金沢星陵大学女子短期大学部

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【山田プレゼミナール】室生犀星の世界を味わう朗読体験会を開催しました

2025.12.26

金沢市東山にある妙応寺において、山田プレゼミナールの学生と小・中学生が交流する「朗読体験会」を開催しました。当日はまず、文学を研究する山田プレゼミの学生が「室生犀星クイズ」を行い、参加した小・中学生に向けて、犀星の人物像や作品について、基礎的な知識をわかりやすく紹介しました。続いて、音声表現を専門の一つとするプレゼミ担当教員の山田範子教授が、室生犀星の童話を朗読しました。参加者は山田教授の朗読に静かに耳を傾け、朗読後には、物語に登場した人物や食べ物など、心に残った場面を自由に絵に描きながら、それぞれの感じ方で作品の世界をのびのびと味わいました。最後には全員で発声練習を行い、参加者全員が一体となって、室生犀星『動物詩集』より「猫のうた」を朗読しました。声を通して文学に触れ、言葉が響き合う豊かな時間となりました。

発声練習の様子

学生が主体的に運営を担い、世代を越えた温かな交流が生まれた今回の取り組みは、学生の成長と世代間交流の双方にとって、意義深いものとなりました。今回得られた課題や気づきをふまえ、来年度も内容の充実を図りながら継続して実施していく予定です。

学生のコメント

経営実務科 1年次 S・Cさん(石川県 金沢伏見高等学校出身)
子どもたちと触れ合ったり、金沢の文豪・室生犀星の話を聞いたり、参加者全員で詩を朗読したりとさまざまな新しい体験をして、次回も積極的に自分から参加していきたいと思いました。
経営実務科 1年次 S・Tさん(石川県 北陸学院高等学校出身)
初めての取り組みで不安でしたが、小・中学生と一緒に室生犀星について学びを深めることができました。また、子どもたちと声を合わせて室生犀星の詩を朗読したり、作品にまつわるものを絵に書いて表したり、楽しく学ぶことができました。普段あまり来る機会のないお寺でこのような活動ができ、貴重な体験になりました。これからもこの活動を通して、朗読することの楽しさと作品の素晴らしさを伝えていきたいです。

経営実務科 1年次 A・Aさん(石川県 鹿西高等学校出身)
今回の活動では、子どもたちと楽しく交流をしながら室生犀星についてより理解を深めることができました。特に、朗読を聞いて、メモしたことをもとにイラストを描くことが楽しかったです。子どもたちと内容を整理しながら描くので、物語のイメージをしっかりとしたものにしていくことができたと思います。全体を通して、参加してくれた子たちが楽しんでくれていたので、本当によかったと思いました。
経営実務科 1年次 Y・Hさん(石川県 金沢伏見高等学校出身)
子どもたちと室生犀星の世界を楽しむことができました。私は司会進行もして、初めて子どもたちの前に出て話すということをしました。司会進行中に少しあたふたしてしまう場面もありましたが、子どもたちが元気よく声を出してくれて、とても盛り上がっていたので、うれしかったです。子どもたちの反応を見ながら進めることの大切さや、臨機応変に対応する力の必要性を実感できて、貴重な経験ができました。

お絵かきの様子

経営実務科 1年次 I・Mさん(石川県 金沢泉丘高等学校出身)
お寺という特別な場所で子どもたちと交流できたことは、とても新鮮で貴重な経験になりました。初めてだったので、子どもたちがどんなリアクションをしてくれるか不安でしたが、とてもノリノリで参加してくれて、その姿にこちらも自然と笑顔になりました。
これまで以上に金沢の文豪や文学に触れることができ、準備期間も含めて、非常に実りある時間となりました。今回の経験を活かして、来年度はさらに楽しい空間を作れるように頑張ります。