金沢星陵大学女子短期大学部

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【経営実務Ⅱ】金沢の銭湯と温泉文化を盛り上げよう!!

2025.06.11

経営実務Ⅱでは、ビジネスの現場において活躍できるような資質を身につけるために、企画立案やプレゼンテーションを通じて他者に自分たちの意見や考えを述べる学修活動を行っています。

今回は、銭湯や温泉で体を洗う時に使えるお風呂タオル(ボディウォッシュタオル)の制作を行いました。
この活動では、石川県公衆浴場業生活衛生同業組合金沢支部さまをクライアントと想定し、金沢星稜大学女子短期大学部とのコラボ企画として「金沢の温泉や銭湯文化を盛り上げて、若者の利用につながるようなノベルティの制作を行ってほしい」という依頼を受けたケースを想定した活動を行いました。
また、実際に自分たちでデザインやコンセプトを考え、プレゼンコンペ(プレゼンテーションコンペティション)も行いました。発表された内容は、金沢星稜大学女子短期大学部とのコラボを意識したデザインでありつつも、オリジナルのキャラクターを考えたりした班もいました。

企画の部分だけではなく、実際にお風呂タオルを製造している株式会社カラーマークさまの工場で機械作業や梱包などの作業体験も行い、出来上がったお風呂タオルを、依頼主として想定している石川県公衆浴場業生活衛生同業組合の村上憲明理事長に贈呈しました。
自分たちで考え、学内だけで完結するのではなく、実際に製造現場に行ったりクライアントさまに直接お会いしたりなど、企画から納品までの一連の流れの全てを体験できる講義となりました。
(文:担当教員 辰巳佳彦)

参加学生のコメント

経営実務科 2年次 S・Hさん(石川県 金沢商業高等学校出身)
私は、ボディウォッシュタオル作りの活動で、星短とお風呂をイメージしてデザインを考えました。私たちが考えたデザインは「せろたん」の文字を中央に配置し、周りには星短をイメージした星を散りばめたデザインを考えました。
グループでアイデアを出し合ってデザインをまとめ、株式会社カラーマークさんの工場でプリントと梱包を行い、完成したタオルを組合の方にプレゼントしました。初めての経験だったため、難しいこともたくさんありましたが、グループのみんなや講義を受けているほかの友達とも協力し、最後までやりきることができたことをとても嬉しく思います。
デザインを考える講義はほかにもありますが、実際に工場で印刷・梱包まで自分たちで行い、完成品を直接手渡す機会はなかなかないので、とても貴重な体験となりました。自分たちで企画した商品を直接渡した際には、喜んでくれる方々の姿を直接見ることができ、大きなやりがいを感じました。この活動をきっかけに、銭湯や温泉に行く人がもっと増えてくれたら嬉しいです。また、今後多くの人に自分たちの作ったタオルを使ってもらえるのが楽しみです。

経営実務科 2年次 K・Eさん(石川県 大聖寺高等学校出身)
経営実務Ⅱの講義内では、班のメンバー全員でデザインを考えたり、キャッチコピーを考えたり、スライドを用いてプレゼンテーションを行う活動を経て、実際に自分たちでお風呂タオルを作る活動もできて、とても有意義な学びを得ることができたと思います。
デザインを考える中で「白はあまり使わないように」と言う点や「コラボ企画だということがしっかりわかるように」という点を考慮してデザインを考えました。これらを踏まえ、私達は「温泉」や「銭湯」とイメージが結びつきやすい「富士山」や「金沢星稜大学女子短期大学部」のシンボルとして使われている「ピンクの星」をイメージできるようなデザインにしました。
工場での作業体験では、真っ白なタオルを手作業で1枚ずつ機械に挟み込み、デザインがプリントされていく瞬間を直に体験したり感じたりすることができました。また、1枚ずつ不良品となっていないかを検品し、袋に詰めていく作業を体験したことで、自分たちが考えたものが1つの商品として出来上がる瞬間を見ることができたことにとても達成感を感じました。また、私は贈呈式にも参加したのですが、自分たちで考えたデザインの説明をして、実際に手渡したことで、自分たちが作ったのだという責任感も感じました。
普段何気なく使っている物も、たくさんの試行錯誤がなされながら作られていること、いろいろな方々が携わっていること、そして世の中に売られていく中で私たちの手元に1つの商品として存在していることを実感することができました。このような貴重な体験に携わることができて、とても良かったと思いました。そして、このような体験を提供して下さった株式会社カラーマーク様と石川県公衆浴場業生活衛生同業組合様に感謝したいです。ありがとうございました。
今回の活動にご協力いただいた石川県公衆浴場業生活衛生同業組合金沢支部さまと株式会社カラーマークさまには厚く感謝申し上げます。