐知子
特任教授:川並 利治

【芥川ゼミナール】専門家としての教師・成長する教師を目指そう!
  • 学びの専門家として、教師として成長していくための資質と実践的知識を養います。
  • こどもたちに必要な学びの授業デザインをこどもの実態を踏まえて考え、授業を実践します。
  • 授業をリフレクション(reflection)して、気づき(awareness)、改善する、授業研究の方法を学びます。

身につく力

  • 子どもの学びをファシリテートする力、授業をする力、授業をリフレクションする力をつけます。
  • 学校現場(教師・子ども・学校)を知り、関心のある教育研究テーマを深めながら、将来に向けた〝希望〟を見つけます。
【天野ゼミナール】子どもの生活体験について考えよう
  • 手と頭と五感を働かせ、一から自分の手で作り上げる様々なものづくりの活動を通して、子どもの生活体験の意義について考察します。
  • 地域の子どもや保護者の方が参加する子育て支援広場や自然体験活動に参加し、実際に触れ合うことで心を動かし気づきを深めます。

身につく力

  • 生きた生活体験によって培われる子どもの人間性豊かな成長について、体験を通して理解することができます。
  • ものづくりを通して、仲間と協力しながら考え工夫し創造する力を身につけます。
  • 企画した実践を丁寧に振り返り、子どもが自ら喜びや楽しみを作り出すことができているかどうかを見極める力を身につけます。
【井上ゼミナール】日常に潜む“不思議”で児童と共に創り上げる「ワークショップ・キャラバン隊」!
地域貢献を兼ねたサービスラーニングとして小学校でワークショップ型の授業を実践します。社会科や理科、算数科で、ゼミの仲間と協働して手作り教材で授業力向上を目指します。また、自然体験活動や学習支援にも児童と共に汗を流し、「こども」を取り巻く現象(学び、遊び、友達、習い事、趣味……)を社会学の切り口から考察していきます。

身につく力

  • 児童たちの「学び」と「遊び」に主体的にかかわり、喜びを感じながら、教師の学級集団づくりや授業実践にどのような工夫と課題があるのか発見できます。
  • 「教育」という営みに伴う課題を捉えるのか、ディスカッションをとおして社会学的な視点から考察していくスキルを身につけます。
【川並ゼミナール】子ども虐待、非行、ひきこもり、貧困等の防止のための支援にかかわる体験活動
自治体の制度や事業を活用し、学生が積極的に子育て支援や子どものよき理解者として活動します。また、被虐待児童の保護の現場や非行児童の更生の現場へ足を運び、要保護児童の実態と課題をリアルに学びます。

身につく力

  • 子どもの最善の利益と自己肯定感の向上を常に意識するようになります。
  • 社会的養育の意義と役割について理解を深めることができます。
  • 多様な価値観を備えた保育者・教育者・養育者を目指すことができます。
【佐藤ゼミナール】アートを通じた体験的学習活動
創作活動から得られる“つくる喜び”や“楽しみ”といった純粋な感情を味わうことは、子どもにとって必要不可欠な情操教育です。本ゼミナールでは、学生がものづくりや美術鑑賞を通じて得た学びや気づきを、教育現場へと還元できるようになることを目的としています。
市内で活躍する作家や関係機関の協力のもと、ガラスをはじめとする様々な素材・技法を体験し美的感性を磨きます。

身につく力

  • 周囲とアイデアを共有しながら、主体的に考え問題解決に取り組む姿勢を養う。
  • 子どもの自由な発想力を育む造形教育を得意とする教育者を目指すことができる。
  • 活動を通じて地域の文化・芸術振興に貢献することができる。
【清水ゼミナール】世界に飛び出せ!テディベアプロジェクトで台湾と日本の小学校との交流をサポート
小学生にグローバルな視点を持ってもらうために、台湾とクマのぬいぐるみの留学生を交換するテディベアプロジェクトを支援しています。スタートはまず、「世界がもし100人の村だったら」のワークショップを小学校へ出前授業。半年間にわたり、台湾と日本の小学校との交流を支援します。年度末には学生が台湾の小学校を訪問。ICT教育や英語教育を参観してきます。

身につく力

台湾と日本の小学校の先生との間を取り持つことにより、国際交流の支援方法を身につけることができます。今後必要とされるICT教育や英語教育の必要性を理解できます。 国際教育を通して視野を広め、世界的な視点で物事を見る力を身に着けます。
【直江ゼミナール】地域に学び、地域に貢献するプロジェクト-金沢海みらい図書館「おはなしの森」運営を通して-
地域のこどもと地域の図書館をつなぐ「おはなしの森」を運営しています。「おはなしの森」は、代々ゼミで受け継いでおり、これまでに100回以上開催してきました。毎回、絵本を題材にした趣向を凝らしたイベントの開催やや図書館の壁面装飾によってこどもたちが本に親しめる工夫をしています。

身につく力

  • 地域のこどもたちや地域の社会人とと関わることによって、人間力を高めます。
  • 地域と直接つながり、地域課題の解決に主体的に取り組むことによって、基礎的・汎用的能力を身につけます。
【永坂ゼミナール】「こどもと親しむ身近な自然・サイエンス」の企画運営
身近な自然は、こどもにとって魅力的な素材であふれています。地域の自然や環境、自然科学の諸現象を知り、それらに関する豊かな指導できるようになることを主たる目的とし、小学校でのサマースクールや金沢市の「おもしろ実験・観察教室」などを舞台に、こども向け自然観察会や理科教室などの企画運営に取り組んでいます。

