金沢星陵大学女子短期大学部

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【山田プレゼミナール】着物で巡る金沢文学散歩2023

2023.12.07

文学・文芸を研究する山田プレゼミナールでは、泉鏡花『高野聖』を輪読しています。泉鏡花は、金沢市下新町に生まれ、生家跡が記念館になっています。
この日は、泉鏡花が生まれ育った街並みを、着物を着用して巡りました。泉鏡花記念館を見学した後、プレゼミメンバー全員でランチをして、金沢文芸館、徳田秋聲記念館などの文化施設を巡りました。また、ひがし茶屋街周辺を散策し、文学と金沢の魅力について体験的に学びを深めることができました。

学生のコメント

経営実務科 1年次 Y・Nさん(石川県 宝達高等学校出身)
この文学散歩をするにあたって、プレゼミで泉鏡花や三文豪に関する事前授業がありましたが、鏡花がうさぎの雑貨を趣味で集めていたことや、潔癖だったことなどの豆知識を先生が教えてくださったおかげで、記念館を楽しく巡ることができました。
また、金沢文芸館にも立ち寄りましたが、数週間前に泉鏡花文学賞と市民文学賞の授賞式のボランティアをさせていただいた時の受賞作品や選考委員の方々の本や展示があり、とても興奮しました。自分が生まれた石川の魅力を再発見し、石川の文学により詳しくなれる良い経験だったと思います。
経営実務科 1年次 Y・Nさん(石川県 金沢高等学校出身)
泉鏡花記念館に行って、プレゼミで読んでいた『高野聖』がどんな人によって作られた作品なのかを詳しく知ることができて面白かったです。金沢に住んでいたけど金沢文芸館という建物があることも知らなくて、今回初めて行ってみて、昭和ロマンの感じられる落ち着いた雰囲気の建物で、金沢ゆかりの作家の作品がたくさんあり、またゆっくり訪れたいなと思いました。
この文学散歩を通して、今まであまり話したことのなかったプレゼミの学生とも話せたり、着物を着るというなかなかできない貴重な経験ができたりして良かったです。一冊の本をただ読んで終わるのではなく、作者の足跡をたどったり、金沢の他の作家や作品に興味の幅を広げたりすることも本を読むことの楽しさだなと感じました。

経営実務科 1年次 T・Iさん(石川県 野々市明倫高等学校出身)
金沢の三文豪である「泉鏡花」「徳田秋聲」の世界に触れることができました。どちらの記念館も文豪それぞれの特徴が表れており、とても興味深かったです。着物を着て金沢を歩くことも人生で初めてだったので、新鮮で楽しかったです。金沢にはまだまだ素晴らしい作品を生み出した作家さんがたくさんいるのだということも知ることができ、貴重な体験をすることができました。

経営実務科 1年次 T・Kさん(石川県 金沢市立工業高等学校出身)
地元を着物で歩く機会は滅多にないので、このような機会を作っていただき、楽しみながら文学に触れられるのはありがたいと思いました。金沢文芸館ではスタッフの方が詳しくお話をしてくださって、地元の人の優しさも身に染みました。
ランチはローストビーフ丼を食べて、先生や同じプレゼミの学生とたくさんお話ができて、楽しく過ごすことができて良かったです。これからのプレゼミも楽しむことができたらいいと感じました。

経営実務科 1年次 H・Mさん(石川県 金沢北陵高等学校出身)
ゼミの皆で着物を着て雰囲気を味わいながら記念館をまわって、金沢の文豪たちを学ぶのはとても楽しかったです。泉鏡花が書いていた原稿やうさぎの置物など、鏡花の足跡とその世界観にふれて、さらに興味が湧きました。金沢文芸館では、金沢を拠点にしている作家の作品がたくさんあって、読んでみたいと思いました。徳田秋聲記念館では、徳田秋聲の書斎を再現したものや、実際に使っていた道具などが展示されていて、とても面白かったです。
金沢の文豪たちのことをあまり知らなかったけれど、このゼミ活動を通して、様々なことを知ることが出来ました。今後、作品をたくさん読んでみたいです。