金沢星陵大学女子短期大学部

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山田准教授の研究が「高志プロジェクト」に採択されました

2023.06.09

5月27日(土)

高志の国文学館(富山県富山市)が主催する、富山県の文学、民俗、歴史など、広く富山文化を調査・研究する個人またはグループを支援する「高志プロジェクト」において、山田範子准教授の研究計画が採択されました。

この日、認定証交付式が開催され、館長の室井滋氏(俳優・エッセイスト・絵本作家)より、認定証が手渡され、研究の抱負を語りました。
研究テーマは「富山ゆかりのマンガ作品の分析と教材開発」。1年間の研究活動を経て、来年研究成果報告会にて報告がなされ、富山県を起点に教育分野の発展に寄与することを目指します。

山田範子准教授のコメント

令和5年度高志プロジェクトに選定いただきまして、たいへん光栄です。
富山県ゆかりのマンガ家には、藤子不二雄A氏(※)、藤子・F・不二雄氏、山根青鬼氏、花咲アキラ氏、まつもと泉氏など、日本だけでなく世界的な著名人が多数挙げられます。高志の国文学館では、このようなマンガ家の作品を大きく取り上げて展示しています。これまでマンガを国語教育に活用する研究をしてきた私にとって、非常に魅力的な文学館で、高志プロジェクトの募集があると知ったときは、とにかくチャレンジしてみたいと思いました。
選定していただいた研究は、富山が生んだマンガ家に敬意を表しながら作品を読み合うことで、国語の力を高めながら、ふるさとに対して誇りを持つことができる富山県独自の教育を提案するというものです。
短大部の授業で、吉田秋生『海街diary』(小学館)、赤坂アカ『かぐや様は告らせたい』(集英社)などを扱い、研究を進めてきましたので、その成果をふまえて、地域に特化したマンガ教材の開発を行いたいと思います。まずは国語×マンガの富山モデルを構築し、それを石川、そして全国に広げていけるように、この一年間、全力を尽くして研究したいと思います。

(※)藤子不二雄A氏のAは、〇の中にA。