Sei-Tan News!
【金沢星稜大学市民講座】(第83回)「文学的に読み味わうストーリーマンガ」を開催しました。
2021.11.09
11月6日(土)
今回は、山田範子金沢星稜大学女子短期大学部准教授が標題のテーマで講演を行いました。つげ義春氏作のマンガ本「古本と少女」を文学作品として取り扱い、ストーリーに全く関係の無い人物が登場する役割、マンガ内に描かれた日常の風景の意味、あるいは全く背景のないコマは空想なのか又はそうではないのか等々、普段我々は気にもせず読み過ごすマンガの一コマに着目しながら深掘りをし、作者のねらいや主人公の性格や人間性を読み解くほどの想像力を養うことができました。
講座に参加したお一人お一人からもどのように読み解いたのかを披露する場面があり、多種多様な理解があることを気づかされる機会となりました。