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【山田ゼミナール】鎌倉文学散歩2022
2022.12.23
11月22日(火)~23日(水・祝)
文学・文芸を研究する山田ゼミナールでは、1年次、小川糸『ツバキ文具店』(幻冬舎、2016)を輪読しています。『ツバキ文具店』はフィクションでありながら、鎌倉に実在する場所が多く登場する作品です。今回、実際に鎌倉に赴き、グループごとに気になる場所を訪れ、小説の登場人物の暮らしに思いを巡らせました。行きの新幹線で遅延が発生しましたが、大宮駅で下車し、在来線での移動に切り替えることで、遅れを最大限に抑えることができました。新幹線内での素早い合意形成・臨機応変な対応が功を奏したと思います。
ゼミの団結力でトラブルを乗り越え、仲間と一緒に学びを深めた今回のゼミ活動が、短大時代のかけがえのない思い出になってくれたらうれしいです。卒業しても、読書することやそこから広がる世界を楽しめる彩り豊かな人生を送ってくださいね。
(文:担当教員 山田 範子 准教授)
参加学生のコメント
経営実務科 2年次 H・Nさん(石川県 金沢高等学校出身)
人生で初めて鎌倉を訪れました。1年次の頃に『ツバキ文具店』を読み、舞台となっている鎌倉の実際の風景や街並みを自分の目で見ることが出来て、すごく感動しました。自分たちが長い時間をかけて取り扱った作品を再確認する、すごく素敵なゼミ旅行だったと感じています。鎌倉駅から鶴岡八幡宮へと続く小町通りは賑わっていて、鎌倉はたくさんの人に愛されているのだなと思いました。
経営実務科 2年次 W・Rさん(石川県 星稜高等学校出身)
1年次のプレゼミナールで学習した『ツバキ文具店』に登場した鶴岡八幡宮や鎌倉宮を見てまわることができ、とても充実した一日を過ごせました。鶴岡八幡宮の鳥居は一般的な赤色の鳥居だったのに対して、鎌倉宮の鳥居は白色でとても印象に残りました。このような違いも見つけることができて楽しかったし面白いと感じました。また鎌倉に行き、『ツバキ文具店』の聖地巡礼をしてみたいと思いました。
経営実務科 2年次 Y・Mさん(石川県 遊学館高等学校出身)
江ノ島に向かう際、趣のある電車に乗りました。小説の主人公のポッポちゃんと同じ電車に乗れたと嬉しくなりました。私は金沢を出る機会が少なく、さらに人口密度が高い関東地方へ訪ねることに大きな不安がありましたが、その気持ちが吹き飛ぶくらい楽しく充実した良い経験となりました。
経営実務科 2年次 H・Kさん(石川県 金沢西高等学校出身)
本に出てきた場所やお店が実際に存在していたため、本の世界に入り込めたように感じ、終始ワクワクが止まりませんでした。江ノ電に乗って、江ノ島に行きました。とても景色が綺麗で、空気がとても美味しかったです。観光地でありながら、地元の方達のおしゃれなお家もあり、自分にとってなぜかとても落ちつく空間でした。山田ゼミに入って出会えた友達と鎌倉に行けて本当に良かったなと改めて思いました。
経営実務科 2年次 S・Kさん(富山県 石動高等学校出身)
小川糸さんの文章を読んだとき、心が温かくなり、ほのぼのした気持ちになりました。鎌倉は栄えているけれど東京とは違った昔ながらの魅力があり、文章を読んだときと同じような気持ちになったので、文章と実際の街の雰囲気がとてもマッチしていると思いました。コロナや学業で友達との時間を作ることができていませんでしたが、今回のゼミ旅行を通して思い出を作ることができました。
経営実務科 2年次 K・Mさん(石川県 星稜高等学校出身)
私は以前本を読むことが好きではありませんでした。ですが、山田ゼミに入り、文学の面白さを体感できているような気がします。今回の旅行のように、本の舞台に実際に行って本の世界に入る楽しみ方もできると知りました。色々な楽しみ方ができる文学をこれからも楽しんでいきたいと思いました。