金沢星陵大学女子短期大学部

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「社会に出て大切なスピーチスキルとは?」金沢商業高等学校で講演会を開催

2021.07.09

7月2日(金)

星短では、「2年で4年を超える」というスローガンの下、短い期間で凝縮して多様な学びを得ることができます。現場経験が豊富な教員達から直接学ぶことで、社会に出て必要な知識やスキルを吸収し、それぞれの夢や目標の実現を目指しています。
今回、金沢商業高等学校で行われた講演会では、「聴衆と心を通わせるスピーチの技術」をテーマに、山田範子准教授が自身のアナウンサー経験を交えながら、社会人として必要なパブリック・スピーキングについてお話しされました。

参加した高校生のコメント

・アメリカ人が「話し上手」なのは、「聞き上手」でもあるからだと思いました。私は高校受験のための面接練習の際、長所や事前に訊かれそうな質問に対する答えを暗記して本番に備えました。しかし、今日の講義を聞いて質問をされてパッと頭にひらめいたこと、自分の思いを相手に伝えることが大切だと学びました。
大学受験の際はぜひ活かしたいと思います。貴重なお話ありがとうございました。<A・Aさん>

多くの人の前で話すことは1対1で話すことと変わりがないと知りました。そして相手の聞き方次第では話しやすさに変わることも知りました。<S・Fさん>

・今回、私たちのために貴重な講演をしていただきありがとうございました。
テレビ局での面接や仕事内容を中心にお話をされていましたが、どのお話も印象的でした。これから面接試験を迎える私たちにとって大切だと思うことをたくさん学ぶことができました。今回のお話を参考に面接試験に備えたいと思います。<A・Kさん>

 ・講演を聞いて、面接の「コツ」がわかりました。面接では思っていることを積極的に話す大切さが理解できました。
これからは毎日ニュースを見るようにして、本番の入試の際には適切に答えられよう準備しておきたいと思います。<T・Cさん>

・お話を聞いて大変参考になりました。1対多ではなく、1対1のつもりで話すことで聞き手の一人ひとりに自分の思いが伝わることを改めて理解できました。そして、事前に用意した文章をそのまま読むのではなく、しっかり自分の言葉にして思いを伝える大切さも理解できました。
先生のお話を参考に、これからは自分の思いを自分の言葉で話せるように努力します。<S・Hさん>

山田範子准教授からのコメント

講演会では、①ニュースキャスター時代の経験、②日本とアメリカ合衆国のスピーチ教材の比較研究、③対話を意識したストーリーマンガの教材化という3つの観点より、「面接の極意」を紹介しました。
大学などの推薦入試では面接が行われることがあり、受験生は「何を話せばいい?」「緊張で面接官と目が合わせられない」「話す内容を忘れてしまう」など多くの心配事を抱えていると思います。そのような不安を少しでも軽減し、受験生一人ひとりが効果的に自分自身をアピールできるようになってほしいという願いを込めてお話しました。
私の専門は国語科教育学ですので、国語科教育の「話すこと・聞くこと」領域の研究成果をふまえました。特に、アメリカのスピーチ教材には、「話すこと」と同等かそれ以上に「聞くこと」が重視されています。アメリカの教科書の具体的な記述に即してお話しましたので、聞き手の視点からスピーチを考えることの重要性を理解していただけたように思います。また、ストーリーマンガを教材とした授業によって、一対多のスピーチであっても、聴衆の一人ひとりと対話するように話せば良いということを学習者自身が気づくようになったこともお話できました。社会人として必要なパブリック・スピーキングのスキルとともに、面接での効果的なアピールの仕方を抽出できたのではないかと思います。
金沢商業高校の生徒の皆さんの感想を読んで、私が伝えたかったことを見事に受け取ってくださったと思い、たいへんうれしかったです。皆さんの進路の希望が叶うことを心からお祈りしています。
講演会をご希望の高等学校がございましたら、入学課までご連絡ください。

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