金沢星陵大学女子短期大学部

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【Sei-Tan Act!】ゆのくにの森で伝統工芸を体験しました!

2022.12.20

12月16日(金)

Sei-Tan Act!企画「ゆのくにの森で工芸体験」を開催しました。

今回学生たちが参加したのは「輪島塗の沈金体験」と「ガラス工芸のサンドブラスト体験」。趣がある茅葺き屋根の古民家で、職人さんから丁寧な指導を受けました。

輪島塗の沈金体験では木目が美しい拭き漆の箸に好きな模様を彫り描き、職人さんに金箔を埋め込んで仕上げてもらいました。鉄筆で箸の漆面を彫る工程はとても繊細で緊張感がありましたが、集中して作業に打ち込む時間が心地よく、金粉がきらりと光る箸を手にとった学生たちの表情は達成感で満ち溢れていました。

ガラス工芸のサンドブラスト体験ではタンブラーグラスへの絵柄付けに挑戦。専用のシール紙を使ってグラスの表面に文字やイラストを配置し、サンドブラスト機でグラスに砂を吹き付けてすりガラス加工をしてもらいました。砂で研磨された部分だけが雪のように白く浮かびあがり、光がやわらかく反射する自分だけのタンブラーを完成させることができました。
伝統工芸の技術を身近に体験し、素材に触れるおもしろさと自分で作る楽しさを学んだ学生たちは、石川県が全国に誇るものづくりの魅力を改めて感じることができました。

学生コメント

経営実務科 2年次 S・Mさん(富山県 南砺福野高等学校出身)
輪島塗の沈金体験では箸に絵柄を彫る作業が想像以上に難しく苦戦しましたが、最後には納得のいく形で完成させることができてよかったです!サンドブラストでタンブラーを作る体験ではシール紙に描いた絵をデザインカッターで型取る作業が大変でしたが、一緒に参加した友人たちと会話しながら楽しく体験することができました。貴重な時間をありがとうございました。

経営実務科 2年次 K・Hさん(石川県 星稜高等学校出身)
石川県の伝統工芸を見たり聞いたりする機会は多いですが、その制作を体験することはあまりなく、輪島塗の沈金もガラス工芸のサンドブラストもどちらも初めての体験でした。実際に体験することでものづくりの難しさや工芸品の美しさを知り、伝統工芸の価値と素晴らしさを改めて感じた気がします。これからもたくさんの人に石川県の伝統工芸を体験してもらい、次の世代に継承していくことが大切だと思いました。箸もタンブラーも満足のいく作品が作れてよかったです!