身につく力

  • 身近な不思議を捉えて探求するなかで、課題解決学習を企画できるようになる。
  • 地域の自然や環境を活用したこどもの指導、理科指導に取り組めるようになる。
  • 問題を見つけ出し、それをどのように解決するかという問題解決力が身に付く。
【馬場ゼミナール】言語活動の実践と国語教育
あらゆる知識や情操の根源となる国語と言葉について、主に小学校での学習指導に資する教育方法の創出や教具教材の開発をめざすための基礎的研究を行います。これを踏まえ、日本語学・日本文学・国語科教育学といった分野を包含する国語科の内容から興味を持ったトピックを選択し、解明すべき具体的な研究テーマとして捉え直し、自分で調べ考え書く、といった卒業研究報告書の作成へと進みます。先行文献から得る知見や理論がフィールド活動での見聞や体験によって裏打ちされ、「なるほど、そうか」と真に納得する瞬間が訪れることができるよう、指導教員・ゼミメンバー・自分の三者が互いに知的好奇心を高め合います。

身につく力

言語活動の四領域である「聞く・話す・読む・書く」を意識し、理解と表現の関係を認識し、対象や場面に応じた音声言語と文字言語の適切な使い分けができるようになります。

【開ゼミナール】乳幼児に関する施設の見学・企画
県内外の幼稚園、保育所、認定こども園、子育て支援広場、子ども関連施設等、多様な保育の現場を見学、インタビューし、子ども理解、保育理解を深めていきます。また、保育教材研究を行い、活動の企画、実践、振り返りを行い学びにつなげます。その後、テーマを決めて文献学習を行い、4年次の卒業研究につないでいきます。

身につく力

  • 乳幼児に関する施設等を見学、インタビューをして、子ども理解、保育理解を深めることができます。
  • 保育の活動を企画、実践、反省・評価することで、基礎的な保育の実践力の向上が図られます。
【丸井ゼミナール】スポーツを通じて教養と専門性を深め続ける
こどもへのスポーツ活動を通じて、他者とコミュニケーションをとりながら企画・運営に携わり、活動やこどもの運動実態における課題を理解し、解決に向けて取り組みます。また、運動指導に関する専門的なテキストをゼミ生同士で輪読し、実践現場や自らの体験と結びつけながら議論し、こどもに関する運動実態について深く探究しています。

身につく力

  • こどもへのスポーツ活動を企画、運営、反省することで教養と専門性を深めようとする資質が身につきます。
  • ゼミ生同士で協力し、お互いを尊重・理解しながら、企画を進める力が身につきます。
  • こどもへのスポーツ活動から課題を捉え、解決に向けて考察できる力が身につきます。
【三好ゼミナール】子どもとSGDs -子どもと土に触れながら自然環境保全を考えよう-
「それぞれが自分の長所を発揮して社会に貢献し母なる地球のケアを行う『テ・ファリキ』NZ」の思想を大切にして、地域の子どもたちと地球環境に優しい活動を行います。 蜜蝋ラップつくりや、ヘチマ栽培、コンポスト活用など、これまでの先輩の活動を引き継ぎつつ、自分の長所を生かした食農保育の演習をしています。

身につく力

  • 自分の良さと可能性を実感する記録力(ラーニング・ストーリー)
  • 地域の人との協働力
  • 自然環境保全力
【連ゼミナール】音楽の楽しさ、動く楽しさを、子どもや地域の方々に届けよう!
音楽(歌遊びや楽器遊びなど)や児童文化財(影絵など)を介して、子どもと子ども、子どもと保護者、子どもと地域の方々が触れ合ったり交流したりする場をつくる活動に取り組みます。また、保育現場における音楽活動に参加し、子どもの様子を踏まえながら、ピアノの即興演奏や打楽器によるアンサンブルなどについて学びます。

身につく力

  • 子どもたちと音楽を楽しむ方法を体験的に知り、それに関する知識や技術を身につけます。
  • 他者とかかわる力や自分を表現する力を伸ばします。
【森永ゼミナール】学級集団づくりの理解と対応
  • 小学校での教室観察をとおして、児童理解を深めるための方法について学びます。また、グループアプローチを用いた活動を実施し、集団づくりのポイントについて学びます。
  • 石川の自然や歴史の素晴らしさを子どもたちに伝える活動をとおして、伝えることの難しさや面白さを実感していきます。

身につく力

  • 学級集団の実態を分析し把握することのできる力が身につきます。
  • 学級集団の発達を促すための、グループアプローチの技能を高め、学級集団づくりの実践力を身につけます。
【山川ゼミナール】保育現場での子どもの心理学調査/実験を体験しよう!
乳幼児期の各年齢の子どもに適した面接方法や実験方法を考案し、計画・準備を行い、実際に保育現場で子どもへの面接調査や心理学実験を行います。そして、活動を通して収集したデータを分析し、得られた調査結果の整理を体験します。

身につく力

  • 保育現場での継続的な子どもとの関わりの体験や、年齢に適した調査/実験方法の計画・実践により、乳幼児期の子どもの発達段階や適切な子どもとの関わり方を知ることができるようになります。
  • 実際に自分たちで収取したデータ処理を通して、統計ソフトを活用することができるようになります。