金沢星陵大学女子短期大学部

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【プレゼミナール】韓国の全北大学とone-to-oneでオンライン交流をしました。(辰島プレゼミ)

2020.12.16

12月8日(火)
金沢市の姉妹都市、韓国の全州市。全州市にある韓国でも大きな国立大学の全北大学の学生と辰島プレゼミの学生が、1対1でオンライン交流を行いました。
 
辰島プレゼミと全北大学からそれぞれ5名が参加し、前半は10分間のone-to-oneの個別交流タイム、その後は全北大学から、全州市や全北大学の紹介をしていただきました。

全北大学の学生からは、素晴らしい日本語で次のような感想をいただきました。

全北大学の学生のコメント

「日本に行っても日本の方とお話する機会はほぼないので、このように日本語で会話する機会はとても貴重でした。そして面接のような堅苦しいものではなく、少し緊張はしましたが、歳の近い人と気軽にお話できて良かったですし、一対一に分かれて話す環境を準備してもらえたことが嬉しかったです。」
 
「新型コロナで活動が制限され、外国どころか国内も旅行しにくい今、外国の学生たちと画面越しでも話し合う機会がありとても嬉しかったです。日常生活や最近興味を持っていることなどについて一緒に話し合うことができて楽しいと思いましたし、時間は短いけれど、逆に短いから少しでも多く話すために途切れることなく会話ができたと思います。そして一対一の対話ができたため、話せない人がいたり、声が被ったりすることもなく会話できたことがよかったです。」
星短の学生の反応は、いつもの交流とは少し違っていました。「学生たちが大好きな韓国の同世代の学生とどれだけ話ができるか?」という点に疑問があったのですが、全北大学の学生の日本語は、非常に丁寧で正しく、素晴らしいものだったため、円滑にコミュニケーションが取れたようです。

参加学生のコメント

経営実務科 1年次 K・Sさん(石川県 金沢西高等学校出身)
今回の交流で衝撃を受けました。それは相手の学生の皆さんが、文法や単語をほぼ間違えることなく母国語のように日本語を使っていたためです。交流はたまに韓国語を混ぜ、大半は日本語で行いました。気付かされたのは、いつの間にか短縮形の日本語を使っている自分がいたことです。例えば、「勉強をする→勉強する」など。このような日本語は美しくないと思います。私はもっと美しく日本語を話せるように意識したいと思いましたし、これは他国と交流するときだけでなくこれから社会人になる身として当たり前にできるようにならなければならないと感じました。
経営実務科 1年次 K・Kさん(石川県 金沢商業高等学校出身)
全北大学の学生と交流をして、私たちより丁寧で綺麗な日本語を使っていて驚きました。私ももっときれいな日本語を使わなきゃいけないと反省しました。全北大学の学生は、小学生や中学生のころから日本語を勉強している人が多く、漫画や音楽から独学で学んできた人が多いのだと知ることができました。今まで知らなかった韓国の地域についても教えてもらうことができ、とてもいい時間になりました。

N・Mさんの偏愛マップ

経営実務科 1年次 N・Mさん(石川県 金沢西高等学校出身)
私が日本で普段見ているニュースの印象から、韓国の人が日本を良く思っていないのではないか、日本語で楽しく喋れるのかという不安がありました。ですが、実際に交流するとすごく楽しくて、日本が好きだと言ってくれて本当に嬉しかったですし、普段私が見ている情報はほんの一部に過ぎないのだなと改めて感じました。今回は皆さんがとても日本語が上手くて助けられた部分があったので、私も韓国語や英語などもっと頑張らなきゃいけないなと思いました。
経営実務科 1年次 M・Kさん(富山県 富山第一高等学校出身)
交流の際には日本語での会話でしたが、全北大学の学生さん方のほうが丁寧できれいな日本語を話していました。私は、いつも通りの言葉遣いで話してしまっていました。来週のビヌス大学との交流では、喋り方に気を付けて準備万端な状態で参加できるようにします。

E・Nさんの偏愛マップ

経営実務科 1年次 E・Nさん(石川県 金沢北稜高等学校出身)
交流した5人全員に日本や日本語を学ぶきっかけを聞きました。するとアニメや漫画、ドラマがきっかけとして多いことを知りました。私たちも韓流ドラマなどを見たりするので、きっかけはあまり変わらないのかなと思いました。また、日本の伝統的な文化に触れることが好きな人が多く、金沢のひがし茶屋街や兼六園のことを紹介すると、とても興味のあるようなリアクションだったので嬉しかったです。全州市のことを教えてもらい、日本の京都のような場所と聞き、後のスライドを使った紹介で街並みを見ることができ、私も実際に行ってみたいと思いました。
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辰島ゼミ・プレゼミでは、「伝える・教える」をテーマに、教室を飛び出して様々な場所へ出掛け、活動を通して社会を知り、情報がどのように伝達していくかを学んでいます。昨年度には、ゼミ生がオーストラリアへ研修に赴き、海外の日本語の授業に参加して、日本語や日本文化を「伝える・教える」活動をしてきました。その後、新型コロナウイルスの影響で出掛けられなくなってしまいましたが、後期に入ってから、韓国の順天郷大学、ニュージーランドのオークランド工科大学、そして今回の全北大学との交流で、海外の大学とは3回遠隔で交流し、残り1回インドネシアのビヌス大学との交流が予定されています。
(担当教員より)