遠く離れた場所で過ごした時間、出会った仲間を大切に、故郷で新たな道を切り拓けたら。

金沢に住んでいたことがある母から「とても良いところだよ」と聞き、スポーツを多方面からしっかり学べる金沢星稜大学に秋田県から進学しました。

スポーツマネジメントゼミナールに所属し、「ゼロから企画を立ち上げ実行した経験」が、この4年間で一番力を入れたことです。「小学生だけでなく地域住民も巻き込んだ楽しいスポーツ企画を考えてほしい」との要望があり、私たちが企画したのは町の“宝”を見つけるプロジェクト。6カ月間に計11度現地を訪問し、地元の方々との信頼関係の構築に努めました。「大呑探検隊〜出会って、学んで、SUPER ONOMI PARTY〜」と題し行われたイベントは、小学生と大学生が地域を散策しながら自然・生活・歴史・文化について学ぶというもので、この経験を通じて、傾聴力や様々なニーズに応えるための柔軟な対応力が身につきました。

小学2年生から現在に至るまで14年間テニスを続けています。途中コロナ禍で1カ月練習が中止に、さらに再開後も活動時間が厳しく制限されていましたが、 限られた時間と環境の中でベストを尽くすために、一日毎に目標を決めることで、密度の濃い練習ができ、結果として目標の全国大会に出場することができました。

卒業後は地元秋田県にUターン就職します。「好きな街で、好きなだけ」というフレーズに惹かれインターンシップに参加させていただいた内定先では、スポーツ現場のデジタル化を促進し、選手や運営側、観客など関わるすべての人のストレスを軽減し、スムーズで公正な大会を実現したいと考えています。

遠方から進学し、最初は知り合いがいなくても、必ず支え合える仲間がいるので大丈夫。周りに流されず、焦らず、自分の行きたい道をひたむきに進んでいってください。