金沢星陵大学女子短期大学部

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【ゼミナール】着物で巡る金沢文学散歩(山田ゼミ)

2021.12.10

11月23日(火)

山田ゼミナールでは、これまで宿泊形式のゼミ合宿を行ってきましたが、昨年度から続く新型コロナの影響のため、今年度は日帰りでの活動に変更しました。

文学について研究していることから、金沢の文学の魅力を再発見しようと「着物で巡る金沢文学散歩」を企画し、泉鏡花、徳田秋聲記念館と石川近代文学館を訪れました。着物を着用して文学館巡りをすることで、自然と背筋が伸び、歴史ある金沢の街に溶け込みながら活動できたのではないかと思います。

前日から悪天候の予報とは裏腹に、散策の時間だけ奇跡的に天候が回復しました。現在2年次のゼミ生の皆さんの短大生活は、入学後すぐに遠隔授業になり、その後も対面と遠隔を繰り返すなど、新型コロナと共に歩んだ2年間でしたが、どのような状況でも諦めなかった皆さんの素敵な着物姿と明るい笑顔が悪天候を吹き飛ばしたのだと思います。
卒業の日まで、「新型コロナの影響があったので仕方なかった」ではなく、「新型コロナの影響があったけれど、その中でできることを探して、精一杯楽しんで学んだ」と胸を張って言えるような日々を送ってくれることを願っています。今回のゼミ活動がそのような日々の1ページとなり、生涯のかけがえのない思い出となれば嬉しく思います。
(文:担当教員 山田範子 准教授)

学生コメント

経営実務科 2年次 Y・Kさん(石川県 小松市立高等学校出身)
泉鏡花記念館で、角に盛り塩が4つも盛ってありました。もしかしたら、ここは泉鏡花さんの霊がでるのでは!と思い、受付のスタッフの方に訪ねたところ、泉鏡花さんはホラー系の作品が多いため、幽霊などが寄ってこないように盛り塩が盛られているということでした。新しい発見の多い一日でした。

経営実務科 2年次 M・Aさん(石川県 金沢西高等学校出身)
徳田秋聲記念館の中に、「秋聲の身長(約1.5m)×1.3倍分」距離を取ってくださいというようなことが書いてあって、ユニークでとても面白かったです。この散策では、友達と二人で抹茶パフェを食べたことがとても楽しかったです。コロナであまり学生生活を楽しむことができなかったので、とても良い思い出になりました。

経営実務科 2年次 H・Tさん(石川県 遊学館高等学校出身)
徳田秋聲記念館では、書斎が再現されていたり、和紙人形によるシアターなどがあったりと、楽しく秋聲の生涯や作品を知ることができました。同時に当時の雰囲気も感じられました。

経営実務科 2年次 A・Aさん(石川県 金沢高等学校出身)
石川近代文学館(四高記念館)は、外から見たことは何度もありましたが、施設内に入ったのは初めてだったので中の展示を見られて面白かったです。地元にいるとなかなかレンタル着物を着ることはありませんでしたが、風景に合った服装で歩くことができて楽しかったです。

経営実務科 2年次 M・Iさん(石川県 金沢高等学校出身)
新型コロナの影響で宿泊ができなくなり残念でしたが、着物を着てひがし茶屋街と金沢の文豪の記念館に行くという珍しい経験をすることができました。これまで泉鏡花や徳田秋聲など名前や代表作を知っている程度の知識でしたが、記念館に行くことにより、その人物の背景や作品について詳しく知ることができました。

経営実務科 2年次 Z・Aさん(石川県 県立工業高等学校出身)
自分が知っている文豪同士が繋がっていたことを知って驚きました。金沢は自分が思っている以上に文芸の歴史があるということに気がつけました。着物を着て街を巡るというのも初めての体験で楽しかったです。普段より歩幅が狭くなって予想以上に歩き辛かったので、ずっと着物を着て生活をしていた昔の人々はすごいと思いました。県外には行けなくても、自分が住む県に改めて目を向けることで感じられる楽しさや新たな発見もあるのだとわかりました。

経営実務科 2年次 N・Sさん(石川県 門前高等学校出身)
ひがし茶屋街は、昔ながらの風情が残る街並みで、その中を着物で歩けたことが嬉しかったです。また、ゼミの皆とカフェで美味しいスイーツを食べ、皆で写真を撮って、思い出を作ることができてよかったです。

経営実務科 2年次 N・Aさん(石川県 大聖寺高等学校出身)
本来、鎌倉に行く予定が新型コロナの影響で行けなくなりましたが、金沢の街並みを着物で歩くのもいいなと感じました。ひがし茶屋街の通りは昔ながらの街並みで素敵なところだと思います。観光客など多くの方が訪れていて、金沢は魅力のある街だなと改めて感じました。

経営実務科 2年次 Y・Mさん(石川県 小松市立高等学校出身)
ひがし茶屋街を散策している時に、新型コロナの影響で人があんまりいないだろうなと思っていたけど、人が沢山いて観光客で賑わっていた雰囲気がとても素敵でした。石川近代文学館では、たくさんの部屋があり、建物の雰囲気と重なり合って自分が昔の世界にいるようにも感じられました。