金沢星陵大学女子短期大学部

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【ゼミナール】金沢星稜大学生とSDGsについて学びました(横野ゼミ)

2021.07.09

7月8日(木)

本ゼミでは昨年度フィリピンの国際NGOに英語に翻訳した絵本を寄贈するプログラムを実施したことを機に、児童の置かれた環境に目を向け、SDGs(持続可能な開発目標)の中の貧困・教育などの問題について学習しています。

1度目は英語が堪能な経済学部2年次の学生を招き、ジェンダーについての学習を深め、短大生が世界、職場、家庭などの様々な場面におけるジェンダーの問題について英語で短い発表をしました。
サウジアラビアでの女性の車運転解禁、日本で最近話題になった夫婦別姓の問題等、一口にジェンダー平等といっても多岐にわたることを改めて痛感しました。

2度目は人文学部4年次の学生にフィリピンの孤児院で6ヵ月に渡りボランティアをした経験についてプレゼンをして貰いました。
その後の質疑応答では、発表者の「最初はフィリピンの孤児達を可哀そうな存在と捉えていたけれど、彼らの笑顔は明るく幸せそうであるのに、逆に恵まれた環境にある日本人は暗い表情である」というコメントに対し、短大生からも意見が出て、皆で「幸せ」とは何かについて考える機会となりました。

参加学生のコメント

経営実務科 2年次 O・Rさん(石川県 金沢伏見高等学校出身)
日本には沢山の物やお金で溢れているのに大人の顔は幸せそうじゃない、貧困なのにフィリピンの方の方が幸せだという話が最も印象に残りました。物やお金があるから幸せというわけではなく、何気ない日常が幸せだと私も感じます。笑いあったり、友達と話したりすることが私も最も幸せだと思います。幸せは、身近にあることその幸せを大切にしていきたいと思いました。
私は、日本の絵本を翻訳してフィリピンに送った時、翻訳が本当に大変で嫌になりそうだったけど、フィリピンに届いて子供たちが自分の本を持って喜んでる写真を見て涙が出ました。今までボランティアをしたことがなかった私が絵本翻訳に参加できたことが嬉しく、また、子供たちに喜んでもらえたことも嬉しく思いました。
経営実務科 2年次 C・Wさん(石川県 遊学館高等学校出身)
プレゼンを聞いて、フィリピンについて現地に行ったからこその話を聞いていると、こっちにまで楽しそうだと思えるようなプレゼンでした。そして、フィリピンの貧困問題や教育問題に関しても興味を持てました。
最後に幸せとは?という質問に対して、今学校に通えている現状や友達と楽しく話してる時も小さな幸せではないかと感じた。なによりプレゼンで聞く行動力はすごいと思いましたし、村作りをしたいという夢はとても素晴らしいと思いました。ぜひ実現してほしいと思いました。

経営実務科 2年次 M・Rさん(石川県 金沢西高等学校出身)
私とそんなに歳が変わらないのに考え方がしっかりしていて自分を持っていて、私がなりたい人物像そのものでした。世界の貧困問題についてテレビで見る度に、私も現地に行って力になりたいと思うけれど、思うだけで行動に移したことはありません。日本で就職して結婚して子供を産むのが普通で当たり前、日本から出て海外で活動する人は少数派、異例な活動、みたいな感じがして行動に移すことに抵抗があります。しかし、普通ってなんだろうって考えたり、そんなにモヤモヤ考えているなら1回くらい行動に移そうよ!って思います。
私は来年から社会人として働くことになると思いますが、いつか必ず、そういった海外での活動を経験しようと思います!
経営実務科 2年次 S・Rさん(石川県 金沢商業高等学校出身)
今まで私は、男女格差について考えたことがなく、あまり感じたこともありませんでした。しかし、今回のプレゼンを聞いて、世界で問題になっているものであり、今は良くなったもののまだ続いているという状況であることを知り、解決していかなければいけないんだなと感じました。
日本ではちょっとした差別はありますが、外国では言葉を失うような残酷な差別が行われており、同じ女性として無視できない問題だなと思いました。これは国が動く問題であり、変えていかなければいけないことだと思います。
経営実務科 2年次 S・Sさん(石川県 遊学館高等学校出身)
私は日本の差別は制服などにあると思いました。女の子はスカート男の子はズボンを履かなければならないということを今まで普通に行ってきましたが、世界のジェンダーを見ると、少し差別だなと感じました。日本より世界にはジェンダーが多くあり、宗教の違いで差別をされたり、教育の場面などもあり日本では考えられないのでとてもビックリしました。もっと世界の問題も見てみることで、知らないことが沢山あり、勉強しないといけないなと思いました。日本のジェンダーも世界のジェンダーも改善できるといいなと思いました。

経営実務科 2年次 M・Yさん(石川県 県立工業高等学校出身)
幼馴染にLGBTQの子がいて、小さい時から一緒だったので私のなかではそれが当たり前だと思っていました。しかし、現実はそうではなく、私の友達は悩んでいることが多かったように思います。
今日のディスカッションで出てきた制服など、学校に通う中での当たり前が私の幼馴染を苦しめていたのだと思います。幼馴染は家族の理解のもと、学校に伝えて自分の着たいと思う制服を着ていて、とても似合っていてすごくキラキラして見えたことを覚えています。
今は、美容の学校に通い、美容師を目指して日々頑張っていて、彼女は憧れの存在です。今回のディスカッションの中で、知らなかったことをたくさん知ることができたけれど、解決策は分からないままなので、もっと沢山知って、考える必要があると思いました。
将来私がお母さんになった時は、この問題についてしっかり子供に伝えていきたいと思います。卒業論文ではこのテーマをもっと深く調べていきたいと考えています。

経営実務科 2年次 W・Sさん(石川県 金沢西高等学校出身)
日本にも賃金格差や政治界の格差、夫婦別姓など様々な問題があるけれど、世界には教育を受けられない、宗教の問題など日本とは違う問題がたくさんあることを知れました。昨日のニュースで夫婦別姓の判決が否決だったのを見て、世界で見ると日本だけ認められてないし、グラフでは80%夫婦別姓に賛成だったのに何でだろうと思いました。夫婦別姓や政治の問題は、私たちでは変えられないので、早く男女格差が無くなって欲しいと思いました。