マヨネーズのような・・・
8月22日
何を隠そう私はマヨネーズが大好き。エビのチリソースとエビのマヨネーズソースが両方メニューにあれば、間違いなくマヨネーズソースを選ぶ。このマヨネーズはだれでもが口にしているものであるが、なかなかの優れもの。私は人類が生み出した偉大なイノベーションの一つだと思っている。
マヨネーズの主原料は3つあるがその1つは酢であり、もう1つは食用油で、油と水を混ぜようとしてもそれはなかなかに難しいはずである。油と水の両者には大きな隔たりがあるからである。この場合の隔たりとは、水と油の間の境界に働く力で、界面張力という。油には油の性質、水には水の性質があり、水は水同士、油は油同士まとまって、界面の面積を最小にしようとするため混ざり合わない。
しかし、混ざり合わない油と水が混ざりあっていそうなものは世の中にはたくさんあり、例えば化粧品のクリーム、乳液などはそのような代表であろう。これらには、乳化剤(界面活性剤)と呼ばれる物質が使われていることが多い。大雑把に言えば、乳化剤は油になじみやすい性質の部分と水になじみやすい性質の部分をもち、油と水をうまく馴染ませて、あたかも1つの物質のような乳化物をつくる材料である。マヨネーズにも油、酢の他にもう1つの主原料として卵を使う。酢と食用油は混ざり合わないが、酢にも食用油にも馴染む卵のレシチンという成分が2つの間を取り持ち、両者の性質を持ちつつ、全く違ったマヨネーズというものが出来上がる。
ボーダレスの時代とはいうものの世の中には色々な境界がある。目に見えない境界があり大きな軋轢が多々生じる。組織の場合も同じミッションや目的を目指しているはずなのに、各部門や担当者同士、軋轢を生じることも頻繁に起こる。それは、油は油どうし、水は水どうしまとまって、界面の面積を最小にしようとするようなことと似ているのかもしれない。
これは私の妄想であるが、対立する組織の両方の性質等をかえることはできなくとも、様々な経験をあわせ持つ卵のような役割をする人々がいれば、マヨネーズのような新しい形も条件次第で可能かもしれない。 その条件とは、先ほどのマヨネーズをつくるときの話で言い忘れたことである。マヨネーズをつくるには、卵、酢、食用油という材料がそろっているだけでは難しい。これらの材料を混ぜ合わせる時には、ミキサーなどによる強烈な攪拌力がほんの一瞬だけ必要となる。攪拌力はいわば大きな刺激と考えていただければ良い。マヨネーズのような組織をつくるにも、人財だけでなく、何か強烈なほんの一瞬の刺激が必要となるかもしれない。
マヨネーズの主原料は3つあるがその1つは酢であり、もう1つは食用油で、油と水を混ぜようとしてもそれはなかなかに難しいはずである。油と水の両者には大きな隔たりがあるからである。この場合の隔たりとは、水と油の間の境界に働く力で、界面張力という。油には油の性質、水には水の性質があり、水は水同士、油は油同士まとまって、界面の面積を最小にしようとするため混ざり合わない。
しかし、混ざり合わない油と水が混ざりあっていそうなものは世の中にはたくさんあり、例えば化粧品のクリーム、乳液などはそのような代表であろう。これらには、乳化剤(界面活性剤)と呼ばれる物質が使われていることが多い。大雑把に言えば、乳化剤は油になじみやすい性質の部分と水になじみやすい性質の部分をもち、油と水をうまく馴染ませて、あたかも1つの物質のような乳化物をつくる材料である。マヨネーズにも油、酢の他にもう1つの主原料として卵を使う。酢と食用油は混ざり合わないが、酢にも食用油にも馴染む卵のレシチンという成分が2つの間を取り持ち、両者の性質を持ちつつ、全く違ったマヨネーズというものが出来上がる。
ボーダレスの時代とはいうものの世の中には色々な境界がある。目に見えない境界があり大きな軋轢が多々生じる。組織の場合も同じミッションや目的を目指しているはずなのに、各部門や担当者同士、軋轢を生じることも頻繁に起こる。それは、油は油どうし、水は水どうしまとまって、界面の面積を最小にしようとするようなことと似ているのかもしれない。
これは私の妄想であるが、対立する組織の両方の性質等をかえることはできなくとも、様々な経験をあわせ持つ卵のような役割をする人々がいれば、マヨネーズのような新しい形も条件次第で可能かもしれない。 その条件とは、先ほどのマヨネーズをつくるときの話で言い忘れたことである。マヨネーズをつくるには、卵、酢、食用油という材料がそろっているだけでは難しい。これらの材料を混ぜ合わせる時には、ミキサーなどによる強烈な攪拌力がほんの一瞬だけ必要となる。攪拌力はいわば大きな刺激と考えていただければ良い。マヨネーズのような組織をつくるにも、人財だけでなく、何か強烈なほんの一瞬の刺激が必要となるかもしれない。