金沢星陵大学女子短期大学部

NEWSSei-Tan News!

Sei-Tan News!

裁判所を訪問し、将来の進路選択に活かす

2021.09.24

金沢地方裁判所委員を務めた経験から、過年度に辰島ゼミナールで裁判所を訪問、今年度は1年次全体の内の希望者7名で、夏休み期間中に金沢地方裁判所を訪れました。
広報の方がご対応くださり、法廷見学と仕事の内容や職員の声を聞かせていただきました。人事や裁判所ならではの専門的な業務に携わる女性職員の方の仕事内容についてお話を聞くことができました。まだまだ知らない職務がたくさんあることから、参加した学生が将来の職場の一つの選択肢としてイメージする際の参考になったようです。

(文:担当教員 辰島裕美 准教授)

参加学生のコメント

経営実務科 1年次 I・Kさん(石川県 北稜高等学校出身)
今回の裁判所訪問では、職員の皆さんのお話を直接聞かせていただき、実際に働くことをイメージしながら法廷を見学しました。裁判所の仕組みや役割の知識はありましたが、働く人の目線で職場を見る機会となりました。公務員の中でも女性を多く採用していることや、育休などの制度について、男性職員にも理解や取得が進んでいることを知りました。働きやすく仕事を継続していけるということは、将来の人生設計もしやすい職場だとわかり、イメージが大きく変化しました。実際に訪問してその場に立つことで、視野を広げることができました。裁判所の皆さん、お忙しい中をありがとうございました。
経営実務科 1年次 I・Aさん(石川県 石川県立工業高等学校出身)
今回の訪問を機に、裁判所に対するイメージが大きく変わりました。今まではお堅い場所で、裁判所で働ける人は限られているという固定概念がありましたが、実際に働いている人の話を聞くと、実は国民にとって身近な存在であり、私たち女性にとって働きやすい場所であることが分かりました。公平な風土や職員への配慮など、ワークライフバランスの柔軟性を感じました。公務員志望の私としては裁判所で働くという選択肢が増えたので、もっと裁判所について積極的に調べてみようと思いました。
経営実務科 1年次 H・Aさん(石川県 星稜高等学校出身)
裁判所には様々な仕事があるということを学ぶことができました。これまでは裁判官しかイメージできませんでしたが、今回の見学で裁判所内でも裁判所事務官や裁判所書記官、そして家庭裁判所調査官など、今までには聞いたことのない仕事について知ることができました。家庭裁判所調査官の仕事では未成年の少年の立ち直りを支えることなど、困難な状況に陥った人の支えになることのできる仕事だとわかりました。就職に向けて様々な職業について知りたいと思っていたので、今回は職業についての知識の幅を広げることができる良い機会になりました。ご対応くださった皆様に感謝いたします。