金沢星陵大学女子短期大学部

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【プレゼミナール】コロナ禍だからこそできる国際交流と学び(辰島プレゼミ)

2021.04.12

これまでに辰島プレゼミでは「教える・伝える」をテーマに教室の内外で多くの活動を行っています。韓国(順天郷大学、全北大学)、ニュージーランド(オークランド工科大学)、フィリピン(ミンダナオ大学)、インドネシア(ビヌス大学)とZoomを使った交流を7回実施しました。

海外の学生たちに日本文化を伝えることを考えた時、自分たちがよく知らない茶道を自身で体験したいということになりました。そこで、担当教員の知人のご厚意でお茶会体験をさせていただきました。これも素晴らしい体験でしたが、さらに、そのお茶会体験の様子を、プロデューサーでカメラマンのフリーランサーの方に動画撮影いただき、それをもとに自分たちでも解説資料を作成。インドネシアビヌス大学との交流では、その動画を使ってお茶会体験談をテーマに交流をし、先方の学生たちは大変喜んでくださり、とても話が弾みました。2021年度も引き続き交流をする約束ができました。

多くの活動を行うため忙しくもあり楽しくもあったプレゼミナールでしたが、様々な経験からコミュニケーションや積極性についてそれぞれが学ぶことができたと思います。

参加学生のコメント

経営実務科 2年次 K・Sさん(石川県 金沢西高等学校出身)
私は主に韓国語、英語を勉強していますが、難しい表現などは特に要らないのだと思いました。いざ会話するとなった時、勉強した文法や覚えた単語は緊張で飛んでしまいがちです。そんな時、自分が知っている簡単な単語や表現を繋げて、相手とコミュニケーションを取りたいという強い意欲を持てば円滑に会話できるということを実感しました。これは、今までに交流してきた日本語を勉強している海外の人たちの活動の姿勢から学んだことです。実際、交流してきた人の中で日本語を話すのを恥ずかしがったり躊躇ったりする人はいませんでした。他言語で会話する際に言語能力の基礎も必要ですが、それ以上にコミュニケーションへの強い意欲が必要だということにも気づかされました。

経営実務科 2年次 K・Kさん(石川県 金沢商業高等学校出身)
工夫をしながら会話を楽しんでいましたが、私は元々、相手に気を遣いすぎて、様子をうかがってしまう性格なので、活動の前半では、相手の「日本についてもっと知りたい!」という積極さに負け、自分から話すことができませんでした。どんな話題を振ればいいのか、何を質問すれば盛り上がるのかなど、とっさに考えることができないと自覚し、後半の活動では事前に質問を考えておくことで心に余裕ができ会話を楽しめるようになりました。また、ゼミ内の打ち合わせや話し合いなどでも自分から進んで発言したり行動することが少なく、やはり自分には積極性が足りないと感じたので、どんなに些細なことでも「なんで?」という疑問や興味、関心を持つように心がけていきたいと考えました。
経営実務科 2年次 M・Kさん(富山県 富山第一高等学校出身)
海外の大学との交流は、回数を重ねるうちに時間内での会話のキャッチボールを増やすことができ、コミュニケーション力が以前より高くなりました。画面越しの交流でしたがとても楽しいだけでなく、学ぶことが沢山ありました。ビヌス大学との2回目の交流では、実際に経験した茶道を通じて「これはぜひ外国人に伝えたい」ということをプレゼンしました。茶道の体験では、日本人ながら知らないことが沢山ありました。雰囲気や味をどう伝えるか、カメラマンに撮っていただいた体験動画をどう工夫したらよいか、難しい活動でしたが努力と工夫の成果としてか、ビヌス大学の学生たちは興味を持ってくれて、本番でしっかり相手に伝えることができました。